こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
新年度スタートに際し、
「社会保険トピック」
として、
経営者に知っておいてほしい
法改正があります。
【在職老齢年金の減額判定基準
⇒ 月額50万円へ引上げ】
(2024年4月より)
在職老齢年金とは何か?
一定の給与収入がある高齢者の
厚生年金を減額する仕組みです。
具体的な仕組みは以下の通り。
▼対象 … 65歳以上
▼減額メカニズム
給与収入+厚生年金の合計額が
月額50万円を超えた場合
↓
超えた分の半額を支給停止
↓
停止額が年金額を上回る場合、
全額停止
(注)
停止は老齢厚生年金のみで
老齢基礎年金は減額なし
世間一般のオーナー経営者の大半は、
在職老齢年金の仕組みの中で、
老齢厚生年金が減額もしくはゼロの
ケースが多いです。
オーナー経営者の場合、
サラリーマンと違い定年がありません。
老齢厚生年金が受給できる
65歳を過ぎても、
高額の役員報酬を受け取り、
現役であるケースが大半です。
スター精密の佐藤肇氏は、
日経ビジネスの取材に対し、
こんなコメントをされています。
………………………………………
一番厄介なのは、
体力的にも精神的にも
衰えているのに、
口ばっかりが達者で、
過去の成功体験だけに基づいて、
息子にああだこうだと
言うケースです。
正直に言うと、
70代の代表権を持っている
会長のいる会社は、
全く変われず、
良くなっていませんよ。
………………………………………
佐藤肇ご自身も66歳で
御子息に社長を譲られ会長に就任。
71歳で会長も辞しておられます。
佐藤氏のコメントからも、
70代の経営者が世間で
いかに多いかを物語っています。
帝国データバンクの先日の発表を見ても、
以下の通りです。
▼社長の平均年齢 … 60.5歳
(過去最高更新)
▼50歳以上の社長 … 80%超
▼40歳未満の社長 … 3.1%
私(岩佐)も50代ですが、、、
高齢化の波は中小企業にも
押し寄せていますね。
(汗)
このお話は次回に続きます。
今日も社長業を楽しみましょう。