こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。
年の瀬が近づいていることもあり、スケジュールが猛烈に
詰まってきています。
お互い猛チャージをかけていきましょう。
さて先日、2014年の世相の漢字一字は【税】と発表されました。
正式発表時には京都の清水寺にて特大の筆で描かれますが、爪の垢を
煎じて飲ませて頂いて、総務のスタッフにペンで書かせました。(笑)
今回の背景には、4月の消費税率アップがあったと言われています。
日本の税制の仕組みは以下の構造になっています。
▼1次課税 … 所得課税(稼いだお金に対する税金)
(例)所得税、法人税
▼2次課税(1) … 資産課税(残したお金に対する税金)
(例)固定資産税、贈与税
▼2次課税(2) … 消費課税(使ったお金に対する税金)
(例)消費税
▼3次課税 … 相続税(死亡時に残したお金に対する税金)
稼いでも、使っても、残しても、はたまたあの世に行っても、
追いかけてくる税金の網…(汗)
消費増税に続き、年明けからいよいよ相続大増税が始まります。
こうして見ても、相続税というのは、所得税や消費税や固定資産税などを
ちゃんと納めた後に残した財産に対する課税ということですから【二重課税】
ともいえます。そんな性格の相続税をさらに上げるのか?
と愚痴をこぼしたくなりますが、日本人としてこの現実は厳粛に受け止め、
被害妄想に終始することなく、対策を練らねばなりませんね。
今日も社長業を楽しみましょう。