こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
卓越した投資手法から、
「オマハの賢人」
と呼ばれる米国伝説の投資家。
ウォーレン・バフェット氏が
現在来日しています。
日経新聞のインタビューに対し、
「日本株への追加投資の検討」
とコメントした旨が報道へ。
これを受け、
日経平均株価が2万8千円回復へ。
株式市場に凄い影響力です。
バフェット氏は日経新聞による
インタビューの中で、
「どのような企業を好みますか?」
との質問に対し、こう答えました。
……………………………………………
第一に、私が理解できる会社だ。
私はビジネスのことは理解できるが、
現在や将来の競争環境のことは
分からない。
コカ・コーラや
アメリカン・エキスプレスのことは
理解できる。
5大商社のことも理解できる。
……………………………………………
なかなか造詣の深い言葉です。
単に儲かりそうというだけで、
決して手を出さない。
投資先のことをいかに深く洞察し、
理解しているかがわかります。
多くの経営者にとって、
「私が理解できる会社=自社」
でしょう。
自社の経営環境のことは
経営者自身が一番理解している。
当たり前の話ですね。
全国の中小企業経営者は、
「今日の物価高の中で、
今後の賃上げ&雇用」
をどう考えているのか?
興味深い統計データを
紹介しましょう。
日本商工会議所による、
「全国47都道府県の3,308社」
に対する調査結果です。
▼その1
★人手不足の状況
*「人手不足」と回答 64.3%
《業種別》
建設業 78.2%(最多)
★その対応策
*賃上げ&募集賃金引上げ
66.3%(最多)
▼その2
★2023年度の賃上げ方針
*賃上げ実施予定 58.2%
うち防衛的賃上げ62.2%
★具体的対応策
*賃上げ率 58.6%
▼その3
★最低賃金引上げの影響
*直接的影響を受けた企業
38.8%
★2023年度の最低賃金について
*引き上げるべき 42.4%
▼その4
★人材育成&研修の方針
*今後強化&拡充 50.2%
★費用面の支援を求める声
48.9%
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以上、全国の中小企業が今、
「人とカネの問題」
を抱えていることがわかります。
帝国DBによれば、
昨年度の建設業の倒産件数が
3年ぶりに増加したとか。
▼人手不足
▼資材高
▼工期長期化
の“三重苦”で、
中小建設業の苦境が
明らかになっています。
上記の日本商工会議所の調査でも、
業種別の人手不足状況は、
建設業が最多です。
ただ日本商工会議所の調査結果で、
残念に思うのは、
「対症療法に終始している」
点です。
自社のことは経営者自身が
一番理解していると言っても、
「岡目八目」
という言葉があるように、
「当事者よりも第三者の方が
物事の真相をよくわかっている」
ものです。
今日の物価高による
賃上げ機運の高まりを受けて、
「業績改善の伴わない賃上げ
= 防衛的賃上げ」
を3社に2社が行っている??
労働生産性を向上させるための
具体的な施策は一体何なのか??
人手不足の対応策として、
採用活動の一環として、
募集賃金の引上げをとりあえず行った?
人材育成&教育を
強化したいからといって、
何か費用面の支援が
欲しいと思っているだけ?
また4月からの法改正による、
「中小企業の月60時間超の
割増賃金率50%へ引上げ」
に対し、どう対応しますか?
「法令遵守で正しく
残業代を計算しましょう」
だけで本当に良いのか?
このように、
「経営者自身が理解している
ように見えて、実は表層的な
認識にとどまっている」
という事実が、
日本商工会議所の調査から
明らかになっているのです。
対症療法だけで終わってはダメ!
単なる応急処置だけでは、
全く意味がないのです。
あなたに経営者として、
今求められるのは、
“根本療法”
でしょう。
そのためには、
「中小企業施策
= 助成金&補助金&優遇税制」
の情報武装が必要です。
だからといって、
「とりあえずもらえるなら、
もらっておこう」
的な場当たり的な対応はNG!
以下のように、
「人とカネの問題を
具体的解決するため」
の方法として、
“戦略的”
に活用すべきでしょう。
▼人手不足の根本療法として
活用できる助成金は?
▼防衛的賃上げの根本療法
として活用できる補助金は?
▼最低賃金引上げの根本療法
として活用できる助成金は?
▼人材育成の根本療法として
活用できる助成金は?
▼割増賃金アップの根本療法
として活用できる助成金は?
上記5つの質問に対し、
経営者として情報武装OKですか?
このフレームワークにて、
助成金&補助金を活用すれば、
効果は倍増します。
しかし、
助成金&補助金は、
万能薬ではありません。
これらを獲得できたからといって、
100点満点の根本療法とは
決して言えません。
また、人手不足対応として、
「募集賃金の引上げコスト」
を補填すべく、
助成金を獲得できても、
根本ができていなければ無意味。
例えば、採用活動に際しては、
優秀な人材に対し、
「この人と一緒に働きたい」
と感じさせ、
▼従業員になるプライド
▼自社の成長の可能性
をアピールできるのは誰か?
経営者及び経営幹部だけです。
また、
採用時に本人を見抜くシステムも
必要になるでしょう。
ただ100%完璧に見通すことは
どの会社も不可能でしょう。
それであれば、
「万一起こりうる
採用ミスマッチの事態に対し、
労務トラブルなく、
解雇予告手当を支払うことなく、
スムーズに退職してもらう
労務管理制度」
も整備しておかねばなりません。
「単なる事務手続き」
と認識し、総務担当者任せにする。
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これでは副作用に対応できません。
▼人とカネの問題に対し、
対症療法ではなく、
根本療法で臨みたい。
▼助成金&補助金を
場当たり的でなく、
戦略性をもって取り組みたい。
▼副作用に賢く対応すべく、
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