こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
近年は決算書が多少汚れていても、
「売上が一定以上ダウン」
していれば、
コロナ特例融資が受けられました。
しかし、
今後は金融機関の見る目が厳しくなり、
金利条件の引上げも予想されます。
経営者は原点回帰で、
▼財務体質の健全化
▼財務内容の透明性
が担保された決算書を
追求すべきでしょう。
例えば、経営者個人に対する
▼仮払金
▼貸付金
の科目は注意すべきです。
経営者に資産がなければ、
イザという時に会社を守れません。
よって、
ある程度高額の報酬を
取るべきです。
しかし、上記の不透明な科目で、
経営者個人に対する
資金流出はNG。
「現金」の異常値も注意!
公私混同の温床にもなります。
税務的にも注意して下さい。
事業再構築補助金や
ものづくり補助金などの
大型補助金を活用し、
「設備投資のつなぎ融資」
で銀行の支援を検討している。
そんな経営者も、
決算書を美しくする必要あり。
補助金は入金まで
長い道のりが待っています。
▼採択決定通知
↓
▼交付申請
↓
▼交付審査
↓
▼交付決定
↓
▼補助事業実施
↓
▼事業報告
↓
▼補助金請求
↓
▼補助金入金
上記プロセスで約1年。
補助金入金まで1年近い
時間を要するのです。
そして、
補助金入金後に
つなぎ融資を一括返済へ。
キャッシュフロー管理が
極めて重要になります。
金利上昇局面に免疫力をつけ、
決して慌てぬように、
「備えあれば憂いなし」
「悲観的に準備し、
楽観的に行動する」
の精神で銀行対策も実行すべし。
今日も社長業を楽しみましょう。