こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
GWももう終わりですね。
3度目の緊急事態宣言の中、
「1年間何をしていたのか」
とマスメディアが政府を批判。
日経新聞は4月24日朝刊一面で、
政府の医療体制に関するコラム掲載。
政府への批判はマスメディアに
お任せするとして、、
批判や追及の意味は一切度外視し、
私たち経営者が純粋な意味で
「1年間何をしてきたのか」
と自問自答してみましょう。
大半の経営者に共通する答えは
「コロナ融資
= 3年間実質無利子融資」
を受けたことでしょう。
おカネの使用料3年間ゼロ円!
日本史上も諸外国にも
類例のない公的制度でした。
一倉定先生(社長の教祖)は
かつてこう言いました。
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非常時には会社存続を第一に考えよ。
資金は損益よりも優先する。
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このお言葉を実践すべく、
全国の中小企業が政府による
コロナ融資を利用したのです。
コロナ融資の状況は以下の通り。
▼政府系金融機関
(日本政策公庫や福祉医療機構等)
16兆2800億円(84万件)
▼民間金融機関(全国信用保証協会)
22兆円(130万件)
全国の中小企業は政府に対し、
「合計約38兆円」
の借金を背負ったわけです。
コロナ融資のメリットは、
「3年間実質無利子」
だけでなく、
「据置期間最大5年」
も認められていたこと。
実際のところ、
据置期間はどれぐらいの申請が
多かったのか?
中小企業庁の統計データによれば、
以下の通り。
▼6ヶ月以内 33%
▼6ヶ月~1年 33%
▼1~2年 18%
▼2~3年 12%
▼3年超 4%
1年以内が大半ですね。
ということは、、
コロナ融資を受けた
経営者はこれから、
「自社の借金の政府への返済」
が本格的に始まるわけです。
38兆円もの借金。
全国の中小企業が今後
本当に完済できるのか??
中には返済しきれず、
倒産に追い込まれる??
そんなケースも懸念されます。
さあ、これから大変!?
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ただ勇気の湧いてくる
名言を紹介しましょう。
カリスマ経営コンサルタントの
神田昌典先生はこう言います。
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借金は、社長のトライアスロン。
トライアスロンは楽しいし、
自分を鍛えられる。
借金という荷物を背負うからこそ、
「社会的責任」
を果たすべき人になっていける。
毎月きちんと約定通り返済する。
そのためには売上目標を
達成していかねばならない。
そのためには、
自分の欲だけでは前に進まない。
人もついてこないし、
社会も応援してくれない。
だから、いつのまにか、
「社員のため」「社会のため」
という言葉が当たり前に
経営者の口から出るようになるのだ。
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いやあ、良い言葉ですね。
さすが、神田先生!
(笑)
「コロナ融資を受け、
無事緊急避難できた。」
「コロナという津波が来たが、
高台に逃げることができた。」
そんな経営者も
本当の勝負はこれからです。
私たち経営者は暗い顔せず、
エンジョイしながら、
「社会的責任
= 政府への借入返済」
を果たしていきたいですね。
今日も社長業を楽しみましょう。