こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
うがい薬が売り切れ続出です。
吉村知事(大阪府)による先日の会見のこと。
ポピドンヨードの入ったうがい薬の使用を呼び掛けました。
その結果、、
明治ホールディングス(HD)の株価が急騰へ。
前日週値640円高の8990円へ。
明治HDの投資家はラッキー??
まさに棚ぼた??
吉村知事に感謝ですかね??
(笑)
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「株式投資を自分もやらないと!」
そんなふうに考えていた人の
背中を押す記事だったかもしれません。
日経新聞(7月29日)に以下が掲載されました。
『87地銀、定期金利一斉下げ』
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記事によれば、、
日銀のマイナス金利政策により、
貸出金利息で採算確保が困難へ。
融資の運用先が乏しい中で、銀行預金は行き場を失う。
某地銀の幹部はこうコメント。
「取引が薄い企業からの預金はお断りするようにしている。」
銀行にとっても今や、
「預金 = ありがた迷惑な存在」
なのです。
銀行の苦しい台所事情が垣間見えますね。
しかし、この記事を単に
「銀行員も大変だなあ。
半沢直樹のドラマの世界はもはや昔の話なんだろうな。」
なあんて評論家的に読んではダメ!
私たち経営者にとって、下記の事実が鮮明になったのです。
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「ビジネスを成長させていく。結果、経営者がお金を稼ぐ。
しかし、それだけでは、資産を形成することはできない。
稼いだお金を銀行にお金を預けるだけでは、
資産はもはや残せない。」
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定期預金の金利はこれから、
普通預金と同水準の0.002%。
0.002%なんて、全く話になりませんね。
(汗)
しかし、、
この事実に心底から、気づいている日本人は少ない??
「日本は1800兆円もの個人金融資産があるから、
国民は豊かだ。」
こんなふうに言われますが、真っ赤なウソ??
日本とアメリカで、個人金融資産を比較します。
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▼現預金保有率
*日本 53.3%
*米国 12.9%
▼投資信託
*日本 3.9%
*米国 12.0%
▼株式
*日本 10.0%
*米国 34.3%
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なぜ、日米でこんな差があるのか?
「貯蓄から投資へ」
そんなスローガンをわが国の政府が掲げて、20年になります。
海外には以下の名家があります。
▼ロスチャイルド家
▼ロックフェラー家
▼モルガン家
ロスチャイルド家といえば、金融資本。
ロックフェラー家と言えば、石油資本。
しかし、日本人は投資が嫌い??
リスクを取るのが苦手??
▼三菱財閥
▼住友財閥
▼安田財閥
▼大倉財閥
▼渋沢財閥
このようにかつて日本には、
「資本家」
が存在していましたが、、
戦後の連合軍による財閥解体で、
日本人の資本マインドは喪失したと言われます。
ただもうタイムリミットか?
外部環境を見れば、
「貯蓄から投資へ」
に今こそ行動を起こすべきと言えるのかもしれません。
このお話は次回に続きます。
今日も社長業を楽しみましょう。