こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
不況をいかに捉え、どう行動すべきか?
経営の神様といわれた松下幸之助氏。
幸之助氏はかつて、
『不況克服の心得十ヶ条』
として以下を述べました。
▼第一条
「好況よし 不況またよし」と考える
▼第二条
原点に返り、志を堅持する
▼第三条
再点検し、自らの力を正しくつかむ
▼第四条
不退転の覚悟で取り組む
▼第五条
旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
▼第六条
時には一服して待つ
▼第七条
人材育成に力を注ぐ
▼第八条
「責任は我にあり」の自覚を
▼第九条
打てば響く組織づくりを進める
▼第十条
日頃からなすべきことをしておく
不況になれば、経済の潮目が変わります。
採用市場もM&A市場も『買い手市場』
にシフトチェンジしていくでしょう。
事業意欲の高い経営者にとっては、リーゾナブルなコストで、
▼優秀な人材を採用できる
▼有望企業を買収できる
そんなチャンスが到来します。
また、不動産や材料の価格も下がります。
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『金融史に残る最高のトレード』
これをサブプライムローン危機に行った、
伝説の人物がいます。
ジョン・ポールソン氏。
当時600%150億ドルを稼いだ。
そう言われています。
彼は自身のことを、
「リスクアービトラジャー
= 他の投資家が手を引くところで仕掛ける」
と言います。
また、リーマンショック時に大儲けした
投資家で有名な人物がいます。
ウォーレン・バフェット氏。
当時経営危機に陥ったゴールドマン・サックスに対し、
50億ドルの出資。世間を唖然とさせました。
株価が上がっている時にその株を買う。
下がり始めたら売って利益を得る。
これを【順張り】といいます。
マーケットの流れに素直に従い、
売買する分だけ誰でも手を出しやすい。
一方、ポールソン氏もバフェット氏も世界大不況時に、
【逆張り】
で動き、大金を手にしました。
株価が暴落している時に買い付け、
上昇に転じた時に売って稼ぐ。
ただこれはリスクを伴います。鋭い観察眼が必要です。
焦らず待つだけの度胸も求められます。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
by ビスマルク(ドイツ鉄血宰相)
不況が到来した今こそ、偉人の足跡から学ぶべきです。
今日も社長業を楽しみましょう。