こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
ベストセラー多数。著書140冊以上。
日経トップリーダーの『トップのCD』で
現在講話の担当も務めていらっしゃる。
そんな実績を有する経営コンサルタントの
小宮一慶先生はこうおっしゃられます。
…………………………………………………
権限を持てば持つほど「公私混同」をしがちなのが人間です。
経営者が公私混同をすれば、部下は働く気をなくします。
経営者の高級車や家族旅行のために、
一生懸命働こうなどという部下は誰もいないでしょう。
そうすると、余計に組織のパフォーマンスが悪くなる。
業績も下がるでしょう。
経営者も大した給与を取れず、余計に公私混同をしてしまう。
悪循環になるのです。
しかし、私は決して経営者に聖人君子になれ。
そう言っているのではありません。
私だって、なれません。
しかし、経営者には会社や自分が預かる組織を良くする。
そんな責務があるのです。
公私混同をなくし、良い会社、良い組織を築く。
そして、高いパフォーマンスを上げ
ベストセラー多数。著書140冊以上。
日経トップリーダーの『トップのCD』で
現在講話の担当も務めていらっしゃる。
そんな実績を有する経営コンサルタントの
小宮一慶先生はこうおっしゃられます。
…………………………………………………
権限を持てば持つほど「公私混同」をしがちなのが人間です。
経営者が公私混同をすれば、部下は働く気をなくします。
経営者の高級車や家族旅行のために、一生懸命働こう
などという部下は誰もいないでしょう。
そうすると、余計に組織のパフォーマンスが悪くなり、
業績も下がります。
経営者も大した給与を取れず、余計に公私混同をしてしまう。
悪循環になるのです。
しかし、私は決して経営者に聖人君子になれと
言っているのではありません。
私だって、なれません。
しかし、経営者には会社や自分が預かる組織を良くする。
そんな責務があるのです。
公私混同をなくし、良い会社、良い組織を築く。
そして、高いパフォーマンスを上げる。
その結果、経営者は高い給与を取り、
疑義のある時は自分のお金を使うのです。
…………………………………………………
いやあ、耳の痛いお言葉です。
経営者が公私混同すれば、運気が下がり、社運は落ちる。
(汗)
しかし、上記の小宮先生のお言葉は、
綺麗ごとや理想論ではありません。
実践されていらっしゃる経営者は、数多く存在します。
地方の名士の企業経営者の資産防衛のお手伝いをしていると、
上記の理念を有する経営者との出会いが数多くあります。
だから、遠征は面白いですね。
私(岩佐)も経営者の端くれとして、大変学びになります。
「移動距離と情報量は比例する」
船井幸雄先生の名言は真実でした。
いつも本当にありがとうございます!
以上、税法の視点から“運気”を見ました。
次は、労働法です。労働法の視点から“運気”を考えましょう。
労働法の中の一つに『労働契約法』があります。
民法や判例などの労働関係の民事ルールを
一つに取りまとめて、労使にとってわかりやすいものにする。
つまり、個別紛争を未然に防ごうという目的で作られました。
労働契約法には『労働契約の原則』として、
以下の定めがあります。
▼信義誠実の原則
労働者及び使用者は、労働契約を遵守するとともに、信義に
従い誠実に権利を行使し、義務を履行しなければならない。
▼権利濫用の禁止の原則
労働者及び使用者は、労働契約に基づく権利の行使に
当たっては、それを濫用することがあってはならない。
上記の「主語」に注目下さい。
「労働者及び使用者」になっています。
「使用者」だけではありません。
「労働者」にも節度を求めているのです。
つまり、こういう意味です。
「労働契約に書いていないことでも、契約の相手方に
思いやりを持った行動をしなさい。
これは、使用者だけでなく、労働者にも求められますよ。」
LINEで経営者に突然退職意思表示。
誠意ある引き継ぎもなく、
突然仕事を放りだす社員が増えているのか?
ここ数ヶ月、毎月そんな相談を受けます。
働き方改革の機運が高まる中で、
行き過ぎた労働者の権利主張も見られます。
ただこれでは、その労働者自身の運気は
間違いなく下がるでしょう。
その職場を辞めても、労働者の仕事人生はこれからも続きます。
“立つ鳥跡を濁さず”
とは本当によく言ったものです。
経営者も労働者も垣根を越えて、あらゆるビジネスパーソンに
“節度”ある行動が今求められています。
今年のプロ野球日本シリーズ。見事4連勝で読売巨人軍を撃破。
ソフトバンクが日本一へ。
そんなソフトバンク会長の王貞治氏を
現役時代こう評した偉人がいました。
「王はひまわり、私は月見草」
そうです。野村克也氏です。
野村氏と言えば、ID野球ですね。
データに基づく緻密な采配の名監督でいらっしゃいました。
そんな野村氏が一見データと真逆に見える、
“運”
について語った著書があります。
『運の正体』(竹書房)
野村氏の有名な名言があります。
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勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
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「負けたのは、運が悪かっただけ」
これで片付けるのは思考停止だとか。
逆に「日頃の行いが良ければ、良いことあり」
の根拠として以下を挙げておられます。
▼物事に対して、正しいプロセスで取り組んでいること
▼行いが良い = 方法が正しい
▼他人に認められる努力をしていること
▼行いが良い = 他人に認められる
現在メジャーリーガーで活躍中の元楽天の田中将大投手。
田中投手は日本球界ラストイヤーに20勝を挙げました。
彼がたとえ打たれても、打線の援護あり。
不思議と負けがつきませんでした。
それを野村氏はこう評しました。
「マー君 神の子 不思議な子」
田中投手は当時チームメイトから信頼されていたそうです。
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田坂広志氏は『究極のポジティブな人生観』
を体得していく方法として、
以下のように整理されていらっしゃいます。
▼第一の覚悟
自分の人生は、大いなる何かに導かれていると、信じる
▼第二の覚悟
人生で起こること、すべて深い意味があると、考える
▼第三の覚悟
人生における問題、すべて自分に原因があると、引き受ける
▼第四の覚悟
大いなる何かが自分を育てようとしていると、受け止める
▼第五の覚悟
逆境を超える叡智は、すべて与えられると、思い定める
志や使命感を抱いて歩む人物がなぜ「良い運気」
を引き寄せるのか?
「大いなる何かが自分を導いている」
「大いなる何かが自分を通じて、
何かを成し遂げようとしている」
そんな感覚を抱いているからだそうです。
いやあ、この本は凄い。最先端量子科学で運気を解き明かす。
成功者たちが心の中では思っていても、
絶対に口にしないタブーを書いた。
「田坂先生、ぶっちゃけたな」
私(岩佐)は唸ってしまいました。
御年68歳にして、運気の科学的根拠を明らかにされた。
敬服の限りです。
法律の範囲内なら、何してもOKなのではありません。
労働契約法には罰則規定がないから、
何してもOKなのではありません。
税務署に見つからなければ、
何してもOKなのではありません。
税務調査でもし何のお咎めなかったとしても…
社運が下がれば、業績がダウンし、
お金は手元から消えていきます。
人生すべて、帳尻が合うようにできているのです。
私(岩佐)が税理士登録20年を超えた今、
痛切に感じることとは何か?
それは以下の通りです。
▼節税努力はもちろん大切である。
▼そのための税務戦略はキモである。
思考停止状態になってはいけない。
▼脳みそに汗をかいて、顧問税理士と知恵を絞るべし。
▼しかし、その目的や動機が大切である。
▼それが単なる私腹を肥やすためであるのか?
▼それとも、組織や創業家を守るという
使命感に裏打ちされたものであるのか?
▼上記を常に自問自答しながら、
税理士業務を遂行しなければならない。
▼これこそ税理士の職業使命である。
そう考えているのです。
その行為が“運気”を上げるのか?
それとも、下げるのか?
常に意識したいところですね。自戒の念を込めて。
今日も社長業を楽しみましょう。