こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
バフェット氏を初め、お金持ちの誰もが意識している。
そんな数理があります。それは【複利】です。
下記の投資に関する洋書翻訳版が出ています。
『天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す』
(ダイヤモンド社)
この書籍の下巻に下記の記述があります。
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富の梯子を登りたい人たちには、
お金が増える時の尋常ならざる数理が役に立つ。
誰が言ったか知らないが、複利は
「世界で8番目の不思議」と呼ばれている。
不思議だかテクニックだか、
なんにせよ複利は大きな富を築いてきたし、
もっとお金持ちになるために複利はとても役に立つ。
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バフェット氏の運用成績は50年にわたり、
【複利】計算で約21%のリターンを出しているとか。
複利のパワーは確かに凄まじいものがあります。
例えば、以下の例で考えてみましょう。
▼元本 500万円
▼年利2%
▼預入期間 30年
この場合、単利と複利では以下の差が生じます。
▼単利
500万円+利息300万円 = 800万円
▼複利
500万円+利息405万6,808円
= 905万6,808円
このように、複利の方が単利より、
はるかに大きいことがわかります。
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社員教育費においても【複利】の効果を追求しましょう。
▼税効果(所得拡大促進税制)
▼助成金(人材開発支援助成金)
教育研修費という1本の支出で、
上記の複利効果を国から頂戴できるのです。
交際費と社員教育費のどちらが生きガネか?
法人の冗費の乱用を防ぐ。
そんな目的で、法人法上の規定があり、
損金算入の上限枠(年間800万まで)が設けられています。
ただ確かに交際費も重要です。
美川英二氏(横河電機社長)にこんな名言があります。
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交際費をたくさん使って、
一流の人たちと一流の場所で、
たくさん会いなさい。
そうすれば、人を見極める力が
養えるはずだ。
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素晴らしいお言葉です。
交際費はこういう使い方をすれば、
確かに生きガネになりますね。
死にガネを使い、国に税金を搾取されながら、
経営するのか。
生きガネを使い、国からお金を頂戴しながら、
経営するのか。
令和の時代に経営者として、
あなたはどちらの道を歩んでいきますか?
今日も社長業を楽しみましょう。