こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
ポスト・ゴーン体制が先日発表されました。
ルノー・日産自動車・三菱自動車の3社連合。
提携戦略を協議する組織として、
『アライアンス・ボード』を今春に設立するとか。
これは、日産にとって大きな前進であると言われています。
1999年に日産はルノーの傘下に。
その後、日産会長の席には、
ルノー出身のゴーン氏が長年座っていた。
ゴーン氏の逮捕後、ルノーは引き続き日産の会長の座を要求。
それを拒否する日産。
両社の応酬は続いていたとか。
ただ外部環境はどんどん変化していく。
自動車業界は自動運転やEV化など、
百年に一度の変革期にあると言われます。
このまま経営の空白期間が続けば、
巻き返し不可能な出遅れになりかねない。
そこで、ルノーと日産は今回双方譲歩したのです。
ルノー側のスナール会長は、
「日産の会長になろうとは思っていない」
と記者会見で発言し、報道陣を驚かせた。
日産側はその代わり、アライアンス・ボードの議長を
ルノー側に譲る。
結果として、日産会長のポストを取り戻せた。
日産としては今回の新体制で、
“名より実を取る”
ことにしたのです。
先日の記者会見での日産の西川会長が、
久しぶりに見せた笑顔がその証だとか。
「力を結集し、競争力を高める」
記者会見でこう語った新体制による、
ポスト・ゴーン時代の日産の未来に注目ですね。
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お金を残す経営者になるためには日産と同じく、
ポスト平成時代を見据えておく必要があります。
ポスト平成時代の課題とは何か?
それは、社会保障費の増大への対応です。
少子高齢化の日本がこれから直面する課題です。
▼医療給付額
▼公的年金支給額
こうした社会保障費の増大は必至です。
▼消費税率10%への引上げ(2019年10月~)
▼相続大増税(2015年~)
▼給与所得控除の縮小(2013年~)
これらの増税メニューは、
社会保障費の財源確保の一環なのです。
お金を残す経営者になるためには、
税金対策だけでは通用しない。
そんな時代が到来しました。
社会保険料対策までも包括した対策が
ポスト平成時代には必須です。
そこで、私どもTFPグループでは、
税理士法人と社労士法人が一体となり、
▼税金対策
▼社会保険料対策
をワンストップでご支援できる組織体制を敷いております。
税理士法人のスタッフは先日、所得税確定申告の推進が終了。
一方、社労士法人のスタッフは只今、
助成金計画申請ラストスパート推進中。
平成最後の年度末の今、 私どもは上記を鋭意推進中です。
渡部昇一氏は神田昌典氏との共著、
『父から子に語る 日本人の成功法則』(フォレスト出版)
の中でこう語っておられます。
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高所得者から高い税金を取り、
それを貧しい人に分け与える。
そんな社会主義的再配分の税制思想を排し、
税金を安くしなければ、
金持ちが力を発揮できる国にはならない。
私は常々こう主張してきました。
嫉妬と社会主義の税制の下では、
いい国づくりなど絶対にできないのです。
金持ちを貧乏にして、
貧乏人が金持ちになったことはない。
サッチャー(イギリス元首相)も、
こう言っていました。
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この書籍は2010年に発刊されました。
しかし、その後の日本の税制を見ていると…
残念ながら、渡部氏の主張は全く無視されている??
だからと言って、わが国の政治批判をしてはいけません。
批判からは何も始まりません。
先日の記者会見の中で、
ルノーのスナール会長はこう言いました。
「日産、三菱にも将来がある。未来に集中したい。」
日仏間の経営統合構想に対する対立を当面封印する思いとして、
ルノー側はこう表明しました。
中小法人の経営者にも将来がある。
だからこそ…
未来(=ポスト平成時代)へ向けて、資産防衛対策に知恵を絞る。
今日も経営の舵取りを楽しみましょう。