こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
只今、所得税確定申告期間中。
スタッフ皆、連日頑張ってくれています。
全国の会計事務所の毎年恒例の年一度の“お祭り”期間中です。
中小企業庁において『中小企業経営者の経営相談の状況』
の統計データがあります。
具体的な相談相手のランキングは以下の通りです。
▼1位 … 顧問税理士(68.1%)
▼2位 … 経営陣(34.9%)
▼3位 … 家族・親族(27.4%)
▼4位 … メインバンク(17.7%)
▼5位 … 出資者・株主(15.8%)
▼6位 … 同業種の経営者(13.0%)
▼7位 … 経営コンサルタント(11.0%)
▼8位 … 異業種の経営者(10.6%)
▼9位 … 従業員(10.3%)
▼10位 … 取引業者(8.6%)
このように見ても、税理士がダントツ1位。
嬉しいとともに身が引き締まる思いです。
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経営コンサルタントの第一人者の大前研一氏。
大前氏が1975年に上梓した処女作、
『企業参謀 ~ 戦略的思考とは何か』
の中でこんな記述があります。
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戦略的思考の第一段階が、ものの【本質】
を考えるということにある。
『戦略的』と私が考えている思考の根底にあるもの。
それは一見混然一体となっていたり、
【常識】というパッケージに包まれている事象を
分析することである。
ものの本質に基づいてバラバラにした上で、
それぞれ持つ意味合いを自分にとって、
【最も有利】となるように組み立てた上で、
攻勢に転じるやり方である。
個々の要素の特質をよく理解した上で、
今度はもう一度人間の頭の
【極限】を使って、組み立てていく思考法である。
……………………………………………………
名著『企業参謀』の冒頭に上記の記述があります。
戦略的思考を税務の世界に落とし込む。
これこそ『税理士 = 企業参謀』
になるための要件である。
私どもはそう認識しております。
お金を残す経営者になるために、
節税チャンスを100%活かす。
この基本理念に立つ。
そのうえで大前氏の言葉にあるように、
▼本質を考える
▼常識にとらわれない
▼最も有利になるように攻勢に転じる
▼頭の極限を使って組み立てる
といった戦略的思考を持つ。
もしそうでなければ、
『税理士 = 税務署の回し者』
『税理士 = 帳面屋』
との批判を甘んじて受けなければならない。
“明日は我が身”です。
自戒の念を込めて、改めて肝に銘じたいと思います。
今日も社長業を楽しみましょう。