こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
本日より、私どものオフィスも仕事始めとなりました。
そこで、2019年の私自身の時間の使い方を見つめ直すために、
再度読み直した書籍を紹介します。
『社長のための時間の使い方(ダイレクト出版)
ダン・ケネディ著』
赤ペンチェックは以下の通りです。
▼会社が潰れるか? あなたが潰れるか?
▼社長にとって時間はいちばん貴重な資産である。
▼問題解決する時間。
工夫し、創造し、考え、計画を練る時間。
▼情報を集め、自分のものにする時間。
▼セールス、マーケティング、マネジメントを発展させ、
利益を飛躍的に伸ばす時間。人脈を作る時間。
▼労働時間と生産的な時間(=支払請求できる時間)は別
▼社長は自分の時間価値を理解しているか?
▼社長の時間に定められた価値に調和しない仕事や活動は、
しなくて済むように持っていくか、
他の人に委任しなくてはならない。
▼時間吸血鬼の中でいちばん油断のならないのが
“ちょっといいですか”氏
▼よって、こんな杭を打ち込もう。
「僕は今忙しい。午後4時に15分話をしようじゃないか。
君の話したいこと全部を1回で片付けよう。」
▼そうすると、いつの日か、
彼らは電話でこんなふうに言うだろう。
「話し合いことが5つあります。いつお会いできますか?」
▼「開かれた社長室」は勇気と創造性の象徴なんかではない。
▼経営者は平均して8分に1回邪魔されている
▼社長の私がオフィスにいると、たくさんの質問が舞い込んだ
が、不在の時は社員が問題を自力で解決しているとわかった。
つまり、私がそこにいること、私に直接アクセスできること
で、実は私の生産性のみならず、社員の生産性までが
減退していた。そこに全くいないこと。これが答えである。
▼別の知り合いの経営者は、スタッフと自分を引き離してきた。
いつもオフィスにいることをやめ、何事にも首を突っ込むのを
やめ、後から社員にとやかく言うことをやめた。
すると、驚いたことに事がうまく運ぶようになったのである。
普段見せない底力を発揮した社員が何人かいた。
また、適応できずに解雇した社員も少しいた。
全体的に見れば、売上も収益も上がった。
▼時間厳守で人はパワフルになれる。
▼時間を守れない人間は信用できない。
▼何かを成し遂げるには、計画、日常の習慣、
コミットメント、鍛錬が極めて重要だ。
生産的な時間を割り振って投資し、自分の意志をとことん
貫くためには、とてつもない自己鍛錬が必要とされる。
▼社長のボスは自分自身であり、自分の好きなように時間を
使えるから、己を律することが重要になる。
気楽でなれなれしく、いとも寛大なボスとして振る舞う
経営者は絶対に大成しない。
▼他より秀でることができるのは、ボスとして厳しく
自分を監督できる経営者だ。
▼時間をふさぐ。自分が入れた予定は他人に触れさせない。
▼私がこの本を書き終えるのは12月の予定だ。
この版を書いている時点で、来年のカレンダーを見ると、
ゴールド/VIPメンバー45名とのテレコーチセッション
に9日、VIPとプラチナ・メンバーのグループ向けに
指導者ミーティングを22日、それらのミーティングに要する
移動に8日、講演の約束が5日、それに要する移動に3日、
そして予定している休暇が10日入っている。
これで365日のうち57日がふさがった。
▼ゴールドメンバー向けに毎月送るテープを録音する時間やら、
ニュースレターを書く日などを入れ、自ら時間をふさぐ。
▼第一に、何があろうとほぼ毎朝、私は少なくとも1時間は書く。
朝の最初の1時間に書くのだが、最も多いのが6~7時で、
ときどき5~6時になったり、7~8時になったりする。
自宅だろうが出張先だろうが関係ない。
平日だろうが週末だろうが関係ない。
疲れていようがいまいが、やる気があろうがなかろうが
関係なしだ。
▼第二に、私は前もって特定の執筆のために時間をふさいで
おく。たいていは数週間、場合によっては数ヶ月、自分自身
とのアポとして確保しておくのだ。
こうやって“時間をふさいで”おかなければ、
きっとアウトプットのごく一部しか達成できないだろうし、
いつでも悲惨なまでに仕事が遅れている状態だと思う。
▼混雑のピークを避けて生活する。
群衆行動パターンとは一線を画す。
▼出張が待ち遠しくなる「移動時間」の過ごし方として、
読むこと、眠ることの遅れを取り戻すことを意識する
▼読み捨てていいもので、まだ読めていないものを読むには、
空港や長時間フライトが最適の場所だとわかった。
▼飛行機は、特定の問題を解決するかもしれない方法を、
あれこれ考えるのにも適している。
孤立しており、比較的静かで、日常的な邪魔者から解放される
ことで、思考へとつながる環境が得られるのである。
正直言って、私はフライト時間の半分以上は寝ているのだが。
▼生産性をアップさせてくれるのは、どこのホテルか?
▼私も出張の多い何人かの友人たちもそうなのだが、
時間帯を超えて、あちこち動き回っても、これといった影響を
受けなかった頃があった。だが、もう無理である。
年を取るにつれ、旅の負担は増すばかりであるから、
休息を取る時間をスケジュールに入れておかねばならない。
▼この本を書き終えようとしている時、私は49歳になった
のだが、旅をしていた頃の身体は少なくとも90歳くらいだった。
▼心身が受けるダメージを無視して、何度も出張に出るのは
愚かなことだ。あなたはダメージをできるだけ和らげる
食、運動、休息、仕事の戦略を工夫する必要がある。
▼経営者の成功を妨げているのは、日常業務である。
▼経営者が冴えないマネージャーや事務職になってしまうのは、
日常業務をたくさんやり過ぎているからだ。
▼最大限の成功を遂げ、最大限の価値を自分の時間から引き出し、
できる限りの幸せな人生を送るために何をしなくてはならないか、
この事実が多くを物語っている。
▼上手にできない仕事、楽しくない仕事、日常業務だと思われる
仕事は、計画的、積極的に自分のところから取り払わらなくては
ならないのだ。そうして、自分をクビにしなければならない。
▼人に任せなければ、成長できない。
▼委任をマスターする。
①やってもらいたいことを決める
➁委任する相手が何をすべきか理解していることを確認する
③決まりを指示しつつ、なぜそんなことをするのか説明する
④重箱の隅をつつくような真似はせずに、やり方を教える
⑤委任する相手がやり方のプロセスを理解していることを確認
⑥完成あるいは進捗報告の締め切りを設定する
⑦締切りの日や時刻、連絡の手順における両者の合意を確認
▼人に権限を与え、励ましつつも手は緩めず、検分し、批評はする
けれども、細かく管理しない。
このように微妙なところを行かなくてはならない。
▼マーケティングこそ、ビジネスで最も貴重な位置を占めている。
効果的に、利益が上がるように、顧客やクライアントを獲得する
システムを作り出せる人は“金になる人間”なのだ。
スポーツの世界で言えば、インパクトの大きい“看板選手”だ。
▼退屈な日常業務や、大して多くもない報酬を得ようと動くこと
から、自分を解き放ち、“鉄人マーケター”の人生へと乗り出そう。
▼自分の事業を成功させるためにできる、
最も重要で、最も興味があり、最も生産的で、最も価値のある
ことを3つ見極め、書きとどめておくのだ。
政府の提唱する働き方改革で、労働者のワークライフバランスが
見直されています。
ただ経営者は言ってみれば、ワークライフボーダレスです。
この書籍の内容は正直なところ、経営者にしか腹に落ちない内容
でしょう。ただそれだけに私の胸にグッと突き刺さりました。
『魚は頭から腐る』といわれます。
トップである経営者自身が非生産的な動きをすれば、
組織全体が非生産的になるでしょう。
年始に際し、しっかり肝に銘じたいと思います。
今日も社長業を楽しみましょう。