こんにちは、JR大阪駅間のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
10月に入り、今年もあと3ヶ月。
1年も4分の3が経過。早いもので、残り4分の1です。
実はアメリカでは『クォーター』という概念がよく使われます。
馴染みの深いところでは、
フットボールやバスケットボールでは、
4クォーター制を取っています。
お金の25セントは1ドルの4分の1。
よって、25セントとは誰も呼ばず、
クォーターと呼んでいます。
つまり、1年を4クォーター制で考えれば、
10~12月は『第4クォーター』です。
また古代インドでは、
人生を以下の4つの時期に区切るそうです。
▼学生期(がくしょうき)… 0~24歳
▼家住期(かじゅうき) … 25~49歳
▼林住期(りんじゅうき)… 50~74歳
▼遊行期(ゆぎょうき) … 75~90歳
本庶氏は御年76歳でいらっしゃいます。
まさに遊行期です。
言い換えれば、人生の『第4クォーター』
と言えるでしょう。
本庶氏は第4クォーターで、
大きな果実を手にされたのです。
私たちも経営者人生における
『第4クォーター = 遊行期』
で果実を手にするために、
2018年における目の前の
『第4クォーター = 10~12月』
を大切に過ごしましょう。
今このタイミングで、
自分自身のお金を残すプランを
真剣に見つめ直してほしいと思います。
法人の場合、決算月は異なります。
3月決算法人の場合、第4クォーターは1~3月。
6月決算法人の場合、第4クォーターは4~6月。
9月決算法人の場合、第4クォーターは7~9月。
しかし、個人の場合、
暦年(1~12月)で税金計算されます。
年末調整のシーズンもまもなく到来します。
つまり、個人レベルで考えれば、
あらゆる経営者にとって、
第4クォーターは10~12月で共通です。
この3ヶ月間は同じサイクルで到来するのです。
是非とも今の時期を大切にして下さい。
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ただ経営者人生の集大成としての
『果実』の本質
はお金ではないのかもしれません。
真の果実は、ヒトでしょう。
後藤新平氏はかつてこう言いました。
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金を残すは下策、
仕事を残すは中策、
人を残すは上策。
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本庶氏はノーベル賞の賞金5750万円を
大学の基金として寄付すると発表しました。
目的は、若い研究者をサポートするためだとか。
敬服の限りです。
賞金は人材育成のために使われるのです。
私(岩佐)も経営者の端くれとして、
お金を残すことだけにとらわれない。
そんなことも肝に銘じたいと思います。
本庶氏は同じ日本人として、
学ぶべきことが多々あります。
このたびは本当におめでとうございます!
今日も社長業を楽しみましょう。