こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
先日、神戸の顧問先様の経営計画発表会に来賓として、
参加しました。
私どもと顧問税理士契約を頂戴後3年連続での参加となります。
そして、最後に以下の通り講評を述べさせて頂きました。
……………………………………………………………………………………………
皆さん、こんにちは!
●●社長を初め、✖✖社の社員の皆さま、またご参列の
取引金融機関の皆様におきましては、いつも大変お世話になり、
厚く御礼申し上げます。
さて、✖✖社におきましては、2008年の創業以来、この4月で
丸10年という大きな節目をお迎えになられ、敬服の限りで
ございます。
私も仕事柄、多くの企業様の財務内容を見ておりますが、
経営も人生同様、山あり谷ありでありまして、
売上を上げ続けることはなかなか難しいものがあります。
しかし、✖✖社におきましては、10期連続増収、売上を
毎年右肩上がりで伸ばし続けていらっしゃいます。
これはまさに「言うは易し、行うは難し」です。
なぜ、✖✖社は毎期安定して売上を上げ続けることができる
のか? その疑問が今日改めて理解できました。
それは、前期のプラス要因及びマイナス要因など、しっかり
分析がなされており、Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Action の組織
風土がきちんとできていらっしゃることです。
これもひとえに●●社長の経営手腕の賜物であり、素晴らしい
の一語に尽きます。
また、顧客別売上予算には毎期感銘しております。
例えば、A社は従来からの重要取引先として、更に伸ばす。
一方、前期で予算を大きく下回ったB社は予算を下げ、
同じくC社はほぼ前年並みをキープ。
このように大変メリハリの利いた販売予算を設計されて
います。
800億円の赤字だったコマツを世界シェアNo1の建機メーカー
に育て上げ、名経営者として名高い坂根正弘氏。
坂根氏の掲げた『ダントツ商品・ダントツ経営・ダントツ
ソリューション』は有名です。
坂根氏は「ダントツの強みを磨くには、最初に何を犠牲にする
か、あらかじめ決めておくべし」と言われています。
そのトップの決断が「これだけは絶対に他社に負けない」と
いう強みを磨くのだということです。
恐らくA社におきましては、✖✖社の他社に絶対負けない
ダントツの強みが活かされていらっしゃると思います。
ただ一方で、●●社長もおっしゃったように、特定少数の
上得意客に依存した収益モデルは本来理想ではなく、
売上のウエイトも将来的にはもっと下げていきたいとのこと
ですので、他の営業部や海外事業部の今後のご尽力に期待
したいと思います。
また、創業以来の管理方針『3ない』つまり、在庫ない・
手形ない・先に払わないという守りの戦略は、取引金融機関
におきましても、大変高い評価を頂いておりまして、
これが今日の✖✖社の健全な財務体質の礎になっています。
本日の計画数字は決して“絵に描いた餅”ではなく、
必ず達成可能な数字であるとお見受けしました。
2020年の経営ビジョン実現へ向けて、第11期に実りある
成果を達成され、✖✖社の益々のご発展の道を歩まれること
を祈念しまして、私の挨拶のしめくくりとさせて頂きます。
……………………………………………………………………………………………
今月はお盆明けにもう1件、顧問先様の経営計画発表会に
来賓として参加する予定があります。
成長意欲の高い、素晴らしいクライアントとご縁を持てて、
顧問税理士冥利に尽きます。
このたびはありがとうございました。
今日も社長業を楽しみましょう。