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母校の偉大なる名経営者から【ダントツ】を学ぶ

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日のサッカーW杯日本代表のベルギー戦。

2点先制しながら、惜しくも逆転負けを喫しましたね。

ただ日本代表の戦いぶりに海外からも賞賛の声が挙がっているとか。

世界ランキング3位のベルギーに堂々とした戦いぶり。

同じ敗戦でも“大敗”ではありません。

“惜敗”でした。

選手の皆さんは、胸を張って帰国してほしいと思います。

夢をありがとう!

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“惜敗”どころか、“大敗”を喫した組織。

赤字の金額は何と800億円…

そんな危機的な状況から見事なV字回復。

その後、日本有数のグローバル企業に育てた

名経営者がいらっしゃいます。

その名は、坂根正弘氏(コマツ相談役)。

東京パレスホテルにて、今月18・19・20日に行われる

『全国経営者セミナー』

の初日(18日)にご登壇。

 

私(岩佐)は20日に登壇予定。
http://tfp-j.com/pdf/20180720.pdf

坂根氏は、元NYヤンキースの松井秀喜氏とのビッグ対談。
http://tfp-j.com/pdf/20180720.pdf

 

 

テーマは、

『世界を舞台に“ダントツの強み”を磨け』

キャッチは、

『野球界の至宝と稀代の名経営者の旧知の二人が厚く世界を語る』

本当に楽しみな企画です。

坂根氏は日本経済新聞の『私の履歴書』に2014年11月

に連載掲載。

 

 

その内容を基に出版された著書。

『ダントツの強みを磨け』(日本経済新聞出版社)

この中で坂根氏はこう述べています。

……………………………………………………

私が掲げる経営スローガンのひとつに

「ダントツ」

という言葉があります。

あえて漢字で書けば「断突」、

すなわち、断然突出している、

あるいは、
他より群を抜いて優れている、

という意味です。

さて、ダントツを実現するには、
競争相手も必死で頑張っているわけで、
そう簡単にはいきません。

ただ頑張ればよい、
というものではありません。

ダントツを実現する極意とは、
何かを

「あきらめること」

「断念すること」

です。

……………………………………………………

限られた資源(ヒト・モノ・カネ)を有効に使い、

『顧客価値』を創造し、最大限の収益を継続的に生み出す。

そのために、どの事業や商品サービスを選択し、

それに集中するか?

いわゆる『選択と集中』が大切となります。

こうした経営の原理原則の求道者。

それが、坂根正弘氏でいらっしゃいます。

中小企業経営において、大変学びになる手法です。

坂根氏がコマツの社長に就任された2001年当時、

同社の経営状況は大変厳しく、800億円もの赤字を抱えていました。

その後、世間から『V字回復』と賞賛された原動力になったもの。

それが【ダントツ商品】の展開でした。

新機種を開発する際は、開発や生産、営業、サービスなどの各部門が
一堂に会して合意形成をする。

その際に従来は「ここが競合に比べ、劣っている」という議論に終始。

その結果、どんどんカドがとれていって、
最後に出てくるのは、平均点より少し上の面白みに欠ける
商品群になってしまう。

そこで、坂根氏は営業と開発を呼び、こう指示したそうです。

「新機種を開発するときは最初に何を犠牲にするか決めなさい。」

競合に負けてもよい部分を最初に決めておく。

そして、浮いた経営資源を重点分野に投入。

そんなメリハリ路線だったとか。

その結果、平均点主義の枠から解放。

突き抜けた提案が生産部門や協力企業から挙がってくる。

その結果、

 

 

▼ダントツ商品

▼ダントツサービス

▼ダントツソリューション

▼ダントツ経営

 

 

を標榜し、コマツは一気に成長軌道へ。

本当に大きな学びになります。

実は、坂根氏は私(岩佐)の母校の大先輩でいらっしゃいます。

高校時代にお母様が胃がんを患い、大阪市立大学付属病院で治療。

お母様の入院をきっかけに大阪市立大学もいいかもしれないと
思うようになったとか。

坂根氏はご著書の中でこう述べておられます。

……………………………………………………

私はコマツの経営者として、

「弱みよりも、強みを磨こう」

と言い続けました。

自社の得意分野を伸ばすことで、
ライバルに絶対的な差をつける。

しかし、今から思えば、
この発想は受験勉強のときから、
そうだったのです。

私は、理数系の科目が非常に面白く、
それだけ真剣に取り組みました。

問題集には模範解答が載っていますが、
それと違う方法で答えを出す別解を
考えるのも好きでした。

あるとき、鮮やかな別解を思いつき、
出版社に手紙で知らせたところ、

お礼状をもらったこともあります。

一方、英語や国語は苦手で、
ほとんど勉強していませんでした。

いわゆる超難関大学に行くつもりなら、
必死で自分の苦手を克服しようと
するでしょうが、

私は得手を伸ばして、
それで行けるところに行くのが一番、

という発想でした。

経営者になってから、

「捨てるべきところは捨てて、強みを磨く」

という私の考え方を

「戦略的だ」

といって褒めてくれる人もいましたが、

自分としては、高校生の頃から
身に着いていたごく自然な発想でした。

こうして、大阪市立大学工学部機械工学科
に入学しました。

……………………………………………………

 

 

私(岩佐)は文系人間で英語と国語は好きでしたが、
理数系が全くダメでした…(汗)

数学の問題集は別解どころか、
模範解答すら理解できませんでした。

(笑)

超難関大学とは決して言えない(?)
母校の偉大なる名経営者に敬意を表します。

ただ母校の中でも、医学部の偏差値は秀逸です。

やはり医科は別格で超難関であることは間違いありません。

大阪市立大学医学部付属病院が坂根氏を母校に導きました。

ドクター先生の皆様におきましては、
その頭脳明晰ぶりに改めて敬意を表します。

いずれにせよ私(岩佐)も、
日本経営合理化協会の全国経営者セミナーは、
初日ご登壇の坂根氏の背中を追いかけ、

3日目に魂こめてお話します。
http://tfp-j.com/pdf/20180720.pdf

テーマは、

『《相続大増税》から会社と社長を守る、
オーナー経営者の資産防衛』

です。
https://www.jmcatop.jp/seminar/latest.html?from=j

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

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