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京都vs東京vs大阪 IN 相続対策セミナー

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

先日、京都にてダブルヘッダーで講演をしてきました。

日本生命・京都南支社主催の相続対策セミナーです。

 

 

表題は、

 

「平成25年度税制改正をふまえて

 残された家族が困らないために今すべきこと

 ~もはや他人事ではない「争族問題」と「相続税」~」

 

 

ダブルヘッダー第一ラウンドは【京田辺】。

 

その後、会場を移動し、第二ラウンドは【JR京都駅前】。

 

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京都は私が独立前に丁稚奉公で会計事務所勤務時代に過ごしたことがありますが、

同じ関西でも大阪や神戸とは違う独特の風土があります。

 

 

▼京都十代、東京三代、大阪一代

 

という言葉があります。

その土地になりきるには京都は十代も要する一方、東京は三代、

大阪に至ってはわずか一代でOK?

京都は外部の人間が商売するのは大変難しいといわれる所以ですね。

 

 

また、

 

▼京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、江戸の買い倒れ

 

 

という言葉もあります。

カネを使って身を滅ぼすのは、京都は着物、大阪は食べるもの、江戸は女。

京都は大阪や江戸に比べて、カネの使い途が何かお上品ですね。(笑)

神戸の他、私どもの顧問先は東京と大阪には数多くありますので、

上記の言葉はちょっと複雑です…(苦笑)

 

平安京以来、1869年の東京遷都まで1000年以上もの間、京都は

日本の政治、経済、文化の中心でした。

日本国有の生活様式や文化が育まれ、多くの歴史的資産を残しました。

だからこそ、京セラ、ワコール、任天堂など名高い企業の本社が

京都にある風土があるのでしょう。

 

 

また、セミナー終了後に対応した個別相談を受けて痛切に感じさせられたのは、

相続対策は【節税】の前にやはり【分割】の問題が大きいということです。

 

 

相続人の中で、誰が、どの資産を引き継ぐのかという問題です。

この段階で宿命的に【争族】の問題が発生するケースが多い。

そうなると、税理士としても相続に造詣の深い弁護士先生との連携が必要不可欠になります。

ここで私たち士業が注意すべきなのは【非弁行為】。

 

 

非弁行為とは、法律で許されている場合を除いて、弁護士法に基づいた弁護士の資格を持たずに

報酬を得る目的で弁護士業を反復継続の意思を持って行うことをいいます。

 

相続人の間に争いがない場合に、相続人に対し分割方法や相続に関する法令や判例について説明する行為、

及び遺産分割における相続税法上の特例選択の有利不利の解説や助言を含め、相続人の間の合意形成を

リードし、遺産分割をまとめる行為は【非弁行為に該当せず】と考えられます。

 

しかし、遺産分割について紛争が生じ争訟性を帯びてきたにもかかわらず、他の相続人と折衝することは

【非弁行為】になります。

先日も私どものクライアントの争族問題で、相続に造詣の深い弁護士先生におつなぎし、そのご相談の場に

顧問税理士として同席させて頂きました。

I先生、素晴らしいご助言を頂戴し、ありがとうございます。

 

 

私も士業の人間として【一隅を照らす】ことができるよう、最適な相続対策の普及と啓蒙を通じ、

高齢化社会の発展に寄与できるように日々精進してきたいと考えております。

京都の皆様、神戸のよそ者の講師のお話に熱心に耳を傾けて頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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