こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦
@税理士です。
今朝の日経新聞一面にこんな大きな見出しが!
『中小承継へ税優遇拡大 政府・与党 廃業増に歯止め』
これは朗報です。
来月発表予定の平成30年度税制改正大綱。
その中の目玉となる事業承継税制の骨子が明らかになりました。
▼対象株式
(現行)発行済株式総数の3分の2まで
(改正)全株
▼納税猶予期間
(現行)相続税:課税価額の80%、贈与税:課税価額の100%
(改正)増額を検討
▼雇用要件
(現行)雇用の8割以上を5年間維持
(改正)条件付きで撤廃
使い勝手がかなりよくなりそうです。
今話題のTBS日曜ドラマ『陸王』。
池井戸潤氏の名作ですね。
百年企業の四代目社長(役所広司演)が奮闘する、
中小企業の再生物語が描かれています。
このドラマを税理士として見ていて心配だったのは、
こはぜ屋の自社株対策でした。
(職業病ですいません、笑)
ランニングシューズ業界へ殴り込みをかけた新商品『陸王』
が大ヒットして、業績が急上昇すると…
自社株の“紙爆弾化”現象が起きるのでは??
もし宮沢大地君(山崎賢人演)が次期社長に就任したら、
自社株の贈与税が勃発するのでは??
でも、もし上記の改正が行われるなら、
事業承継税制で、こはぜ屋も安心できそうです。
(笑)
来月の正式発表をしっかり待ちたいと思います。
今日も社長業を楽しみましょう。