こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。
春は出会いと別れの季節。
先日も、弊社と強いコネクションのある某銀行の融資担当者から
転勤のご挨拶。
「先生からたくさん紹介して頂いたので、
本店へ異動となりました。
お世話になりました。」
栄転おめでとうございます!
わが社のクライアントの資産管理会社スキームでは、
他行ができない、フレキシブルな対応をして頂き、
感謝しております。
新しい担当者にも、わが社を踏み台(?)
にして、どんどん出世してほしい、
そう願っています。
引き続きよろしくどうぞ!
(笑)
伊集院静氏の著書『別れる力』には、
こんなくだりがあります。
「別れは終わりではなく、始まりである」
大女優の愛妻、夏目雅子と死別した、彼の言葉には重みがあります。
というわけで…
新年度スタートに際し、
税制においても、別れと出会いがあります。
その税制とは、
▼即時償却制度
です。
経営者は要マークです!
このたび別れを迎えるのは、
▼生産性向上設備投資減税による即時償却
です。
この制度は平成29年3月末日をもって廃止。
太陽光発電の50%特別償却も同じく、平成29年3月末日で終了。
一昔前までは中古の4年落ちベンツが税効果が高い
といわれていました。
その減価償却の常識を覆した、別名『アベノミクス減税』
もひと区切り。
この減税制度には大変お世話になりました!
税理士としても厚く御礼申し上げます。
(笑)
ただ即時償却は形を変えて、まだ2年延長となります。
経営者にとって新たな出会いとなる新税制です。
平成29年4月1日から、
▼中小企業経営強化税制
が創設されました。
従来の中小企業投資促進税制の上乗せ措置よりも、
対象資産が拡充。
ストライクゾーンが以下のように広がりました。
▼最新モデルじゃなくてもOKに!
(例)
*機械装置 … 発売から10年以内
*測定&検査工具 … 発売から5年以内
*器具備品 … 発売から6年以内
*ソフトウェア … 発売から5年以内
要件は3つあります。
▼設備メーカーから、工業会発行の証明書 をもらう
(従来と基本同じ)
▼税務申告書に証明書等を添付
(従来と基本同じ)
▼経営力向上計画に係る認定 を受ける
(NEW!)
上記3要件のうち、注意が必要なのは、
▼経営力向上計画に係る認定
を受ける というところです。
絶対に外さないようにお願いします!!
新年度より即時償却を受けるには、
▼中小企業経営強化法の認定
を事前に受けておかねばならなくなりました。
具体的には、
『経営力向上計画に係る認定申請書』
を各都道府県の経済産業局に申請しなければなりません。
これは必須です!!
ただこの認定を受けておけば、メリット満載です。
▼即時償却OK
だけじゃなく、
▼固定資産税の半減OK(3年間)
▼ものづくり補助金審査において加点材料
▼日本政策金融公庫からの融資金利 0.9%引下げ
中小企業が新年度スタートダッシュを目指すには、
【攻めの投資】
が絶対不可欠です。
しかし、事業投資にはカネが必要です。
そのカネを
▼助成金(厚生労働省)
▼補助金(経済産業省)
▼優遇税制(国税庁)
というルートから支援を受けることができたら…
あなたの会社の成長は加速すること間違いなし。
ただ国民の税金をあなたの会社の成長のために
有り難く使わせて頂く以上、
『健全な事業計画』
を掲げなければなりません。
不正受給など、やましい考えは容認されないのは当然ですね。
その証として、国は『経営力向上計画に係る認定申請書』
の提出を求めているのです。
私どもでは、新年度スタートダッシュを目指す中小企業
をご支援すべく、特別にセミナーを開催します。
税理士法人と社会保険労務士法人の共同開催です。
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▼日時 … 4月18日(火)14~17時
▼場所 … 大阪駅前4ビル10階
(弊社オフィスのワンフロア下)
▼テーマ
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このセミナーの中で、 『経営力向上計画に係る認定申請書』
の具体的な記入方法についても解説します。
私どもトップリーダーコンサルティンググループとして、
税理士法人と社会保険労務士法人が共同で、中小企業に本当に
必要なお金に関するサポートを展開してまいります。
助成金と減税効果の最強タッグで、
新年度スタートダッシュを切りましょう。