こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士
です。
今日は多くの企業で入社式が行われたとのこと。
新年度のスタートダッシュが命! これは大切ですね。
確かに【一発逆転】は人々に感動を呼びます。
受験の世界では、偏差値30のビリギャルが慶応大へ、
とか、
野球の試合でも、9回裏の土壇場からの逆転劇は記憶に残る。
少年コミックの奇跡の大逆転ストーリーと構造は同じですね。
しかし、こんなことはめったに起こらない。
現実にはあまり起きないからこそ、人々の記憶に残るのです。
もちろん、時に起こるわけですから、確率がゼロではありません。
しかし日常のビジネスの世界で、
そんな確率の低い成功を目指すわけにはいきません。
ましてや、私たち経営者は従業員の人生も預かっているのです。
年度末に一発逆転すべく、あわてて、経営の舵取りを切ってはダメ??
やはり、新年度からスタートダッシュを目指すべきですね。
多くの経営者は「敵は同業他社」と考えていますが、
そうではありません。
敵は【時代】です。
当面のライバルは同業他社であっても、
長期視点で見れば、経営者にとって最大の敵は【時代の変化】。
経営者は「時代がどのように変化していくか」を長期的に見極める。
経営における環境変化として、あらゆる業界で押さえておくべき
なのが【人出不足】の問題。
今後ますます、人出不足の問題は深刻化するでしょう。
新年度スタートに際し、
「人材を確保し、生き生きと働ける職場づくり」
というのは、全ての企業が絶対に取り組むべき経営課題なのです。
そんな中小企業を支援する国の施策が新年度からスタート。
平成29年度に新設されるのが、
▼成果型賃金導入助成金130万円
です。
これは以下の要件となります。
★生産性が一定以上改善している
★離職率が一定以上低下している
★賃金が2%以上増えている
今までになかった新年度創設の助成金です。
税制面でも、新年度から減税メニューが強化。
平成29年4月1日以後開始事業年度より、
▼賃上げ2%以上の場合、現行の10%の税額控除に加え、
12%の税額控除が上乗せ
となります。
つまり、従来からあった【賃上げ促進税制】
がさらにパワーアップ。
賃上げ2%アップを実現すれば、
人件費増加額の22%を税額控除OK。
(上限:法人税額の20%)
税額控除とは、
いったん計算された法人税からダイレクトにもうひと押し、
法人税そのものを差し引いてくれる制度。
この税効果は大きいと言えますね。
以上をまとめると、
賃上げ2%を新年度に実現すれば、
▼助成金130万円ゲット
▼人件費増加額の22%だけ
法人税をさらに安くできる
というチャンスが生まれます。
私どもでは、新年度スタートダッシュを目指す
中小企業をご支援すべく、
特別にセミナーを開催します。
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▼日時 … 4月18日(火)14~17時
▼場所 … 大阪駅前4ビル10階
▼テーマ
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助成金と減税効果の最強タッグで、
新年度スタートダッシュを切りましょう。