こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
今日の一冊はコチラ!
『本を読んだ人だけがどんな時代も稼ぐことができる』千田琢哉(宝島社)
たった一冊で何冊もの本のエッセンスが詰め込んである書籍です。
一粒で二度ならぬ“十度”美味しい本です。
それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。
▼『凡事徹底』鍵山秀三郎
気づく人になるもう一つの条件は、『人を喜ばす』ことです。
微差、僅差の追求よりもこちらのほうが大きな要素だと思いますが、
たえず人を喜ばせる気持ちで物事をやる、人生を送る、毎日を送ると
いうことです。これを続けて一年たてば、本当に人が変わるぐらい
気づく人間に変わってしまいます。
お金や地位はあくまでも「人を喜ばす」結果にすぎないということだ。
以上述べてきた「微差、僅差の積み重ねが大差となること」「一歩
踏み込んで人を喜ばせること」は、継続しなければ成果はあげられない。
継続するコツはあるのだろうか。
人間は打算があったら、どんなことでも続きません。十年も二十年も
続かないのです。それから、打算があってやっていることは卑しく見えます。
全部見えてしまうんです。私はこういう打算というものを考えずに今日まで
ずっとやってきましたが、結果としては、世の中というのは公平にできてい
るとつくづく思うのです。
▼『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』糸井重里・邸永漢
お金の流れというのは黄河の流域みたいなものだから、しょっちゅう川の流れ
が変わるんですよね。川の流れがぜんぶ変わってしまって砂漠のようになっている
場所でお金儲けをしようとしても、もう水も流れてない所で、魚釣りしているよう
なもんですから。魚がいないに決まっているんです。
川の流れとは、チャンスの流れのことだ。
チャンスの流れは、人間の興味によって左右される。
「金儲けの神様」に言わせれば、「商い」は「飽きない」だということだ。
人を飽きさせないように興味を惹かせ続けるのが、お金儲けの秘訣なのだ。
▼『ネクスト・ソサエティ』P.F.ドラッガー
ドラッガーの未来予測には、人口変動についての視点が欠かせないようだ。
これはドラッガーの他の著書を見ても明らかなように、一に人口、二に人口、
三、四がなくて、五に人口というくらいに、判断基準となると人口の話題が
増える。
ドラッガーは、人口について本書でこんなことを述べている。
「人口構造の変化こそ、ネクスト・ソサエティにおいてもっとも重要な
要因であるだけでなく、もっとも予測しがたく管理しがたい要因である」
「それでは、われわれが気づいてさえいない未来の事象や流れとして、いかなる
ものがありうるか。ここで自信をもって予測できることは、未来は予測しがたい
方向に変化するということだけである」
「われわれは2030年の社会が、今日の社会と大きく違い、しかも今日のベスト
セラー作家たる未来学者が予測するいかなるものとも、似ても似つかないもの
になることを予測している」
最後にドラッガー流の変化の目利きの仕方を公開しておこう。
「変化を観察することである。しかもあらゆる世界を見ていくことである。
そして、それらの変化が本物の変化か、一時の変化か、自分たちにとって
チャンスかどうかを考えていくことである。見分け方は簡単である。
本物の変化とは人が行うことであり、一時の変化は人が言うことである。
話にばかり出てくるものは一時的なものである。」
▼『バフェットとソロス 勝利の投資学』マーク・ティアー
バフェット が事業内容で優良と判断した会社の株を長期保有するのを好む
のに対し、ソロスは通貨・先物市場で大規模かつレバッジの利いた取引を
好んだ。
投資の世界において対極ともいえる二人から、何とか共通点を見つけ出そう
と試みたのが本書である。
「成功する投資家たちが市場の次の動きに依存することはない。つまり、
バフェットもソロスも、マーケット予測を信じたら破産すると真っ先に認め
るだろう。市場の予想は投資レポートや投資信託の売り込みのパンとバター
であって、投資で成功するためのものではない。」
圧倒的多数の人たちがマーケット予測や投資のグルの発言を鵜呑みにして、
右往左往している。
その結果、予測が外れると全員そろってバンザイだ。
マーケット予測を鵜呑みにせず、自分の判断基準に従って行動したごく少数
の人間が利益を総なめする。
「ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスはともに、損失を避けることに
熟練しているからこそ世界で成功した投資家なのである。バフェットも言って
いる。
『厄介なことから抜け出るよりは、最初から近寄らないほうが簡単だね』」
「ウォーレン・バフェットの言葉を借りよう。『自分の土俵ということに
ついて一番重要なのは、土俵がどれほど広いかではなく、土俵の円をはっきり
描くことだ』」
▼『大河の一滴』五木寛之
「人間にはやりたいことがあり、その人それぞれの個性というものがある。
その人間の個性を生かしつつ、その人間のやりたいことをやって生きていく。
そういうことが意外に大事なことなので、規則正しい生活というものをあまり
強調しすぎることによって、規則正しい生活をしなければいけないということ
が人間の心と体の自由を奪うようになっては、これも問題なのではないか、
と考えたりすることがあります。」
これはまさにその通りで、成功者たちに共通していたのは「自分の勝てる
土俵で、自分が勝てるやり方で戦った」ということに尽きる。
▼『あなたの会社が90日で儲かる!』神田昌典
「学歴と経営のセンスは、関連性があるだろうか?もちろんである。反比例する」
この言葉は、学歴コンプレックスの多くの人たちを勇気づける。
「おい、エリートのくせに、よくわかってるじゃないか!」と強い共感を抱かれる。
この調子でエリート叩きはバシバシ続く。
「一流コンサルタントの実力はお粗末」
「ビジネススクールは役に立たない」
「能なしの広告代理店」
今日も社長業を楽しみましょう!