こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
以前、このブログで紹介した本『21世紀の生き方』で、受験生を持つ親の
必読書として紹介されていたのが「ドラゴン桜」。
https://tfp-j.com/wordpress/index.php/archives/1019
不良の荒れた学校の再生に乗り込んだ桜木弁護士がヤンキー少年に勉強特訓
して、東大に合格させる漫画です。
所得税確定申告期間中の息抜きにちょうどよかったです。
というわけで、今日の一冊はコチラ。(漫画ですが…汗)
『ドラゴン桜』三田紀房著(講談社)
本日の赤ペンチェックは以下の通りです。
▼社会のルールってやつはすべて頭のいい奴が作っている。
そのルールは頭のいい奴に都合のいいように作られているんだ。
逆に、都合の悪いところはわからないように隠してある。
▼それでも頭を働かせる奴はそこを見抜いて、ルールを上手に利用
する。給与システム、年金、税金、保険…
みんな頭のいい奴がわざとわかりにくくして、ロクに調べもしない
奴から多く取ろうという仕組みにしている。
つまり、お前らみたいに頭使わず面倒臭がっていると、一生だまされて
高い金を払わされるんだ。
いいか!賢い奴は騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負ける。
騙されたくなかったら、損して負けなくなかったら、お前ら勉強しろ!
▼人が作ったルールに従うだけで満足か?
でめえも男なら人を自分で動かす野心ぐらい持て!
▼ただ単に東大に入りたいだけなら、理科一類を狙え!
定員が他の科は約500に対し理科一類は約1000。
さらに倍率が他が3倍なのに、2.5倍と間口が広いからだ。
▼好き勝手な生活が送れて東大にも入れる…
こんなウマイ話、世の中にあると思ったら大間違いだ!
東大ちゅうプラチナチケットを手に入れたかったら、それなりの
代償を払ってもらう。時間と自由だ。
▼1日16時間勉強する。睡眠食事入浴以外。
まず起床洗面の後、すぐ数学というよりまだ算数だが、基礎的な計算
問題そして朝食。
午前中は徹底的に数学をやる。これは朝は数学など思考力を必要とする
問題を解くのに適しているからだ。
さらに起きてから3~4時間後、最も脳は活発に動く。ここでは数学を
やるのが一番なのだ。
そして昼にかけて実力より少し上の問題を解いていく力をつけていく。
脳は同じような問題をやってると集中力が持続しなくなる。
人間の集中力は1時間半が限度なんだ。
▼そして昼食をしっかり取った後、昼寝を30分。
昼寝をする直前、緑茶などカフェインの強いものを飲む。
これは寝すぎないため。
▼午後は数学・国語・英語を交互にやる。
そして夕食後、夜は記憶ものをやる。英単語・英熟語・古文単語・
漢文文法など。
これは夜の睡眠中にその日のことが短期記憶から長期記憶に変わる
ためだ。その際、15分ごとに違うものを記憶した方がいい。
例えば、英単語、古文単語、そして英単語というように。
▼いいか、勉強とは合理性と効率。
つまり、脳と身体のメカニズムを相乗した科学的トレーニングだ!
これには、食事と睡眠をしっかり取って、脳を疲れさせないことだ。
そのうえで、脳が効率よく吸収できるスケジュールを組むこと。
これを間違ったら、いくら机にかじりついて、がむしゃらにやっても、
全く無意味だ。
受験生向けのコメントは、すべて私たちビジネスパーソン、いや中小企業
の経営者向けのコメントのような…
グサグサと私の心に響きました。とりあえず、今年受験生になる息子に
爪の垢を煎じて飲ませます。(笑)
今日も社長業を楽しみましょう。