こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
所得税確定申告もついに今日が最終日。皆さん、大変お疲れ様でした(笑)
そんな中、今日、某大手経営コンサル会社の士業経営チームから、こんな
メルマガが届きました。
「名ばかり管理職に仕事をさせるには?」
これによれば、全国の会計事務所の90%の部長がプレイヤーのみの仕事に
終始し、部下の指導や進捗管理を怠っているとか…(汗)
まさに、わが社のこと??? 日頃より「マネージャー=ティーチャー」と
言い聞かせているつもりでしたが、わが社もダメ?
これも経営者の私の日頃の教育不足。(笑)
組織全員が教え方に磨きをかける必要あり。そこで今日の一冊はコチラ。
『オックスフォードの教え方』岡田昭人(朝日新聞出版社)
▼「常識」を疑う4つのステップ
*常識と思われることの【真逆】を考えてみる
*常識によって導かれている行動を【批判】する
*常識を批判する場合の【対案】を考える
*新しい常識の構築と効果の検証
▼「ライフイベント」は常に未来を意識する
「就職」「結婚」「転職」などの過去の経験ではなく、「何年先に私は
〇〇〇をし ていると思います」といった会話
▼「最高学習層」には、実力が試されるような高度な内容を教え、かつ可能
な限り自主的な学習をさせて下さい。
▼「最低学習層」には、通常の集団指導とは別に、徹底的に基礎から教える
時間を設けて指導する必要があります。
▼新しい発想を書きまとめる際には、結論で締めくくるのではなく、その後、
どのような展開が予測されるか、どのような部分が欠如していたのか、【+α】
として書き留めておくことが重要です。【+α】を書き込むことによって、
次のアイデア出しの時に一歩進んだところから開始することができます。
▼英国の生涯教育の研究者であるテレサ・ベルトンは、著名な数多くの科学者
や 芸術家、アスリートなどにインタビューし、そのうちの複数の人が子供の
頃から 【一人の時間】【退屈な時間】が創造力を育むのに役立ったと回答し
ている、ことをつきとめました。
▼個別の理由やデータは、具体性、そこから導き出す結論は一般性・汎用性
が重要です。修飾語をつけてごまかしていないか、具体的には不必要な形容詞
・副詞がないかをチェックする。無意味な修飾語がなければ説明できないとい
うことは、問題が解けていないに等しい。
▼「国富論」や「神の見えざる手」という言葉で有名な、経済学の父とよばれ
るアダム・スミスは、次のように述べています。
「国民の幸せを実現するために国富論を書いた。だが、人には最低限以上の
富は無意味であり、幸福感を増すことがない。また、幸福を求めすぎること
は不幸につながり、地位が高く、金持ちになれば幸福になれる、というのは
永遠に満たされない欲望である」
▼エリートは、不安と苦悩を抱えたまま前進する
単なる教育本ではありませんでした。素晴らしい!
物事の本質を見抜く目を持たねばなりませんね。
今日も社長業を楽しみましょう。