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こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

昨日の日経新聞にこんな記事が掲載されていました。

 

 

『人材投資 生産性に直結

経財白書「1%増額なら0.6%向上」』

 

 

記事によれば、内閣府の2018年度経済財政報告において、

職場内訓練(OJT)や社外研修(OFF-JT)を対象に、

 

▼研修などの「直接費用」

▼要した時間を賃金で換算した「機会費用」

 

を合計すると、以下のデータが明らかになったそうです。

 

 

▼平均的な投資額1人当り約28万円

 

 

そして、この投資額を増やす場合の効果として、

以下の推計がなされたとか。

 

 

▼1人あたり1%増やすと、企業の労働生産性0.6%UP

 

 

人材投資により社員の能力が高まり、企業が生み出す

付加価値が増えるということ。

 

 

人材投資に関しては、税制面&助成金でも今年度は特に

手厚い制度になっています。

 

まず税制面では『所得拡大促進税制の拡充』として、

以下の内容になっています。

 

 

▼人件費 … 前年対比2.5%以上UP

▼教育訓練費 … 前年対比10%以上UP

(or 経営力向上計画の認定証明あり)

 

 

上記要件を満たせば、税額控除(人件費増加額の25%)

できます(上限:法人税額の25%)。

 

 

次に、助成金(厚労省)です。

『人材開発支援助成金』として下記のコースがあります。

https://roumu-management.com/subsidy1.html

 

 

▼一般訓練コース

職務に関連した知識&技能を習得させるためのOFF-JTを

20時間以上実施した時。

▼特定訓練コース

OFF-JTとOJTを組み合わせた訓練や、若年者に対する

訓練、労働生産性の向上に資するなど、効果の高い訓練を

10時間以上実施した時

▼教育訓練休暇付与コース

有給の教育訓練休暇制度を導入し、労働者が当該休暇を

取得して、訓練を受けた時

 

 

但し、OFF-JT訓練のうち、助成金の対象【外】となる

のは以下の通りです。

 

▼職務に関s熱的に必要となる知識&技能を習得させるもの

(例)普通自動車の運転免許

▼職業や職務を問わず、職業人として共通して必要となる

もの

(例)接遇マナー研修

▼趣味教養を身につけるもの

(例)英会話、話し方教室

▼通常の事業活動として遂行されるものを目的とする

もの

(例)コンサルタントによる経営改善の指導

▼法令等で講習の実施が義務付けられており、事業主に

とっても、その講習を受けなければ業務を実施できないもの

(例)労働安全衛生法に基づく講習

▼知識・技能の習得を目的としていないもの

(例)意識改革研修、モラール向上研修

▼資格試験

講習を受講していなくても、単独で受験して資格を得られる

もの

(例)社会保険労務士試験

 

 

以上より、教育訓練費を増やせば、税制面でも助成金でも、

手厚く優遇される内容になっています。

私どもTFPグループでは、税理士法人と社労士法人が一体と

なり、ワンストップでご支援できる組織体制を敷いております。

詳細は弊社にお問合せ下さい。

https://roumu-management.com/index.html

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

長友選手が稲盛さんの著書から感銘を受けた言葉。

「心が呼ばないものが
自分に近づいてくるはずがない」

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戦前の日本の大富豪で、この言葉を実践した人物。

その一人が、梅屋庄吉。

梅屋庄吉の心が呼んだのか、
彼を引き寄せた中国人がいました。

その名は、孫文。

そうです。あの中国の革命家です。

梅屋庄吉は、日本で始まったばかりの映画ビジネスで

巨万の財を成しました。

中国の革命家と、長崎生まれの野心的な実業家。

お互いまだ20代だった二人が出会ったのは1895年。

写真の技術を学んでいた梅屋は、
シンガポールで写真館を開いた後、香港に移り住み、

『梅屋照相館』を営んでいた。

この写真館で出会った二人は、東洋平和の実現をテーマに
夜遅くまで語り合った。
「中国の未来のためには、
革命を起こし、清朝を倒すしかない」

そう話す孫文に対し、梅屋はこのように言ったのは有名な話。

……………………………………………………

君は兵を挙げたまえ。

我は財を投げて支援す。

……………………………………………………

梅屋はこの言葉を生涯守り通したそうです。

自ら稼ぎ出した巨万の富を孫文に送り続けました。

孫文の革命運動を資金面で支え続けたのです。

外国の革命家に事業で稼いだ資金のほとんどを寄付する。

そんな経営者が現代の日本の中で、
果たしているでしょうか??

:
:
:

美女4000人に30億円を寄付した(貢いだ)?

紀州のドン・ファンのご逝去は最近話題になりました。

このように、美女のパトロンはごまんといる??

しかし、外国の革命家のパトロンは彼だけでしょう。

私(岩佐)のような庶民は、革命家どころか美女も含め、

誰のパトロンにもなれませんが…

(笑)

 

梅屋と孫文の友情の間には、
日本と中国といった国民国家の感覚を超え、

志を同じくする二人で、
何か新しい世界を作り上げていく。

そんな共感があったのでしょう。

『革命をプロデュースした日本人評伝 梅屋庄吉』

この著者の小坂文乃氏はこう語ります。

……………………………………………………

梅屋は確かに孫文に巨額のお金を
投じました。

ただそれは孫文のためではなく、
欧米列強から日本とアジアの文化を守り、

東洋の平和を実現するためでした。

全ての財産を投げ打ったのも、
自分自身が叶えたかった夢だったからこそ、

彼は孫文を通して、
自らの夢を実現しようとしたのでしょう。

……………………………………………………

彼の革命への援助は単に金持ちの道楽ではなく、

彼自身が全身を投げ打って行った必死さゆえのものでした。

それは教条的な必死さではなく、
人間としての存在を賭けた必死さ。

私(岩佐)は経営者の端くれとして、
梅屋庄吉の生き様に感銘を受けます。

なぜなら、経営も同じだからです。

 

 

『一度やり始めたら、何があっても本気になって、
最後までやり抜く』

 

 

そんな必死さがなければ、
ビジネスを成功させることなどできません。

梅屋庄吉の情熱を爪の垢を煎じて飲ませて頂きます。

 

一度やり始めたら、何があっても本気になって、
最後までやり抜く。

 

 

経営におけるお金の世界でそのシンボルとなるのが、

 

『自社株(=出資持分)』

 

でしょう。

創業者が志を持って、事業をスタートさせる。

なけなしの資金をはたいて、ビジネスを始める。

まさにゼロを1にする作業。

そんな創業時に狼煙を上げたシンボル。
それが、
『自社株(=出資持分)』

です。

志を持って創業し、本気でビジネスに取り組んだ結果、
組織が成長軌道へ。

健全経営を実現し、繁栄の道を歩む。

その結果、自社株の評価が跳ね上がる。

そして事業承継に際し、
次世代への相続税の問題が生じる。

このような事態が社会問題化する中で、
色んな施策が近年打ち出されています。

その大きな目玉が、

 

▼納税猶予制度(事業承継税税制)

 

です。

一定の要件を満たせば、自社株(=出資持分)にかかる
相続税&贈与税を猶予&免除してあげましょう。

そんな国策です。

中小企業においては平成21年度税制改正で創設。

しかし…

平成21年創設以来平成28年3月までの
認定件数は以下の通り。

 

▼贈与税 626件

▼相続税 894件

 

 

あまり活用されていません。

また、医療法人の場合、『非営利性』という大義名分があります。

そのため、納税猶予制度も一般の事業法人と違う取扱いです。

平成19年4月1日【以後】設立の医療法人の場合、

【持分なし】法人

に強制的に該当するため、このような相続税の問題は無関係です。

(近年新規設立の医療法人の先生方はご安心を!)

一方、平成19年4月1日より【前】に設立された医療法人の場合、

【持分なし】

に移行の認定OK。

こんな制度が医療法人の【納税猶予制度】

として平成26年度税制改正で創設。

しかし…

平成26年10月から平成28年9月末日
までの2年間の申請実績は以下の通り。

 

 

▼認定を受けた医療法人  61件

▼持分放棄が完了した法人 13件

 

 

医療法人も一般の事業法人同様、国策が活用されていません。

ここで興味深いデータを紹介しましょう。

医療法人理事長の持分なし移行アンケートの結果です。

日本医師会調査によれば、1000件以上の医療法人のうち

約62%は持分なしに移行する予定なしと回答。

その理由は以下の通りでした。

 

 

▼出資持分はオーナーシップの源泉であり、
放棄するつもりなし

▼相続税を支払っても、
医療法人を子孫に承継させたい

 

 

ドクター先生のこのような回答を見ても、

【自社株(=出資持分)】は創業オーナーファミリーにとって、

【特別で崇高な“財産権”のシンボル】と言えるでしょう。

ただ従来の納税猶予制度は、使い勝手が悪いものがありました。

よって、実際の申請件数は、伸び悩みを見せていました。

そこで、政府も現状打破のため、
納税猶予制度の要件を緩和しました。

 

 

▼一般の事業法人 … 新事業承継税制

(平成30年1月1日より)

 

▼医療法人 … 認定医療法人制度改正

(平成29年10月1日より)

 

 

上記の要件緩和の詳細については割愛しますが、

デメリットも一部あるため、
諸手を挙げて推奨できる制度とは言えない。

そんな側面もあります。

 

 

孫文にはこんな名言があります。

……………………………………………………

世間でいう成功者とは、
一時の栄えにすぎない。

志と正義を持つ者こそが、
万世にわたる功績を成す。

……………………………………………………

「金持ち三代続かず」とは一線を画す。

創業ファミリーが代々繁栄の道を歩む。

そして、
公器として法人の永続的発展を通じ、

万世にわたる功績を残していく。

これが経営者として、

『一度やり始めたら、何があっても本気になって、
最後までやり抜く』

という究極の目指すべき姿でしょう。

梅屋庄吉は自分の手で、孫文という人を永遠化し、

万世にわたり彼の功績を残したかった。

そんな思いを込めて、孫文の死後も彼の銅像を造ることに
長い時間と労力をかけたそうです。

素晴らしいエピソードに敬礼!

 

 

以上のように【自社株(=出資持分)】は、

創業オーナーファミリーにとって、

 

 

【特別で崇高な“財産権”のシンボル】

 

 

ではありますが、

先代時代に多方面へ分散しているがあまり、
次世代に禍根を残している。

そんなケースも経営の現場では散見されます。

いわゆる自社株の分散傾向にあるのは、

 

 

【たわけ者(=田分け者)】

 

です。

広辞苑ではこう書かれています。

「たわけ者とは、馬鹿者、ふざけた者」

たわけの語源は元来『田分け』と書きます。

子供の人数で田畑を分けると、孫や曾孫の代に

受け継がれていくうちにそれぞれの持つ田んぼの

面積は狭くなる。

その結果、少量しか収穫できず、家系が衰退する。

このような方法で財産を相続することを愚かとみなし、

たわけ者と呼ぶようになったとか。

自社株は特別な崇高な財産権のシンボル。

安易な分散は禁物です。

田分け者にならないようにご注意を!

 

 

『金持ち三代続かず』の壁を見事に突破!

そんな名経営者が星野佳路氏。

星野リゾート4代目社長です。

3代どころか、4代目として、
社員数2000人を超えるガリバー企業へ。

1904年に創業した軽井沢の温泉旅館
を見事なまでに成長させました。

『星野リゾートの教科書』(日経BP社)

この書籍の中で、こんな記述があります。

……………………………………………………

どんな経営者もいつか会社を去る日が
やってくる。

会社を次の世代に引き継ぐとき、

▼潤沢な資金力

▼素晴らしい事業モデル

▼魅力的な組織文化

が揃っていれば、理想的かもしれない。

しかし、これらを残すには、
経営者として成功することが必須である。

成功を目指して全力を尽くしても、
経営者には様々な条件が絡み合い、

そこには運の要素も含まれている。

誰もが事業を成功させ、
後継者に対して多くのものを残せる
わけではない。

そんな中で自分が確実に残せるのは何か。

星野社長は答えを探した。

そして、気づいた。

経営者としての姿勢を残すことはできる。

堂々とした生き方を示すことが

『最大の遺産』

になると。

……………………………………………………

素晴らしいお言葉ですね。

残せるお金の大小はあっても、
経営者なら誰でも残せるものがある。

相続税対策でお金を残すことは大切です。

しかし、そんな税金対策より、
もっと重要なのは…

経営者としての【生き方】を残すこと。

しっかり肝に銘じたいと思います。

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梅屋庄吉が生涯を通して、信条とした言葉があります。

 

 

『富貴在心

= この手によって造らざる富は多しといえども

貴むに足らず』

 

 

この言葉の意味は、人の価値というものはお金持ちであるか
どうかではなく、その心の中にある、

というものだとか。

実際に大富豪になった人物が言うと、
とても説得力があります。

サッカーW杯日本代表の長友佑都選手は、

著書の中でこう言います。

 

……………………………………………………

こんなことを繰り返していて、
世界一になるのは一体いつの日のことか。

そう打ちのめされかけたとしても、
人生とは結局、

「今日一日の積み重ね」

「いまの連続」

だと考えて、
懸命に真剣に生きていくことが大切だ。

……………………………………………………

 

次のポーランド戦で予選突破を決めること
を期待しています。

一日一日の積み重ねの結果、お金は残せなくても、
誰でも残せるものがある。

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

サッカーW杯日本代表のセネガル戦。

見事引き分けで、勝ち点ゲット。

1得点目の同点ゴール決めた乾選手にパスを出した、

長友佑都選手の著書。

『上昇思考』(角川書店)

この中で、彼はこう述べています。

……………………………………………………

心が呼ばないものが
自分に近づいてくるはずがない。
稲盛和夫さんの『生き方』という本には、
そう書かれていた。

これは何かの事を成そうとするなら、まず

「こうありたい」

「こうあるべきだ」

と思わなければならないということ。

京セラ創業者の稲盛さんは、
経営の神様である松下幸之助さんが、

「思わんとあきまへんなあ」

とひと言呟いたことから、
こうした考え方を学んだそうだ。

世界一のサイドバックになる。

そんな目標を掲げたばかりの僕が、
こうした言葉からどれだけの勇気を
与えてもらったかは計り知れない。

……………………………………………………

長友選手も稲盛さんの本を読んでいた!

この本の中では、こんなエピソードも紹介。

南アフリカW杯に向かう飛行機の中で、
長谷部誠選手が

『超訳ニーチェの言葉』白取春彦著(ディスカヴァー21)

を読んでいたとか。

長友選手も長谷部選手も素晴らしい!

さすが世界の舞台で活躍するアスリートは違います。
身体だけでなく、頭のトレーニングもしているんですね。

アスリートでもこれだけ読書しているわけですから、

われわれ経営者も読書していかねば!

(自己反省!)

 

 

先週の大阪北部地震で先週ずっと欠勤のPAスタッフも

今週より出勤となり、全メンバーが揃いました。

わが社も真の意味で平常運転に戻りました。

ただクライアントと面談していると、
守口市でも被害が大きかった地域があったとか。

改めて、今回の地震の被害の大きさを痛感させられました。

余震が来ないことを祈ります。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

経営者には自分の家族だけでなく、
社員とその家族の幸せを追求する。

そんな責務があります。

経営者の危機管理対策として【生命保険】の意義を

認識しておかねばなりません。

▼そもそも起きる確率は低いが、
起きたら自分だけではカバーできない。

▼そんな不測の事態に備えるために、
損を承知で渋々最小限度の加入をすべき。

このように語られることもあります。

確かにその通りです。

ただこれは個人レベルでのお話です。

巷のサラリーマンや公務員は、

この考え方で間違いありません。

【保障】と【貯蓄】の役割を混同。

ムダな保険に加入している。

こんな現象に注意すべきでしょう。

死んだ時には、大きなリターンがあったはず。

でも、生き残った時にはご褒美が出ない。

その挙句、

「死ななくて良かったですね。

保険料はいわば、
万一の時のお守り代ですよ。」

と変な(?)慰めトークを言われる。

ただ計算すると、
びっくり仰天するお守り代に…

40歳男性が30年間、
1億円の10年更新型の定期保険を継続。

この時の保険料累計は2900万円もの、
掛け捨てになるそうです。

丁半博打で、
丁(死ぬ方)にだけ張っていては、

半(生き残る方)になった時には、
胴元(保険会社)が全部持っていく。

これは受け入れ難いものがあります。

したがって、サラリーマンや公務員にとって、
生命保険のセオリーは上記の通りになるのです。

ただ経営者にとっての生命保険は、
上記では語れません。

法人の生命保険は以下の意味を持ちます。

 

▼節税と万一の保障が
一石二鳥で得られる唯一の金融商品

 

加入する保険にもよりますが、
一般的に丁半博打にはなりません。

丁(死ぬ方)にも半(生き残る方)にも、
バランスよく対応できます。

このように、法人の生命保険を活用すれば、
経営者の危機管理対策は資金面で万全にできます。

ただお金だけでは…

トップに万一のことがあっても、
法人が永続できる体制にはなりません。

【経営理念】を現場に浸透させる。

このことの重要性を再認識させられる書籍があります。

『神になりたかった男 徳田虎雄』(平凡社)

著者は山岡淳一郎氏。

『気骨 ~ 経営者土光敏夫の闘い』

『逆境を超えて
~ 宅配便の父小倉昌男伝』

などの著書を持つノンフィクション作家。

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世界有数の病院グループ『徳洲会』。

創業者の徳田虎雄氏。

彼は急患のたらい回しが日常だった
医療界に革命を起こしました。

山岡氏は著書の中で、
このように記述されています。

……………………………………………………

徳田の原体験は、幼少時の弟の死だった。

弟の容態が悪化したにもかかわらず、
医者はすぐに来てくれなかった。

医者にも診てもらえず、
死んだ弟が哀れで仕方なく、

怒りと悲しみが込み上げた。

(中略)

「そもそも医療とは何か」

と徳田は自問自答する。

庶民の命と生活を守るものだ。

医者の都合で救急患者を断るのは、
もってのほかだ。

すべて受け入れよう。

患者さえ集まれば、病院は経営できる。

(中略)

徳之島を出立するとき、
父はこう言った。

「成功するまで生きて帰るな。

死ぬんだったら、鉄道線路もあるし、
海もある。」

父は虎雄に命がけの覚悟を求めたのだ。

(中略)

いつでも誰でも診る徳田の行動は、
使命感の薄い医師の反感を買う一方、

共感者を強く惹きつけた。

医療者の本能を刺激したのだ。

(中略)

宇治市の医師会は、
徳洲会の進出阻止へ向けて、

小中学校の校医をボイコットすると
圧力をかけた。

しかし、子供の生命を人質にとった
対抗策は世論を敵に回し、

徳洲会の宇治市進出は認められた。

(中略)

勝利の美酒に徳田は酔った。

有頂天だった。

あれは、身内の支持者の集まりだった。

つい政治家の金丸氏への2000万円の
鼻薬が効いたと得意げに喋ってしまう。

ここが運命の分かれ目だった。

……………………………………………………

こうして栄華を極めた徳田王国も、
崩壊していきます。

公職選挙法違反と、政治とカネの疑惑。

側近の事務長による、
3000万円の横領事件。

一連の事件は、
徳洲会グループの屋台骨を揺さぶりました。

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これで組織の命は絶たれる。

創業ファミリーの不祥事が発覚すれば、
衰退の一途をたどる。

これが世の常です。

ただ徳洲会は違いました。

徳田王国が崩れ去り、生き残ったのは…

徳田氏がかつて立ち上げ、
徳田氏の理念に共感した現場の医療でした。

山岡氏は著書の中で、
このように締めくくっています。

……………………………………………………

よく『組織ぐるみ』と言われますが、

人と金を動かしていたのは、
徳田氏とファミリーです。

医療の現場は、与り知らぬところです。

病院や介護施設の現場はひたすら、
「生命を救いたい」

「患者さんを治したい」

「治らなければ見守りたい」

と愚直に取り組んできました。

だから、徳田家の人や幹部の動機が
どうであれ、

あれだけ巨大な組織になったのです。

誰が上に立とうが、医療は医療なのです。

……………………………………………………

医療の世界はやはり崇高です。

ドクター先生の皆様方に対し、
改めて敬意を表したいと思います。

ピーター・ドラッガー氏は、
経営者に対し、

『われわれの顧客は誰か?』

と常に自問自答せよと言いました。

顧客を選び、絞り込む。

顧客を選ばない組織は、顧客にも選ばれない。

そんな経営のセオリーがあります。

ただ医療の世界には、

『応召義務』

があります。

応召義務とは、医師は診療行為を求められた時に、

正当な理由がない限り、これを拒んではならない

とする法令で定められた義務を言います。

顧客(=患者)を選んではいけない。

そんな究極の応召義務の姿として、

『年中無休・24時間診療』

を実現した。

徳洲会は徳田個人の創造物ではなく、
ひとつの社会運動体になったのです。
理念が現場に浸透していれば、
トップの不祥事や公私混同が表に出ても、
組織は永続的に発展できる。

そんな学びを得ることができます。

先日のサッカーW杯のコロンビア戦で、
先制ゴールを決めた香川真司選手。

彼にはこんな名言があります。

……………………………………………………

オレが一番大事にしているのは、
闘う姿勢。

技術はその次、

といったら変ですけど、
まずは気持ちの面で絶対負けない。

そんな意識を持たないといけない。

そういう気持ちを常に持ってやっている。

それが良い方向に働いているのかな。

……………………………………………………

先日のゴールは見事でした。

落ち着いて、よく決めてくれましたね。

(拍手!)

香川選手の言葉を
経営者の危機管理に応用すれば、

 

▼第一に、闘う姿勢(= 理念教育)

▼第二に、技術(= 法人の生命保険)
になるでしょう。

わが社は地震前の先週金曜日、
夏季賞与授与式の後に理念教育を実施。
今後わが社でも理念教育を
社内で徹底していきたいと思います。

 

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

大阪北部地震の影響で一昨日は大変でしたが、

昨日より社内も落ち着きを取り戻し、平常モードへ。

社員みんな元気に出社してくれています。

 

実は地震前の先週金曜日のことです。

社員にとって“魂のご馳走の日”となるビッグイベントを実施。

それは『夏季賞与授与式』。

社員みんながこの半年間のお互いの労をねぎらい、

クラッカーでお祝いムードを演出します。

そして、社員一人ひとりを前に呼んで、

私から激励の言葉と共に現金で手渡しする。

これが私どもの賞与支給時の恒例となっています。

 

そして今回はサプライズあり!

パートスタッフ限定で『静岡マスクメロン』を贈呈。

正社員のメンバーが分厚い(?)札束をゲットできたのも、

日頃からのパートスタッフの内助の功があってこそ!

というわけで、

パートスタッフは現金支給時とメロン支給時の計2回の

贈呈式を一挙に行いました。

そんなパートスタッフメンバーが震災直後の昨日と今日も、

社内でよく頑張ってくれました。

 

 

賞与授与式の後は、お勉強タイム!

今回は仕事の段取り術と社内清掃活動の他、

 

【理念教育】

 

を特別に実施しました。

▼経営理念(NEWバージョン)

▼お客様に対するTFP方針10ヶ条

 

私の解説の後、全員で唱和しました。

理念の浸透に向けて、

今後もしっかり取り組んでまいります。

 

お勉強タイム終了後、夜は北新地へ全員で移動。

大変美味のしゃぶしゃぶに舌鼓を打ちながら、

歓談タイムを過ごせました。

こうして社員に賞与を支給できるのも、

クライアントの顧問先の皆様の御蔭です。

いつも本当にありがとうございます。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

人生は3つの坂があるといわれます。上り坂・下り坂・まさか。

その『まさか』が本日起こりました。

7:58の大阪北部震災時には私を含め、5人が出社。

オフィスは大きく揺れました。

正社員3人は通勤途上で電車内に閉じ込められました。

その後、難波・天下茶屋・尼崎から徒歩で出社。

PAスタッフは全員、自宅待機としました。

被害の大きかった茨木市在住のPAスタッフも2名いました

が、全員の無事を確認。

そして、お昼には正社員は全員揃いました。

ただ次の課題は、阪神間に在住の正社員が無事帰宅できるか。

電車はすべてストップし、高速道路も通行止め。

復旧のめどが立たない中で、このままいけば夕方の帰宅ラッシュ

時には駅が混雑し、帰宅困難者が出るのは必至。

そこで、3時に営業終了とし、全員退社させました。

ただ電車がストップし、交通手段がない3名の正社員は、

私が車で自宅まで無事送り届けました。

ちょうどそのタイミングで高速道路の通行止めが解除になった

こともあり、スムーズに車を走らせることができました。

帰宅してテレビをつけたら、新淀川大橋に会社員が長蛇の列を

つくって、徒歩で帰宅する様子が映し出されていました。

もう少し退社させるのが遅かったら…

あの行列の中に、弊社の社員もいたかもしれない。

そう思うと、ぞっとしました。

わが法人の経営理念『社員とその家族の幸せを追求する』を

再認識させられました。

 

戦前の物理学者で、夏目漱石の最古参の弟子であったといわれる

寺田寅彦氏はこんな名言を残しています。

 

 

『天災は忘れた頃にやってくる』

 

 

この言葉の重みを改めて感じるとともに、阪神大震災時の恐怖の

記憶が蘇りました。

そして、自分の身に万一のことがあったときの生命保険金について、

法人と個人の両方で加入している生命保険の内容を整理して、

妻に今夜伝えました。

わが法人ではたんまりと生命保険に加入していますので、

経営者の私に万一のことが起こっても、社員や取引先には迷惑を

かけることなく、当面存続できるだけの埋蔵金は潤沢に準備OK。

この機会に再確認できました。

 

『最悪を想定し、最善を尽くす』

 

経営者のあるべきマインドコンディションです。

 

今回の震災で、一日一日の大切さを改めて感じさせられました。

2011年に56歳の若さで惜しまれながらこの世を去った、

天才起業家のスティーブ・ジョブズ。

彼はこんな名言を残しています。

 

……………………………………………………………………………………

自分はいつか死ぬという事実を覚えておくことは、

自分には失うものがあるという考えを避けるのに

最良の方法である。

自分は裸だ、何も持っていないと考えるのだ。

そうすれば、自分の心に従うしかなくなるだろう。

 

 

死んだときに墓場で一番のお金持ちになりたいとは

思わない。

私にとって重要なのは、夜眠るときに自分たちは

素晴らしいことをしたと言えることだ。

 

 

毎朝、鏡の中の自分に問いかけてきた。

「もしも今日が人生最後の日だとしたら、

今日やろうとしていることをやりたいと思う

だろうか?」と。

NOと答える日が何日も続くようであれば、

何かを変えなければならないということだ。

……………………………………………………………………………………

 

大変重みのある言葉です。

明日から一日一日をこれだけの覚悟と使命感を持って、

税理士業務に従事しなければならない。

自戒の念を込めて、肝に銘じたいと思います。

 

安全第一で行動し、余震にはお互い十分気をつけましょう。

こんにちは、TFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

5月24日に日本経営合理化協会より発刊しました新教材、

『お金を残す社長の資産防衛の新常識』

の初版が先日完売したとの報告を編集者より受けました。

異例のスピードでの増刷決定に編集者も

大変喜んで頂いております。

http://www.jmca.jp/ranking/audio

 

1冊5万円の高額教材にもかかわらず、お買い上げ頂きました

皆様には厚く御礼申し上げます。

いつも本当にありがとうございます!

 

こんにちは、TFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

今週は月曜日と火曜日に1泊2日で、東京・埼玉へ。

こういうスケジュールの時は、

毎朝の習慣の40分のウォーキングを兼ねた、
愛犬イチローを連れての神社参拝はできません。

愛犬のお世話は妻に任せます。

 

でも…

ウォーキングの代わりに皇居ラン♪

昨日も朝4時に起き、皇居を2周走りました。

そして、

神社参拝の代わりに将門の首塚へ参拝♪

皇居ランのスタート前に拝んできました。

 

皇居のお堀を優雅に泳ぐ白鳥には、
いつも癒されます。

白鳥さん、ありがとう。

(笑)

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、TFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

中小企業の後継者が次世代経営者として今、お手本にすべきは、

この人でしょう。

 

▼星野佳路氏(星野リゾート4代目社長)。

 

星野リゾートは1904年、軽井沢の温泉旅館から出発。

星野氏が4代目に就任した1991年当時は、
軽井沢だけで事業を営む中小企業でした。

それが今や、グループ社員2500人の一大企業へ。

売上高は非公開とのことですが、
見事なまでの事業発展を実現されています。

あの芸術的な旅館やホテルの空間は、
星野氏の天才性から生まれているのか??

 

『星野リゾートの教科書』(日経BP社)。

 

この中で、星野氏はこう述べています。

……………………………………………………

私は社長就任以来、
経営学の専門家が書いた教科書に学び、

その通りに経営してきた。

社員のモチベーションアップも、

サービスの改善も、

旅館やホテルのコンセプトメイクも、

すべて教科書で学んだ理論に基づいている。

なぜなら、経営判断を誤るリスクを
最小にしたいからだ。

囲碁や将棋の世界に定石があるように、
教科書に書かれている理論は、

「経営の定石」である。

経営判断の根拠や、
基準となる理論があれば、

行動のぶれも少なくなる。

自分の下した判断に自信が持てる。

社員にも自信を持って、
判断の根拠を明快に説明できる。

しかし、基準を持たない経営では、
すぐに良い結果が出ないと、

「自分の判断が
間違っていたのではないか」

と疑心暗鬼になってしまう。

それが経営のぶれを生む。

……………………………………………………

上記でいう『教科書』とは何か??

書店で平積みになっている、人気のビジネス書ではありません。

米国のビジネススクールで教える教授陣が書いたものだそうです。

 

「ビジネスを科学する」

 

という思想の下、数多くの企業を対象に
手間と時間をかけて事例を調査し、

そこから『法則』を見つけ出し、理論として体系化している。

そのため、学問的に証明され、一定条件のもとで正しさは

お墨付きだとか。

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:
:

星野社長が参考にされた一冊。
例えば、

 

『競争の戦略』(ダイヤモンド社)

 

があります。
マイケル・E・ポーターによる古典的な名著として有名です。

星野社長は、ポーターの理論をこのように評しておられます。

……………………………………………………

それまでの経営書は、
お客様の視点に立ったマーケティングを
強調するものが多かった。

そんな中で、
ライバルの動向こそが重要という
ポーターの理論は目からウロコで、

強く印象に残った。

……………………………………………………

ポーター理論は、ライバルとの競争環境を踏まえながら、
戦略を組み立て、徹底する意義を強調する。

そして、企業がライバルとの競争で
取るべき戦略を3つに分けています。

 

▼コストリーダーシップ

コスト競争力で優位に立つ戦略

 

▼差別化

競争相手との違いを前面に出す戦略

 

▼集中

特定の領域に自社の経営資源を集めて
ライバルに勝つ戦略

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:
:

それでは、星野社長はこの理論を参考にし、
どんな戦略を展開したのか??

机上の理論だけでなく、どのように
実際の経営戦略に落とし込んだのか??

皆さんとシェアしたいと思います。

 

例えば、高級旅館『華仙亭有楽』。

島根県松江市の玉造温泉にあり、
2007年より星野リゾートが運営。

玉造温泉には約20件の旅館がある。

客室数50~100室の中・大規模な旅館が並ぶ。

同じような旅館が多く、宿泊代の値引き競争が激しいとか。

これに対し、『華仙亭有楽』は客室数24の小さな旅館。

個人客にターゲットを絞った高級路線で収益力を高めている。

有楽はかつて、どこにでもある中規模旅館だったとか。

ターゲットを絞らず、団体客と個人客の両方を受け入れた。

その結果、価格競争に巻き込まれ、経営が行き詰まった。

星野リゾートは、有楽の再生に着手。

新しく打ち出した競争戦略に従い、客室数を半分に減らし、

全客室に露天風呂を備えるなど、高級化戦略を推進した。

ターゲットを絞ることで、運営は効率化され、

コストも下がった。

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:

「教科書の理論なんて、机の上でしか通用しない」

と思う人がいるかもしれません。

しかし、星野リゾートの経営はまさに「教科書」通りだとか。

有楽の再生には、ポーターの理論を大いに参考にし、
忠実に従ったそうです。

星野社長は本当に読書家でいらっしゃいます。

有楽の再生戦略は、全国の中小企業の参考になるでしょう。

経営資源の乏しい中小企業が大企業のマネをして、

『コストリーダーシップ戦略』

で薄利多売に走るべきではない??

星野社長の爪の垢を煎じて、私(岩佐)も経営理論の勉強を通じ、

経営判断を誤るリスクを最小にしたいと思います。

学生時代に学校の教科書を真面目に勉強しなかったので…(汗)

これからちゃんと勉強します!

(笑)

それでは、お金の話で経営者が勉強すべきこと
は一体何なのか?

「これはどの勘定科目にすべきか?」

「この取引の仕訳は、
借方と貸方をどうすべきか?」

こんな話ではありません。

経理担当者が学ぶべき話であって、
経営者に必要なお金の話ではありません。

会計事務所にアウトソーシングしておけばよい話。

経営者が学ぶべきお金の勉強は、

 

▼どこに手を打てば、利益が出るのか?

 

です。

 

 

厚労省の助成金で考えてみましょう。

▼人事評価改善等助成コース
(人材確保等支援助成金)
https://roumu-management.com/subsidy6.html

⇒ 平成29年度新設

▼設備改善等支援コース
(人材確保等支援助成金)
https://roumu-management.com/subsidy5.html

⇒ 平成30年度新設

 

上記2つはまさに新しい助成金です。

ただ共通して、こんな要件があります。

 

▼1年後に賃上げを【2%以上】行うこと

 

 

色んな要件がある中で、最大のネックになるでしょう。

 

社員は「人件費を増やしてほしい」。

経営者は「利益を増やしたい」。

 

この相反する両者の思いは両立できるのでしょうか??

経営者からすれば、もし両立できないのであれば…

人件費が2%アップした分だけ、
利益を圧迫することになるだけ。

人件費は固定費だ。

よって、この助成金は使えない。

そんな結論に至るでしょう。

 

ただ…

 

▼Aプラン

人件費が2%アップしても、
営業利益が12%アップ

 

 

▼Bプラン

人件費が2%アップしても、
営業利益が17%アップ

こんなプランなら、
話は変わってきますね。

 

もしこのプランが可能なら、

▼社員

▼経営者

の両者がハッピーになれます。

 

それでは、どこに手を打てばよいのか??

X社(サービス業)というこんな法人があるとします。

 

 

▼売上高 100

▼粗利益  80(粗利率80%)

▼人件費  48(労働分配率60%)

▼営業利益  5

 

 

この法人が2%賃上げする代わりに、
売上高が2%アップすれば、

 

▼売上高 102(2%UP)

▼粗利益  81.6(粗利率同じ)

▼人件費  48.96(2%賃上げ)

▼営業利益  5.64(12%UP)

 

になります。

(注)人件費以外の経費は同じと仮定

 

 

これこそ上記の【Aプラン】として、

▼人件費が2%アップしても、
営業利益が12%アップ

が実現するわけです。

 

 

つまり、粗利率80%の法人なら、経費は人件費だけ2%アップ。

その代わりに売上高を2%アップさせれば、

営業利益は12%も増えるのです。

ただ売上高を2%アップさせるのは、
ちょっときついかも…

そんなふうに考える経営者は、
次のプランはいかがでしょう??

2%賃上げする代わりに、

 

 

▼売上高1%UP

▼粗利率1%UP

 

 

をしたとします。

すると、以下のようになります。

 

▼売上高 101(1%UP)

▼粗利益  81.81(粗利率1%UP)

▼人件費  48.96(2%賃上げ)

▼営業利益  5.85(17%UP)

 

これこそ上記の【Bプラン】として、

 

▼人件費が2%アップしても、
営業利益が17%アップ

 

が実現するわけです。

売上高1%アップなら、
ちょっと訪問回数を増やせばクリア??

粗利率1%アップなら、粗利率の高い商品を力を入れて、
宣伝していけばクリア??

 

 

【全員営業】

 

 

このスローガンを掲げれば、絶対に実現可能です。

こうなれば、賃上げ2%は痛くありませんね。

:
:
:

このような状況の中で、

 

▼人事評価制度を新たに導入

▼設備投資(175万円以上)

 

を合わせて実行すれば、助成金受給チャンスも生まれます。

賃上げしても、キャッシュフローは劇的に向上します。

上記の仕組みは私どもでは、

 

【未来会計図表】

 

として、顧問先様に対し、経営成績報告ツールとして使用中。

経営者の仕事は、

【社員に未来を見せる】

 

ことです。

社員に未来を見せるために、未来会計図表を学ぶ。

これこそ、経営者に今求められる勉強である。

そんなふうに考えているのです。

星野社長はこう言います。

……………………………………………………

会社にはビジョンがなければならないし、

そのビジョンを実現するための
組織やチームには目標がなければならない。

しかし、それに連動する目標を
個人に設定するという発想は私にはない。

一人ひとりがノルマを背負わされている。

こんな状態は精神的にきついだろうし、
そんなもので追い込んでも、

大して働かないのは目に見えている。

……………………………………………………

賃上げする以上にみんなで利益を増やし、
社員も会社もハッピーになる。

そんなビジョンを掲げる経営者を
助成金は後押ししてくれています。

 

『貞観政要』で描かれた太宗の曾孫。

 

その名は、玄宗皇帝。

玄宗は即位30年後の晩年、

「安史の乱」

を引き起こし、王朝は滅亡寸前に。

この要因は何だったのか?

玄宗は天下泰平の安堵感からか緊張感が緩み、

絶世の美女「楊貴妃」との愛に溺れた。

これが玄宗の転落に拍車をかけたと言われています。

経営者は遊んでばかりいないで、
星野社長のように、しっかり勉強しないとダメですね…

(汗)

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、TFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

 

日本の富裕層に朗報か!?

『ホンダジェット、日本でも発売』

そんなニュースが先日、飛び込んできました。

海外では富裕層に人気の小型ジェット機。

あのホンダジェットが来年、日本でも販売されるとか。

海外では、富裕層や企業が小型機を
都市間の移動手段として使っています。

 

先週は、東京・博多。

先日は、高知。

来週は、東京・埼玉。

その翌週は、東京。

その翌々週は、徳島。

その翌々々週は、岡山。

 

地域の名士とのご縁から。
そんな出張が続く私(岩佐)からすれば、是非欲しい!

「とりあえず、一機買っておこうかなぁ」

さてさて、お値段は??

:
:
:

5億7700万円!? 残念!

私(岩佐)のような庶民に、
とても買える金額ではありませんでした。

富裕層の買える人が羨ましいです。

(笑)

小さな町工場から始まったホンダ。

マン島で二輪、F-1で四輪の世界を制す。

そして、ついに航空機でも世界へ。

ホンダ創業者の本田宗一郎氏は、
こんな名言を残しておられます。

……………………………………………………

飛行機は飛び立つときより、
着地が難しい。

人生も同じだ。

……………………………………………………

ホンダジェットのエンジンは主翼上部にあり、

空気抵抗が少なく、室内は静かだとか。

ホンダの技術力は凄いですね。

「飛行機も人生も着地が難しい」

というお言葉にも深みがあります。

本田宗一郎氏のお言葉の中に出てきた、

『人生の着地』

とは、相続と言えるかもしれません。

▼人生の着地

= 人生の最期

= 相続

= 次世代へのバトンタッチ

こんなふうに、
考えることができるでしょう。

フランスには、

【相続は金銭を浄化する】

という思想があるそうです。

先代がどれだけ汚い稼ぎ方をしても、

相続によって、そのお金の汚さが消えていく。

なぜ、このような思想がフランス社会に浸透したのか?

それは、自分が汗水たらして作り出したのではない、

2代目・3代目の『お金』は、

これみよがしの成金的消費ではなく、

文学・芸術などの文化的消費の方に向けられる。

このような傾向が経験則的にわかっているからだそうです。

 

1929年にノーベル文学賞を受賞した、

『ブッデンブローク家の人々』

にも、こうした思想が表現されています。

この作品は、ドイツのブルジョワ家庭の
4代にわたる盛衰の歴史を描いた古典です。

親から子供、子供から孫へと世代が移り変わる。

それにつれて次第に、芸術や文化といったものの方が
一家の中では商売よりも有意なものとなっていく。

初代は商売を一所懸命やって、お金持ちになる。

2代目は芸術などの精神面の豊かさを重視するようになる。

3代目になると、さらにその価値観が強まって、

商売の方が衰退していく。

結果、名家は没落の道を辿る。

この作品の著者トーマス・マンも富裕な商家に生まれています。

立派な商家に生まれながらも、
その事業を発展させる方向ではなく、

自らは作家の道を志し、ノーベル文学賞の著名な作家となった。

トーマス・マンは自らの半生を作品に投影させたのかもしれません。

:
:
:

現代の日本ではこのような思想は、
正直理解しがたい面があるでしょう。

しかし、戦前の大金持ちにはこんな人物がいました。

その名は、

『薩摩治郎八(さつま・じろはち)』

です。

1920年代のパリで現在の貨幣価値にして、
800億円もの大金を使い、社交界で名をはせた日本人。

彼は東京の木綿問屋の三代目。

初代の治兵衛は真面目な商売人。

東京の主要織物問屋91店の推定売上高ランキングで、

明治32年から10年間1位。

2代目は、芸術方面に理解がある父親。

このように先代と2代目が築き上げた
全財産を湯水のごとく浪費した彼は、

『東洋のロックフェラー』

『バロン薩摩』

の異名をとっていたとか。

しかし、使い続けたお金はついに底をつき、
一時は巨万の富を築いた実家の商店は、

1935年に閉鎖に追い込まれる。

古今東西『金持ち三代続かず』です。

無一文になった彼は後年、日本に帰国。

浅草に住み着いた彼はストリップ小屋の常連となり、

そこで出演していた女性と結婚後、
晩年は彼女の郷里の徳島で暮らし、最期を遂げたとか。

そんな彼の評伝を描いた、

『蕩尽王、パリをゆく』

の著者・鹿嶋茂氏はこう言いました。

……………………………………………………

潔く破産することの快楽を、
治郎八は確かに感じていたのかもしれない。

永井荷風のように、浅草に住み着き、

周囲の人たちに愛された彼の姿
を想像すると、

彼の人生は幸せなものだったのだと
僕は思う。

……………………………………………………
薩摩治郎八が現代に生きていたならば、

ホンダジェット機の1機や2機ぐらい、
余裕で買っていたことでしょう。

羨ましいです。

(笑)

薩摩治郎八に代表されるように、
戦前の大金持ちには、

現代では考えられないほどの
莫大な富を築いた人たちが多かったとか。

なぜなら、戦前の日本は相続税が安かったからです。

戦前の旧相続税の立法根拠は、
相続財産の取得という事実に着目。

それを相続による偶発所得の発生と考え、

『偶発所得課税』

という性格を有していました。

現行の相続税の立法趣旨は、

『富の再分配』

『格差是正』

というものがあります。

平成27年の相続大増税により、
この流れは鮮明になりました。

しかし、戦前は現代と違っていたのです。

当時の税率は農地を基準にしていました。

よって、商工業分野の経営者は、
相続税の負担に悩まされることは少なかった。
だから、稼いだお金が残る環境として、
現代より恵まれていました。

よって、バロン薩摩のように、
散財できるだけのお金が残っていた??

また、フランスの思想として、

『相続は金銭を浄化する』

というのも、フランスの相続税は、
日本より安い面があるのでしょう。

日本の相続税の最高税率は55%。

フランスの場合、最高税率は45%。

相続税が世界一高い国、それが日本なのです。

日本の場合、相続が起こると、
フランスの文化的消費と違い、
『納税』

という形で自動的に浄化される??

本当に恐ろしい社会システムです。

現代に生きる経営者が『金持ち三代続かず』

の壁に立ち向かう。

そのためには、相続税対策がキモになります。

中小企業庁による、

『経営者の個人資産平均像』

によれば、以下の資産がトップ3を占めます。

▼自社株(=医療法人の場合、出資持分)

▼自宅不動産

▼事業用不動産

ただすべて換金性の低いものばかりです。

自社株(医療法人の場合は出資持分)は、
上場企業の株式のように市場に流通していない。

自宅にせよ、事業用にせよ、
不動産も上場株式に比べれば、換金性に時間を要する。

したがって、トップ3の資産に対し、
あらかじめ手を打っておくべきなのです。

 

そうすれば、経営者はお金の悩みから解放されます。

よって、本田宗一郎氏が語った以下の境地
に少しでも近づけるかもしれません。

……………………………………………………

人間死ぬときは、
金も名誉も関係ないはずだ。

死ぬまで金に執着したり、
金の力に頼らなきゃ何もできない人間は、
不幸だと思う。

別に金持ちになりたくて、
働いていたわけではない。

仕事が面白くて仕方がなかったんだ。

遊びたいために一生懸命に働いた結果、
会社の連中もついてきて、

今日まで発展してきたんだ。

……………………………………………………

ホンダジェットには創業者の魂が宿っているはずです。

日本での販売を祝し、
本田宗一郎氏のお言葉をかみしめたいと思います。

今日も社長業を営の舵取りを楽しみましょう。