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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

先週末、日本生命・神戸支社主催のセミナー講師を務めました。

テーマは『生前贈与で泣く人・笑う人』。

土曜日にもかかわらず、約70名の方にご参加いただきました。

 

生前贈与で“泣く人”の共通点は以下の4つです。

①相続税対策と称し、毎年現金110万円を子供名義の口座に移動させているが、

通帳と印鑑は親がちゃっかり管理している人

②世の中で氾濫する情報に振り回され、流行する相続ビジネス

商品に安易に手を出す人

③相続税を嫌うばかりに、子供に前倒しで過度な生前贈与を行う人

④子供や孫が可愛いあまり、生前贈与を繰り返し、気づくと自分の医療費や

介護費用が枯渇している人

 

一方、生前贈与で“笑う人”の共通点は以下の4つです。

①過熱する生前贈与フィーバーに踊らされず、相続税対策の王道を

しっかり見極められる人

②「美田を子孫に残さず」に配慮しながら相続シナリオを設計する人

③長期視点で家族の相続対策を俯瞰できる人

④知識レベルを超えて、生きた相続税の知恵(知識+経験)を習得している人

 

 

セミナー終了後は個別相談会ということで、6組の方の対応をしました。

中には、インド人の方で神戸で貿易業をされている経営者もいらっしゃいました。

日本語が堪能でいらっしゃり、質問内容も大変シャープ。

ソフトバンクの孫正義氏の後継者も、ニケシュ・アローラ氏というインド人の方

だとか。インドの方は優秀な方が多いんですね。

 

神戸市は今年2月発表の人口動態調査で福岡市に抜かれ、全国6位の人口数に

なってしまいました。しかし、2012年発表のスイスのECAインターナショナル

が世界400余りの年の気候・医療サービス・インフラ・安全性・大気品質などの

生活水準を調査し発表した「世界で最も住みやすい都市」で、日本の都市で唯一

トップ10に入り、世界全体で5位、アジアではシンガポールに次ぐ2位に選ばれて

いるんですね。同じ神戸市民として私も嬉しいです。(笑)

 

ご参加頂いた方には神戸人らしく、相続を争族ではなく、爽族にして頂きたいと

思います。神戸の皆さん、ありがとうございました!

 

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

今日の一冊はコチラ!

 

 

社長! そのスピーチ・話し方は信頼感を落とします。』朝日里佳(日本実業出版社)

 

 

組織のトップの立場にいれば、色んなシチュエーションで話をしないといけません。

その他、私もセミナー講師として年間30本程度を毎年こなしておりますので、

初心に返る意味でも大変参考になった本です。

それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。

 

 

 

▼社長のスピーチで、その会社が判断される

「たかがスピーチ!されどスピーチ!」です。

社長のスピーチによって、なぜ会社全体が問われるのか?

それは、話し方にはその人の性格すべてが出るからです。

社長が話をする時は、そこに社長の人格が出て、それが会社全体の印象に

強い影響を与えます。社長のスピーチを聞いた聴衆は「社長がこんな話を

したから、この会社もそんな感じなんだろう」と思ってしまうのです。

 

 

 

▼メモには一字一句すべてを書かない

 

 

 

▼話の内容を印象づけて引き込む技術

・テンポ良く話す

「テンポ良く」というのは、音楽に乗るような感じです。

たとえばラップの音楽。ラップでは「え~、あの~」とはならないですよね。

次の言葉がすっと出てきます。

 

・時には身振り手振りを交えて話す

話していて、「ここは大切なので、ぜひ相手に伝えたい!」という気持ちが

盛り上がることがあります。そうなった時に全身を使って表現するのです。

握り拳にした両手を胸にもっていったり、手を胸に当てて話したり、手を

聴衆に向けるなど、体全体で表現してみてください。

 

・無言の「間」をつくる

「聴かせる」ためには、無言の「間」をつくるのも必須です。

たとえば、こんな具合です。

「私はこれから次のような事業を展開いたします」

こう話したあとに一瞬の「間」をつくります。すると聴いている人は

「何だ、何だ。次に何を話すんだ?」となります。

そうなったら、沈黙を破って語り始めます。

 

・「間」を入れるためのテクニック

では、「間」を入れるにはどうすれば良いのか?

まずは、勇気が必要です。しかし、ひるまずに挑みましょう。

次に、一瞬無言で遠くを見ます。

 

 

 

▼特にわざと声を小さくするのは効果的です。さらに、話を脱線させる時に

声を小さくすると効果抜群です。

 

 

 

▼声を急に小さくするのは効果的ですが、逆に声を急に大きくすると、

びっくりする人もいるので要注意です。聴き手の注意を引くには、

声を急に大きくして驚かせるよりは、逆に声を小さくした方が効果があります。

 

 

 

▼まずは堂々とすることです。

堂々とするためには常日頃から意識し、実践することが大事ですが、スピーチの

場では、少しゆっくりめに反応するとよいです。

たとえば、司会者から紹介されたら、あわてて立ち上がって聴衆に会釈するの

ではなく、一呼吸置いてから立ち上がり、さらっと聴衆全体に目を向けながら

会釈するといった具合です。

このように、少しゆっくりめの動作は、落ちつきを感じさせ、それが堂々として

いるという印象を与えます。

 

 

 

今日も社長業を楽しみましょう!

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

今日の一冊はコチラ!

 

 

『本を読んだ人だけがどんな時代も稼ぐことができる』千田琢哉(宝島社)

 

 

たった一冊で何冊もの本のエッセンスが詰め込んである書籍です。

一粒で二度ならぬ“十度”美味しい本です。

それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。

 

 

 

▼『凡事徹底』鍵山秀三郎

気づく人になるもう一つの条件は、『人を喜ばす』ことです。

微差、僅差の追求よりもこちらのほうが大きな要素だと思いますが、

たえず人を喜ばせる気持ちで物事をやる、人生を送る、毎日を送ると

いうことです。これを続けて一年たてば、本当に人が変わるぐらい

気づく人間に変わってしまいます。

 

お金や地位はあくまでも「人を喜ばす」結果にすぎないということだ。

以上述べてきた「微差、僅差の積み重ねが大差となること」「一歩

踏み込んで人を喜ばせること」は、継続しなければ成果はあげられない。

継続するコツはあるのだろうか。

 

人間は打算があったら、どんなことでも続きません。十年も二十年も

続かないのです。それから、打算があってやっていることは卑しく見えます。

全部見えてしまうんです。私はこういう打算というものを考えずに今日まで

ずっとやってきましたが、結果としては、世の中というのは公平にできてい

るとつくづく思うのです。

 

 

 

▼『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』糸井重里・邸永漢

お金の流れというのは黄河の流域みたいなものだから、しょっちゅう川の流れ

が変わるんですよね。川の流れがぜんぶ変わってしまって砂漠のようになっている

場所でお金儲けをしようとしても、もう水も流れてない所で、魚釣りしているよう

なもんですから。魚がいないに決まっているんです。

 

川の流れとは、チャンスの流れのことだ。

チャンスの流れは、人間の興味によって左右される。

「金儲けの神様」に言わせれば、「商い」は「飽きない」だということだ。

人を飽きさせないように興味を惹かせ続けるのが、お金儲けの秘訣なのだ。

 

 

 

▼『ネクスト・ソサエティ』P.F.ドラッガー

ドラッガーの未来予測には、人口変動についての視点が欠かせないようだ。

これはドラッガーの他の著書を見ても明らかなように、一に人口、二に人口、

三、四がなくて、五に人口というくらいに、判断基準となると人口の話題が

増える。

ドラッガーは、人口について本書でこんなことを述べている。

 

「人口構造の変化こそ、ネクスト・ソサエティにおいてもっとも重要な

要因であるだけでなく、もっとも予測しがたく管理しがたい要因である」

 

「それでは、われわれが気づいてさえいない未来の事象や流れとして、いかなる

ものがありうるか。ここで自信をもって予測できることは、未来は予測しがたい

方向に変化するということだけである」

 

「われわれは2030年の社会が、今日の社会と大きく違い、しかも今日のベスト

セラー作家たる未来学者が予測するいかなるものとも、似ても似つかないもの

になることを予測している」

 

最後にドラッガー流の変化の目利きの仕方を公開しておこう。

 

「変化を観察することである。しかもあらゆる世界を見ていくことである。

そして、それらの変化が本物の変化か、一時の変化か、自分たちにとって

チャンスかどうかを考えていくことである。見分け方は簡単である。

本物の変化とは人が行うことであり、一時の変化は人が言うことである。

話にばかり出てくるものは一時的なものである。」

 

 

 

▼『バフェットとソロス 勝利の投資学』マーク・ティアー

バフェット が事業内容で優良と判断した会社の株を長期保有するのを好む

のに対し、ソロスは通貨・先物市場で大規模かつレバッジの利いた取引を

好んだ。

投資の世界において対極ともいえる二人から、何とか共通点を見つけ出そう

と試みたのが本書である。

 

「成功する投資家たちが市場の次の動きに依存することはない。つまり、

バフェットもソロスも、マーケット予測を信じたら破産すると真っ先に認め

るだろう。市場の予想は投資レポートや投資信託の売り込みのパンとバター

であって、投資で成功するためのものではない。」

 

圧倒的多数の人たちがマーケット予測や投資のグルの発言を鵜呑みにして、

右往左往している。

その結果、予測が外れると全員そろってバンザイだ。

マーケット予測を鵜呑みにせず、自分の判断基準に従って行動したごく少数

の人間が利益を総なめする。

 

「ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスはともに、損失を避けることに

熟練しているからこそ世界で成功した投資家なのである。バフェットも言って

いる。

『厄介なことから抜け出るよりは、最初から近寄らないほうが簡単だね』」

 

「ウォーレン・バフェットの言葉を借りよう。『自分の土俵ということに

ついて一番重要なのは、土俵がどれほど広いかではなく、土俵の円をはっきり

描くことだ』」

 

 

 

▼『大河の一滴』五木寛之

「人間にはやりたいことがあり、その人それぞれの個性というものがある。

その人間の個性を生かしつつ、その人間のやりたいことをやって生きていく。

そういうことが意外に大事なことなので、規則正しい生活というものをあまり

強調しすぎることによって、規則正しい生活をしなければいけないということ

が人間の心と体の自由を奪うようになっては、これも問題なのではないか、

と考えたりすることがあります。」

 

これはまさにその通りで、成功者たちに共通していたのは「自分の勝てる

土俵で、自分が勝てるやり方で戦った」ということに尽きる。

 

 

 

▼『あなたの会社が90日で儲かる!』神田昌典

「学歴と経営のセンスは、関連性があるだろうか?もちろんである。反比例する」

 

この言葉は、学歴コンプレックスの多くの人たちを勇気づける。

「おい、エリートのくせに、よくわかってるじゃないか!」と強い共感を抱かれる。

この調子でエリート叩きはバシバシ続く。

 

「一流コンサルタントの実力はお粗末」

「ビジネススクールは役に立たない」

「能なしの広告代理店」

 

 

 

今日も社長業を楽しみましょう!

 

 

 

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

今日の一冊はコチラ!

 

 

世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』三木雄信(東洋経済新報社)

 

 

日々の業務推進の中で、クライアントの経営会議に参加した時の提示資料や、

資産防衛シナリオ特別プロジェクト戦略指南書などの資料作りの際の参考に

なる書籍です。

それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。

 

 

 

▼「82kg理論」に陥るな

私は最近太り気味で、体重がついに80kgを超え、82kgに達してしまった。

このままではまずい。そう思っているときに妻からこう声をかけられた。

「最近、太ったんじゃない?いま体重はどれぐらいあるの?」

できれば触れてほしくない話題に、思わず私は次のように答えてしまった。

「そうだね。まあ、80kgを超えたあたりかな」

この答えから透けて見えるのは、本質に目を向けない「逃げの姿勢」だ。

「80kgを超えたあたり」というのはウソではない。

だが、本当でもない。もし体重が80.2kg程度の数字であれば、妥当な表現

といえなくもない。だが、実際にはもう82kgなのであり、それはもう

「超えたあたり」を逸している。

にもかかわらず、「超えたあたり」とぼかしてしまったのは、私が真実を

見つめようとしていないからだ。実態を直視ぜず、現実から目をそらそう

とする私の「逃げの姿勢」が「80kgを超えたあたり」という答えに

如実に表れている。

世のビジネスシーンには、こうした「逃げの姿勢」が顕著な資料が氾濫

している。

ウソとはいい切れないが、決して本当ではない。実態を正しく反映して

いない曖昧さの残る資料。内容を把握するのに時間がかかる資料。

これらは、はっきりいって会社にとって罪悪でしかない。

 

 

 

▼売上には「色」がある。会社にとってプラスになる「色」と、見てくれは

悪くないが将来的には会社にとってマイナス要素となる「色」。

この2つの「色」を別々に見られる報告書を作成することである。

優れた資料を作ることは、度のあったメガネをかけるようなものだ。

あっていないメガネでは、実態がぼんやりとしか見えない。

間違った解釈をしてしまう危険もある。メガネによって、同じ数字なのに

見えてくる世界が違ってくるのだ。

 

 

 

▼重要なのは、自分の会社が目指す方向を知り、継続的な売上を作っていく

ことだ。固定的に入ってくる売上があれば、仮に会社に出勤するのが社員の

5分の1だけだとしても、その会社は問題なく回っていく。

その会社は間違いなく成長できる。残りの5分の4の社員は、新しい事業に専念し、

上積みに貢献できるからだ。

もし、みなが朝から晩まで走り回って一時的な売上に奔走していると、どこか

で破綻が訪れる。そんな無理な状態を維持できるはずがない。

ダメな会社の典型だ。

ソフトバンクがいまのような巨大企業に成長できたのは、常にプラットフォーム

事業を構築してきたからだ。Yahoo!BB、ヤフオク!。

どれも、一人ひとりの利用者から入ってくる金額はたかがしれている。

しかし、その金額は継続的に間違いなく入ってくる。

これがソフトバンクの強さの源泉であり、成長の根幹だ。

 

 

 

▼上を動かすには、数値化することも重要だ。

「こんなクレームが来ています」といっても、川上は動かない。何から手をつけて

いいかわからないし、そもそも重要性が理解できないからだ。

そうなると「仕方ないね」「今度から気をつけてね」という話で終わってしまう。

それでは何も解決しない。大事なのは、どんなクレームが何件入っているのかを

明確にし、もし10万コール来ているとしたら、例えば会社は1億円をムダにしている

といった具体的に経営的な意味づけをすることだ。

お金に換算して初めて川上は覚醒し、理解を始める。川下のコールセンターに流れて

きたゴミ(=会社の問題点)を川上にぶちまけ、解決を図るには、一にも二にも

数値化することである。

 

 

 

▼形としてはA4サイズ1枚に統一しよう。このサイズであれば、ひと目でパッと

内容をつかめる。議事録は早く目を通してもらうのが一番。読むのを後回しにしたく

なるサイズや分量では意味がない。

最近はトヨタが報告や提案、企画書をA3用紙1枚にまとめて仕事の改善を図って

いることから、A3サイズが脚光を浴びているが、私はA3よりも断然A4派だ。

鞄にいれるにしても、A3サイズだと折りたたまなければならない。

A3サイズの書類を使いたがる役所や会社は少なくないが、会議でいちいち閉じたり

開いたり折ったりしなければならないのは面倒くさい。

また、何よりも問題なのは、ひと目で何が書いてあるかがわからない点だ。

目線を左上から右上、左下のように移動させなければ、内容が理解できない。

頭の使い方や目の動かし方がA4よりも格段に難しくなるのだ。

それに引き換え、A4サイズなら横長にしても、縦長にしても、そこに書いてある

構造がそのまま目に飛び込んでくる。どこに何があるのか、自分のほしい情報を

見た瞬間に手に入れることができるのは、A4サイズならではのアドバンテージ

だろう。

A3はA4の倍以上の手間を要するように感じる。

また、会議議事録をメールで添付して送る会社が増えていることを考えると、

なおさらA4の方がお勧めだ。PDFで送付されたA3サイズの資料を開くと、画面上

では文字が非常に小さくなってしまう。いちいちカーソルを動かして文字を判読

しなければならないのは不便極まる。

 

 

 

▼事実と評価は分けて記そう

事実と評価をごっちゃにしないこと。

これも、会議議事録において非常重要な点である。

 

 

 

▼議事録に、感情的な要素が入る余地はゼロだと心しよう。

個人の感想などを下手に入れてしまうと、議事録がとたんに情緒的になり、

プロジェクトマネジメント的なスタンスから遠ざかる。

起きたこと、決まったことを淡々と記せばそれでいい。

次のときまでにやっておかなければならないことについては、「いつまでにいくらの

コストでこういうモノを作る」というプロジェクトマネジメントの作法にならって、

はっきりとさせよう。次回の会議までに、誰がどんなものをいつまでに提出する

のかを議事録に明記するのである。

このとき、必ず体言止めにすることも強調しておきたい。

図表を見ると、「ユーザー調査報告」「納期10月20日」とあるが、もしこれを

「ユーザー調査をする」という表現に替えるとどうなるか。

「ユーザー調査は実施するが、報告まではしなくていいのかもしれない」という

解釈も可能となり、次回の会議の席で「ユーザー調査は実施しました。いま資料

を精査中です」となるかもしれない。「ユーザー調査の報告」まで期待していた

他のメンバーはあてがはずれ、日程が後ろにずれこんでしまう。

そんな事態も考えられる。

サラリーマンとは、自分のいいように解釈をして、甘えてしまう傾向がなきにしも

あらずの人種である。それを防ぐためにも、表現は体言止めとし、アウトプット

を明確に定義することを心がけよう。

 

 

 

▼責任者や納期、アウトプットを明確に決めよう

責任者と納期についても、必ず明確に決めておきたい。

 

 

 

▼定義づけの大切さを示す意味で、蝶と蛾の話を紹介したい。

日本では、蝶と蛾は別々の昆虫だとみなしている。しかし、蝶と蛾の区別なく、

両者を一括して「蝶」としている国があることをご存知だろうか。

答えは、フランスだ。フランスではも蛾も同じように「パピヨン」と呼ぶ。

蝶と蛾に異なった定義がないとうことは、蝶と蛾の区別がつかないということだ。

日本人は、昼間に活動し、羽を立てて止まり、幼虫がアオムシである昆虫を

「蝶」とみなし、それ以外は「蛾」だと考えているが、実は、この2つに生態上の

はっきりとした差があるわけではない。両者はどちらも同じ「鱗翅目」であり、

はっきりしと区別ができないものなのだ。

その意味では、蝶と蛾を同一視しているフランスは正しいわけだが、この話は、

フランスと日本のどちらが正しいかの事例ではない。

いったん物事をはっきり定義しておけば、その定義で私たちは認識し、行動

するようになるということだ。

みながこれは「蝶」、これは「蛾」だと思っていれば、物事はその定義で動く。

定義とは厳密なものである必要はない。誤差と認められる範囲であれば、それで

定義は成立する。

だから、仕事の上でも業務の定義、業務との区分けをしっかりと行いたい。

定義がなければ、みなで定義を決めること。

この作業は忘れずに実施しよう。

 

 

 

今日も社長業を楽しみましょう!