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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

以前、このブログで紹介した本『21世紀の生き方』で、受験生を持つ親の

必読書として紹介されていたのが「ドラゴン桜」。

http://tfp-j.com/wordpress/index.php/archives/1019

 

不良の荒れた学校の再生に乗り込んだ桜木弁護士がヤンキー少年に勉強特訓

して、東大に合格させる漫画です。

所得税確定申告期間中の息抜きにちょうどよかったです。

というわけで、今日の一冊はコチラ。(漫画ですが…汗)

 

 

『ドラゴン桜』三田紀房著(講談社)

 

 

本日の赤ペンチェックは以下の通りです。

 

 

▼社会のルールってやつはすべて頭のいい奴が作っている。

そのルールは頭のいい奴に都合のいいように作られているんだ。

逆に、都合の悪いところはわからないように隠してある。

 

 

▼それでも頭を働かせる奴はそこを見抜いて、ルールを上手に利用

する。給与システム、年金、税金、保険…

みんな頭のいい奴がわざとわかりにくくして、ロクに調べもしない

奴から多く取ろうという仕組みにしている。

つまり、お前らみたいに頭使わず面倒臭がっていると、一生だまされて

高い金を払わされるんだ。

いいか!賢い奴は騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負ける。

騙されたくなかったら、損して負けなくなかったら、お前ら勉強しろ!

 

 

▼人が作ったルールに従うだけで満足か?

でめえも男なら人を自分で動かす野心ぐらい持て!

 

 

▼ただ単に東大に入りたいだけなら、理科一類を狙え!

定員が他の科は約500に対し理科一類は約1000。

さらに倍率が他が3倍なのに、2.5倍と間口が広いからだ。

 

 

▼好き勝手な生活が送れて東大にも入れる…

こんなウマイ話、世の中にあると思ったら大間違いだ!

東大ちゅうプラチナチケットを手に入れたかったら、それなりの

代償を払ってもらう。時間と自由だ。

 

 

▼1日16時間勉強する。睡眠食事入浴以外。

まず起床洗面の後、すぐ数学というよりまだ算数だが、基礎的な計算

問題そして朝食。

午前中は徹底的に数学をやる。これは朝は数学など思考力を必要とする

問題を解くのに適しているからだ。

さらに起きてから3~4時間後、最も脳は活発に動く。ここでは数学を

やるのが一番なのだ。

そして昼にかけて実力より少し上の問題を解いていく力をつけていく。

脳は同じような問題をやってると集中力が持続しなくなる。

人間の集中力は1時間半が限度なんだ。

 

 

▼そして昼食をしっかり取った後、昼寝を30分。

昼寝をする直前、緑茶などカフェインの強いものを飲む。

これは寝すぎないため。

 

 

▼午後は数学・国語・英語を交互にやる。

そして夕食後、夜は記憶ものをやる。英単語・英熟語・古文単語・

漢文文法など。

これは夜の睡眠中にその日のことが短期記憶から長期記憶に変わる

ためだ。その際、15分ごとに違うものを記憶した方がいい。

例えば、英単語、古文単語、そして英単語というように。

 

 

▼いいか、勉強とは合理性と効率。

つまり、脳と身体のメカニズムを相乗した科学的トレーニングだ!

これには、食事と睡眠をしっかり取って、脳を疲れさせないことだ。

そのうえで、脳が効率よく吸収できるスケジュールを組むこと。

これを間違ったら、いくら机にかじりついて、がむしゃらにやっても、

全く無意味だ。

 

 

受験生向けのコメントは、すべて私たちビジネスパーソン、いや中小企業

の経営者向けのコメントのような…

グサグサと私の心に響きました。とりあえず、今年受験生になる息子に

爪の垢を煎じて飲ませます。(笑)

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

所得税確定申告もついに今日が最終日。皆さん、大変お疲れ様でした(笑)

そんな中、今日、某大手経営コンサル会社の士業経営チームから、こんな

メルマガが届きました。

 

「名ばかり管理職に仕事をさせるには?」

 

これによれば、全国の会計事務所の90%の部長がプレイヤーのみの仕事に

終始し、部下の指導や進捗管理を怠っているとか…(汗)

まさに、わが社のこと??? 日頃より「マネージャー=ティーチャー」と

言い聞かせているつもりでしたが、わが社もダメ?

これも経営者の私の日頃の教育不足。(笑)

組織全員が教え方に磨きをかける必要あり。そこで今日の一冊はコチラ。

 

 

『オックスフォードの教え方』岡田昭人(朝日新聞出版社)

 

 

▼「常識」を疑う4つのステップ

*常識と思われることの【真逆】を考えてみる

*常識によって導かれている行動を【批判】する

*常識を批判する場合の【対案】を考える

*新しい常識の構築と効果の検証

 

 

▼「ライフイベント」は常に未来を意識する

「就職」「結婚」「転職」などの過去の経験ではなく、「何年先に私は

〇〇〇をし ていると思います」といった会話

 

 

▼「最高学習層」には、実力が試されるような高度な内容を教え、かつ可能

な限り自主的な学習をさせて下さい。

 

 

▼「最低学習層」には、通常の集団指導とは別に、徹底的に基礎から教える

時間を設けて指導する必要があります。

 

 

▼新しい発想を書きまとめる際には、結論で締めくくるのではなく、その後、

どのような展開が予測されるか、どのような部分が欠如していたのか、【+α】

として書き留めておくことが重要です。【+α】を書き込むことによって、

次のアイデア出しの時に一歩進んだところから開始することができます。

 

 

▼英国の生涯教育の研究者であるテレサ・ベルトンは、著名な数多くの科学者

や 芸術家、アスリートなどにインタビューし、そのうちの複数の人が子供の

頃から 【一人の時間】【退屈な時間】が創造力を育むのに役立ったと回答し

ている、ことをつきとめました。

 

 

▼個別の理由やデータは、具体性、そこから導き出す結論は一般性・汎用性

が重要です。修飾語をつけてごまかしていないか、具体的には不必要な形容詞

・副詞がないかをチェックする。無意味な修飾語がなければ説明できないとい

うことは、問題が解けていないに等しい。

 

 

▼「国富論」や「神の見えざる手」という言葉で有名な、経済学の父とよばれ

るアダム・スミスは、次のように述べています。

「国民の幸せを実現するために国富論を書いた。だが、人には最低限以上の

富は無意味であり、幸福感を増すことがない。また、幸福を求めすぎること

は不幸につながり、地位が高く、金持ちになれば幸福になれる、というのは

永遠に満たされない欲望である」

 

 

▼エリートは、不安と苦悩を抱えたまま前進する

 

単なる教育本ではありませんでした。素晴らしい!

物事の本質を見抜く目を持たねばなりませんね。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

所得税確定申告もあと2日。バタバタ切迫感なく、スタッフみんな地に足を

つけて、高収益の開業医の確定申告業務に従事しております。

折り返し地点で一度、社内で檄を飛ばし、前倒しで進めてきた成果です。

そんな中でも、【社長業=意思決定業】と感じます。トップの決断一つが

事業の成否を決めます。

そこで、今日の一冊はコチラ。

 

『一流の決断力』植田兼司著(日本能率協会マネジメントセンター)

 

それでは、赤ペンチェックをみてみましょう。

 

 

▼もめた時の決断には「慎み深さと寛容」を!

これがわかれば、どんな交渉でも「落としどころ」がわかるはず。

 

 

▼自分のチームで絶対に取りたいイシューと、相手に譲ってもいいと思う

イシューを選別し、それに応じて強弱をつけて「これを譲る代わりに、

これを認めてくれ」という交渉をする

 

*「足して2で割る」「半分ずつの痛み分け」

*将来起こるかもしれない損害に対して支払う金額が問題になった時、

「ギャップ」という上限を設けるやり方

*売り手、買い手で売買金額が折り合わない場合、現在上げている利益

をベースに合意できるミニマムの金額でいったん譲渡し、将来(例えば

翌年)、利益が予想以上に上がったら買い手から追加的に一定の金額が

売り手に支払われ、利益が上がらなかったら当初の購入金額で確定

 

 

▼行き詰まったら変数(ファクター)を減らすことを考えよ

 

 

▼英国に「もし遅れても立ち止まって時計を見るな」ということわざがあり

ます。一番いけないのが「もう遅い」と思って物事を投げること、あきらめ

ることです。

 

 

▼日々リーダーが継続的に適切な決断をしていくうえで欠かせないのは部下

の支えです。したがって、日々の仕事で起こるアクシデントにおいては、

その最も大切な部下を守る気構えと行動を期待します。

 

 

▼「逆張りの哲学」で勝ち切る

▼決断の流儀

▼負けを克服し、逆転につながる道

▼感受性とストレス耐性を磨く

▼異質の人を大切にする

 

ビジネス交渉のツボは特に学びになりました。

税理士として税務署と対峙するときも最終的には交渉力ですから。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

昨日、日経新聞にこんな記事が出ていました。

 

 

「会社員の副業促進を 諮問会議民間議員 人手不足で要請へ」

 

 

労働力不足の補てんのため、副業禁止を規定している企業の多くに対し、

副業のススメを行うとのこと。素晴らしい施策だと思います。

しかし、税務申告上は副業を悪用してはダメです!

4年前の所得税確定申告期間中に、こんな報道が大体的になされました。
「架空副業でサラリーマンの脱税指南、経営コンサルを逮捕
東京地検特捜部」
記事によれば、顧客のサラリーマンに副業をしているように装わせ、

所得税の不正還付を受けさせたとして、東京地検特捜部は所得税法違反の疑いで、

都内の経営コンサルタントを逮捕したとのこと。

逮捕容疑は、所得税が源泉徴収されているサラリーマンでも、

副業で赤字が出れば、所得税が還付される仕組みを悪用。

顧客のサラリーマン数十人と共謀。

平成22年7月から24年4月、架空の副業で赤字が出たとする確定申告書を提出。

所得税計2500万円を脱税。

こんな事件でした。
サラリーマンも源泉徴収された税金を取り戻したい。

サラリーマンが副業して、事業所得が生じ、それで赤字が出たなら、

税法上は還付を受けることができる。これ自体は全く問題ありません。

しかし、これを公然と認めて、サラリーマン層が皆やりだしたら、税務署も困ります。

税金徴収の問題だけでなく、源泉徴収制度自体の根幹が揺るがされます。

源泉徴収制度はいわば、会社がすべて税金計算を代行し、

徴収を簡素化する狙いもあるからです。

こんな手法を悪用されたら、課税当局サイドは、
「徴税事務も煩雑になるし、税収減にもつながる」
となるでしょう。

この事件の逮捕容疑を見ても…

サラリーマン数十人で、たったの2500万円の脱税。

1人当り70~80万円。東京地検が動くほどの大きな額とは言えません。
本来なら、この程度は任意の調査をし、

「ごめんなさい」

と謝らせて、何十万円かを返させて終わり。そんな事案であるはず。

しかし、執行猶予はついたものの、懲役1年8ケ月、罰金600万円の有罪判決。

これは国税庁が、

「制度の根幹に触れる手法なので、見せしめに痛い目に遭わせよう」

そんなふうに考えたに違いありません。

税制の根幹にかかわる悪質な行為には、たとえ金額は小さくても、

厳罰が処されます。

徴税システムの根幹に関わる部分に手を出すと、天罰が下る、

そんな事例ですね。

 

くれぐれも、副業を悪用して不正還付は受けてはダメですよ。

私たちも所得税確定申告期間の最終章に入りました。

スタッフの頑張りで前倒しで進めているため、心に余裕をもって、

高収益の開業医のクライアントの申告業務に臨んでいます。

今日も社長業を楽しみましょう。

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

「この本はクライアント全員に絶対読んでほしい!」

心底からそう思う名著を今日は紹介します。

 

 

『稼ぐ言葉の法則』神田昌典(ダイヤモンド社)

 

 

日本一のマーケッターで、カリスマ経営コンサルタントの神田先生の新刊。

本日の赤ペンチェックは以下の通りです。

 

▼稼ぐ言葉を掘り当てる「5つの質問」

①あなたの商品は、ズバリどんな商品か?

その特徴2つを、20秒以内で、直感的にわかるように

説明すると?

 

②この商品を20秒以内で説明しただけで、「なんとか

売ってくれ」と頭を下げて、嘆願してくるお客は、どの

ようなお客か?

 

③いろいろ似たような会社がある中で、既存客は、なぜ

自分の会社を選んだのか?同じような商品を買えるような

会社が色々ある中で、なぜ既存客は、自分の会社から、

この商品を買うことにしたのか?

 

④いったい、お客は、どんな場面で、怒鳴りたくなるほど

の怒りを感じているか?どんなことに、夜も眠れないほど

の悩み・不安を感じているか?

どんなことに、自分を抑えきれないほどの欲求を持つか?

その「怒り・悩み・不安・欲求」をお客が感じる場面を、

「五感」を使って描写すると?

 

⑤なぜこの商品は、その悩みを簡単に、短時間で解決できる

のか?それを聞いた途端、お客はどんな疑いを持つか?

その猜疑心を吹き飛ばす“具体的・圧倒的な”証拠は?

 

 

▼新PASONAの法則

*P(問題)

*A(親近感)

*S(解決策)

*O(提案)

*N(絞り込み)

*A(行動)

 

 

▼「一過性の売上」を取るか、「生涯の顧客との関係」を取るか

と考えた場合、新PASONAの法則は、後者を優先する思考プ

ロセスだ。そして、あなたは、集まってきた顧客=同志とともに、

新しい世界をつくるというライフワークを始めることになる。

 

 

▼顧客が商品の購入に至るプロセスを図式化すると、縦軸は「幸福

度」、横軸は「時間」だ。

人間の行動には、大前提がある。それは、現在と未来のギャップが

大きく広がるほどに、そのギャップを埋めるために、人はアクション

(行動)を起こすということだ。

 

 

▼ギャップが十分ではない場合、人は現状維持を続ける。

「ゆでがえる」といった表現があるように、変化に気づかず、結局、

ゆであがるまで、お湯から飛び出すことができない。

 

 

▼まずは、相手が置かれた状況を、相手の立場でじっくり考える。

そして相手が心の中で、困ったと感じている「ギャップ」を見つけ出し、

明確な言葉で表現する。そこで初めて相手は、自分の問題(もしくは

欲求)に気づき、外からの声に耳を傾けられるようになる。

 

 

▼では、問題を認識した際に“真剣に耳を傾ける相手”とは、誰か?

それは、自分と同じような問題を経験し、乗り越えてきた人である。

そして彼は、新しい世界への冒険へと誘う。主人公は、はじめは日常

から離れることを躊躇するけれども、自らの決断により、狭き門を

くぐり、新しい世界を体験し始める…といった具合だ。

 

 

▼新PASONAの法則は、このように、人が成長していく物語の形式

とまったく同じなのだ。

 

 

▼つまり、売り手とは、商品がもたらす新しい世界を田尾兼して頂く

ことによって、買い手がヒーローになるように、導いていくメンターの

役割を担っているのである。

 

 

いやあ、とてもわかりやすく、良い言葉が並んでいる本です。

これを読めば、売上アップ間違いなし!

顧問先のお客様にはぜひ読んでいただいて、業績アップを!

その後の節税対策は私共にお任せ頂ければ…

安心して下さい。(笑)

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

本日AMは、社内にてウイークリー推進会議。所得税確定申告の猛スパートへ向けて、

各担当者の進捗状況確認を行いました。ただそんなときでも、経営者は目先のルーチン業務

に追われることなく、第2領域(緊急性は低いけど、重要性が高い業務)に目を配っておく

必要があります。

そのために「時間」を味方につけることの大切さを身に染みて感じるこの頃…(汗)

そこで、今日の一冊はコチラ。

 

 

『なぜあの人は「時間」を味方につけることができたのか』國貞文隆(徳間書店)

 

 

本日の赤ペンチェックは以下の通りです。

 

▼大勢と同じ時間に動く

▼秋元康氏

仕事を終えて帰宅するのが午前2~3時、それから一人で時間を使って作詞や原稿の仕事

をして、寝るのが6~7時。正午ごろ起きて午後から仕事に出かける。

 

 

 

▼楽天の三木谷浩史氏

創業して1年半の間、毎日2時間しか寝なかった。

 

 

 

▼原田泳幸氏

朝4時に起きる。まずはメールチェック、まずは対処すべき問題を認識する。

それから自宅近隣の公園で10キロ走る。考えるときは、じっと机の上で考えるのではなく、

体を動かしながら考えた方が良いアイデアが浮かびやすい。その後、帰宅してシャワーを

浴びて、身支度を整え、食事をとる。会社には8時に着く。

 

 

 

▼村上春樹氏

朝4時に起きる。午前2時半や3時に起きることもある。起きてすぐ執筆にとりかかり、

5~6時間を経た朝9~10時ごろに仕事を終える。仕事を終えた午前中に1時間ほど

ジョギング。泳ぐこともある。執筆作業は午前中だけ。

ランチを取って、午後2時以降は買い物をしたり、本を読んだり、音楽を聴いて過ごす。

夕方5時ごろから夕食の支度をして、10時ごろには就寝する。

 

 

 

▼ウォーレン・バフェット

自宅から車で2.5キロほど先にあるオフィスに朝8時半に到着。テレビを見ながらデスク

で新聞や雑誌をチェック。その後は、出資先企業から届く報告書をじっくり読む。

いくつかの来客や電話対応をし、また書類に目を通す。

夕方5時半には退社。車で自宅に帰り、妻と食事をして、その後はインターネットで

ブリッジに興じる。22時に電話会議をしてから、眠りにつく。夜の街で遊んだりしない。

お酒も飲まない。ゴルフなどの趣味もない。

お金持ちになって贅沢な生活を送ることに興味はなく、お金を稼ぐこと、それ自体にしか

関心なし。

 

 

 

▼丹下健三氏(代々木第一体育館、フジテレビ本社:建築家)

すぐに優れたアイデアを思いつくのではなく、しつこく考え続けて、あるところで一気に

ブレイクする。その証拠に子息の丹下憲孝が著書『七十二時間、集中しなさい』の中で

次のように証言している。

「人間は一つのことを72時間考え続けなければダメだ。集中力のない人間など、どうしよう

もない。24時間でも48時間でもなく、72時間。この常識を超えた長さが、いかにも父

らしい。人生のすべてに対して集中せよということ。

何事においても、集中なくして、いい結果は得られない。要は、妥協をするなということだ。」

 

 

 

▼エステー会長の鈴木氏「社長は少しバカがいい」

心がズタズタでもホラを吹いて笑ってみせる。大将が元気でニコニコして、平気な顔をして

いたら、たいていはうまくいくんだ。」

 

 

 

▼強烈な屈辱感と敗北感が人を動かす

▼ワールド創業者・畑崎氏(洲本実業卒)

「学生時代は負けた。しかし、これからは実社会だ。学生時代とは違う。新しいスタート台に

立つんだ。今度こそ勝ってやる。光商会では、何が何でもやるぞ。必死の覚悟で仕事をしよう。

成功するまでは二度と島には帰らないぞ。僕は学歴では負けた。でも、仕事では勝つ」

 

 

 

▼第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いたチャーチル

チャーチルを突き動かしてきたのは、常にコンプレックスだったのかもしれない。名門ハーロー

校から、士官学校受験に二度失敗。やっと合格したものの、父が望んでいた歩兵科ではなく騎兵科。

父は「お前のだらしない、呑気で軽率な勉強態度を証明」「ただの社会的浪費者、何百人かのパブ

リックスクール出身の失敗者の一人となり、みすぼらしくて不幸で無益な生活に転落してしまう

ことを確信している」という叱責する手紙を送っている。

それだけではない。チャーチルの長い政治活動において、何度も落選や罷免という不遇時代を

送っている。躁うつ病も患い、心臓発作を含む様々な病とも闘っている。こうした不遇の中での

コンプレックスがエネルギーとなって、その思索から小説や紀行文、ノーベル文学賞を受賞した回顧

録「第二次世界大戦」が紡ぎ出され、「地獄を進んでいるときには前進するだけだ」という強い意志

を持つ偉人チャーチルを生んだ。

 

 

 

▼トレンドを追いかけても、二番煎じに過ぎない

仕事は全勝できるものではない。全体の中で、8勝2敗なら十分。7勝3敗でOK。その負けの部分

こそが次の仕事につながるときもある。やって意味のあることなのか。そこが問題。

 

 

 

▼成功者の共通点

「私の履歴書」を読んでいると、パターンはいつも一緒だ。全く予想もしていないときに何かを始めて、

自分の努力だけでは解決しない問題にぶつかったときに、ふとキーパーソンに出会って助けられる。

そうやってどんな難局も乗り越えてしまって、いつのまにか成功者となっている。

「そのことを僕はドアが開くと言っている。ドアは自分でこじ開けるものだと思っている人が多いけれ

ど、こじ開けようとするから開かない。ドアを開けることが目的ではなく、目の前の課題を一所懸命

やっていると、いつかドアが開くことが来る」

 

 

 

▼他人と同じことをしないとはどういうことなのか?

大勢の人と同じ生活をして満員電車に乗って、会社に通って、夕方6時に自宅に帰っていては、面白いこと

と出会えるはずがない。ビジネスの世界では、日々新しいビジネスが生まれている。その中で成功する人

も、失敗する人もいるが、淘汰されていく中で、生き残って成功する企業や人物というのは、ほとんどが

ユニークなビジネスをしている。

 

 

 

▼投資の世界で大きく儲けるには、大勢の人とは反対のことをすることだ。大きな利益を得るのはたいてい

逆張りの投資家だ。事実この世界には昔から「人の行く裏に道あり花の山」という格言がある。株価が上昇し、

これまで投資に興味のなかった人が雰囲気に乗せられて株を買い始めたときがピークだと言われることが多い。

大勢が動き始めて株価が上昇していくころに、本当のプロの投資家たちはすでに売り抜けているというのが

この世界の常だ。大勢と同じことはしない。そうでなければ勝てないのが投資の世界だ。

それはビジネスの世界でも同じこと。そして、この考え方はより多くの分野で当てはまるのである。

 

 

 

▼大勢の人と違うことをする端緒として、まず何をすればいいのだろうか。最初のステップとして考えられる

のは、情報を集めて、比較してみることだ。当たり前のことだが、案外それを怠っている人が多い。この方法

が最適だ。

 

 

 

著名な経営者の1日の行動スケジュールも紹介されていて、大変興味深く読むことができました。

ただ村上春樹氏の生活スタイルは真似できないです…(汗)一流作家ならではですね。

ウォーレン・バフェットは「お酒も飲まない。稼ぐことしか興味がない」んですね。素晴らしい!

私どもの大阪駅のオフィスの窓からは、夜残業をしていると、北新地のネオン街がきらびやかに見えるのですが、

目に見えないバリアーがあるのか? (笑)ネオン街に足を向けることなく、仕事に頑張ります。

今日も社長業を楽しみましょう。

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

私どものクライアントは富裕層の方が多いのですが、そういった方々は皆さん、

成熟した大人でいらっしゃいます。深い教養をお持ちで、懐も深く、私は仕事

を通じ、お金を頂戴しながら勉強させて頂いている気分になります。(笑)

本当に有難い限りです。そこで、少しでも成熟した大人に近づきたいと思い、

手に取った本がコチラ。

 

 

『人間にとって成熟とは何か』曽野綾子(幻冬舎新書)

 

 

それでは、本日の赤ペンチェックをみてみましょう。

 

 

▼正しいことだけして生きることはできない。

すべてのことに善と悪の両面がある。

人間は誰でも、自分で自分を救わなくては生きていられないのだから、どんな

悪い境遇になっても必ず自分を生かす要素を見つけるものだ、と私は思っている。

私も年を取ったことについての意味のようなものは感じている。別に私ほど年を

取らなくてもいいのだ。しかし三十代は二十代とは違う。四十代は三十代とは

違う。肉体的能力はそれぞれ明らかに落ちているだろうが、長く生きてきた分だ

け、知的な蓄積が多くなるのは普通なのである。

 

 

▼自分の「福袋」ならぬ「体験袋」の中に、ゴミにも似た知識や記憶がたくさん

詰め込まれた実感を持つようになると、一つ見えてきたことがある。それは、善

でもなく悪でもなく、多くの場合、その双方の要素を兼ね備えているということ

だ。もっと私流の言い方をすれば、善だけの行為とか、悪だけの結果、というも

のはむしろきわめて稀であって、そういう純粋すぎる生き方・見方をする人と、

私はついぞ仲良くなれなかった面はある。

 

 

▼人間の心は矛盾を持つ。

現在でも私が日本で感心するのは、田舎のJAの人気のないオフィスの前などに

も置いてある飲み物の自動販売機が夜の間にも奪われないことだ。もちろん警報

装置はついているのだろうが、多くの外国では、あんな「宝の山」を放置する

泥棒はいない。自動販売機を1台盗めば、現金tの飲み物と機械そのものと、

三種類のお宝が一挙に手に入るのだから、必ず仲間と徒党を組んで盗みを働く

はずなのである。

 

 

▼私はニュージーランド政府が、外国のマスコミに見せたがる完璧に道徳的な

国の姿をよく理解した。この国の姿は、世界中がこうなるといいと思う理想の

形態をすでに取っていた。しかし、私の心の5%か、10%ほどの部分が、こう

いう国は本当に退屈だと思ったことも告白しなければならない。改めて言うが、

私は泥棒も嫌だ。不公平な身分格差のある社会も嫌いだ。しかし、そもそも矛盾

を含んでいる人間の心には、そうでない部分もあるのである。

 

 

▼人は公平、幸福、順調が何より好きだが、心の一部では、そうでもない要素

も求めている。つまり、不公平であることは十分知りつつ、時には桁外れの

豪華な暮らしや、家柄の故に不当に裂かれる悲恋も好きなのである。

 

 

▼それ以来、実は私はニュージーランドに行っていない。用事がないという

のが第一の理由なのだが、あまりに清浄すぎて、悪の匂いがする誘惑がない

ので、面白くない。

 

 

▼世の中は矛盾だらけだ。だから、いいことだけがいいのではない。

時には悪いことも用意されていて、その中から選ぶ自由も残されていた方が

いい。少なくとも、社会の仕組みにおいては、いささかの悪さもできる部分

が残されていて、人間は自由な意思の選択で悪を選んで後悔したり、最初から

賢く選ばなかったりする自由があった方がいい。

 

 

▼英語でワンダフルという言葉は、普通「すばらしい」と訳している。

つまり「りっぱ」とか「感動的だ」とかいう場合に使っている。その言葉の

背後には「期待していたよりもはるかによかった」というニュアンスが込めら

れているだろう。英語の「ワンダフル」は「フル・オブ・ワンダー」というこ

とで、実は驚きがいっぱい、ということだ。すばらしい、という表現の基本に

は「想定外」が含まれるらしい。もし想定通りに事が進んだら、必ずしもワン

ダフルではないのかもしれない。

 

 

▼人間社会の上に善悪の区別がはっきりしていることを信じている人を私は

避けている。そこには、人間理解の根本がないと思うからだ。

善しか人道として許されるものはなく、したがって自分は善を追う人道の道を

歩く、と簡単に信じ、信じているだけでなく、それを強烈にアピールする人と

私は付き合えない。なぜなら、少なくとも私は、そんなにいいことだけして、

生きようとしていないし、そう思う人は自己満足であって、何が社会や相手に

とって正しくいいことかそんなに簡単にはわからないことが多いからだ。

 

 

▼人は皆ほどほどの生き方をしている。身勝手なような人も意外と他者のこと

も心に留めている。社会正義は誰でも好きなのだが、それも時と場合と程度に

よって簡単には決められないと密かに考えて悩んでいる。アラブの人たちは、

この正義という点に関して、もっと大人で正直だから、彼らは格言の中で次の

ように言っている。

「正義はいいものだ。しかし誰も家庭ではそれを望まない」

の中で正義を貫いているというのは嘘だし、端的に住みにくくなるということ

だからだろう。

 

 

▼「苦しい時の神頼み」とはよく言ったものだ。人間はよく神と取引さえする

と言われている。もしあの人の苦痛を取って下さいましたら、病気が治りました

ら、生きて帰ってきてくれましたら、私はお茶を一生飲みません、甘いものを

絶ちます、というふうに神に報いようとするのだ、と言う。

私たちはそれもまた厳密な意味では禁じられていた。自分の利益のために、安易

に神と取引をしてはいけない。誓いも立ててはならない、と戒められている。

神などいるわけがない、と言う人は、人間の力だけが可能か不可能かを決める

のであって、それ以外の力が介在するわけはない、と思うのだ。しかし私はそう

ではなかった。私はたくさんのことを望んだ。しかし最後に私がすべきことと、

できることを決めたのは、私ではない存在の力が大きい、というのが私の実感

だった。

 

 

▼予期せぬことが起きるのが人生だ。まさに「想定外」そのものである。

予期せぬという言い方は、人間の分際から見た状態であり、神は人間の劇作

以上の複雑な筋立てや伏線を張った物語の展開の後に、その意図されることを

示す、というのが私の感じである。

 

 

▼ギリシャのストア学派の哲学者エピクテトスは次のように書いている。

「神々に対する敬虔の中で、一番肝要なことは次のことだと知るがいい。

一つは、神々について、彼らが存在し、そして宇宙を美しく、正しく支配して

いるという、正しい考えを持つことであり、もう一つは、彼らに服従するように

君自身を配置し、すべての出来事に譲歩し、それは最高の知によって行われてい

るのだと考えて、自らすすんでそれらに従うという、正しい考えを持つことだ。

というのは、そのようにすれば、君は神々を非難することもなかろうし、また

無視されていると苦情を言うこともなかろうから。」

 

 

▼人間の努力がなくていいわけではない。しかし努力で何事もなしうるという

わけでもない。そう思えることが、一人前の大人の状態だ、と私は思ってきた。

 

 

▼カトリック修道院の第一歩は、共同生活に耐えて一生を暮らすことだった。

隣に眠る人とカーテン一枚しか遮るもののない空間に自分のベッドがある。

食事は決められた時間に、出されるものを無言で食べる。そこでは、寝たい時

に寝るとか、食べたいものを買って食べるなどという気ままは、全く許されない。

 

 

▼ヨーロッパなどの、日本にはないような爵位を持った家とか、大財閥の娘に

生まれたような人でも修道院に入ると、まず最低この「人と共に」いる試練に

耐えるのである。

 

 

▼絆は昔から実に重いものだ、と皆わかっていたのである。その基本は、日本

では親子が同居することだった。それが戦後、欧米では夫婦で暮らすのが当然だ

と言って、多くの若い夫婦が親との同居を拒否した。実を言うと、年寄りの方も

わがままになったと言っていい。

 

 

▼しかし絆の基本は、家族が普段から心をかけ合うこと以外にない。もちろん、

友人も職場の人間関係も大切だが、親子兄弟の繋がりを断っておいて、今さら

「絆が大切」もないものだ、と私は思う。

 

 

相続税の世界には「小規模宅地の特例」という優遇税制があります。

色んな要件がある中で基本は、同居する相続人が自宅土地を引き継いだ場合、

自宅土地の評価を80%割り引いてあげましょう、という制度です。

戦前、日本では親子同居が基本だったという古き良き伝統を継承することを

税制も奨励しているのかもしれませんね。

 

 

 

無題

こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

所得税確定申告期間も佳境に入ってきました。知力と体力の勝負!

そんな様相です。(笑)本日も日帰り強行軍で東京出張でした。

今日の一冊はコチラ。

 

 

『アンソニー・ロビンズの運命を動かす』本田健(三笠書房)

 

 

それでは、今日の赤ペンチェックを見てみましょう。

 

▼変化の三大基本原則

①「基準」を厳しくする

②ゆるがない「信念」を持つ

③「戦術」を変える

 

 

▼最低線をきちんと決めておかないと、自分の理想に合わない行動や姿勢や

価値観を甘んじて受け入れてしまう危険がある。

 

 

▼失敗するから「新しい知恵」が手に入る

 

 

▼自分の運命を左右する「3つの決断」

①何に注目するか

②注目したものにどんな「意味づけ」をするか

③望み通りの結果」を出すために、どんな行動をとるか

 

 

▼自分の「行動パターン」を変える法

①心からほしいもの」に意識を集中する

②「今すぐ」変化を起こすための

③「これまでの習慣」と「苦痛」を結びつける

④「新しい習慣」と「快感」を結びつける

⑤「条件付け」で新しい習慣を定着させる

⑥新しいパターンが今後も有効かどうかテストする

(古いパターンの引き金となった刺激を想像してみて、無意識に新しい

肯定的パターンが出てくるのが確認できればOK)

 

 

▼「怒り」という感情の解決策

①相手を完全に誤解している可能性もある

②あなたの規範が必ずしも正しいとは限らない

③「このことから何を学ぶべきか。どういうふうに説明すれば、このルール

の重要性を理解してもらい、二度とこのルールを破らず、私に手を差し伸

べてくれるだろう」と自問し、自答する

 

 

▼「傷心」という感情の解決策

①現実には何も失っていないと気づくこと

②気持ちを落ち着けて、状況を見直す

③当の本人に、それとなくあなたが喪失感に悩まされていることを伝える

 

 

経営者は落ち込んでいても、誰も助けてくれませんから、マインドセットの

方法を知っておくことは大切ですね。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

私たち中小企業の経営者はリスクテイカーですね。

私が常日頃言っているのは「社長業=究極のハイリスク請負業」。

経営者は万一、会社を潰しても国から失業手当をもらえないばかりか、

個人財産全てを身ぐるみはがされてしまいます。

よって、リスクに関して正しい知識を持っておいた方がいいですね。

ただこの書籍でいうところのリスクは日本国での生活そのもの?

というわけで、本日の一冊はコチラ。

 

 

『リスクを取らないリスク』堀古英司(クロスメディア・パブリッシング)

 

それでは、本日の赤ペンチェックをみてみましょう。

 

▼相続税を100%近くに引き上げるべき、という声もよく聞かれます。

確かに資本主義社会で生きていくにあたって、まずスタートラインを公平にする

という点では有効な策かもしれません。しかし、これは資本主義の原点ともいう

べき、財産権の問題に関わってきます。

 

 

▼そもそも人間が努力し、リスクを取って経済成長に貢献した後のご褒美

(財産)は、それが保証されているものでなければなりません。泥棒によって

盗まれないよう、治安を保っておくことも重要ですが、最終的な泥棒が国と

いうのでは意味がありません。近年の中国を見ても顕著なように、財産権を

保証することによって経済は高い成長を遂げ、生活水準を大きく改善させる

ことができるのです。

 

 

▼またスタートラインを公平にするという目的であれば、目に見える資産

以外も対象にしなければなりません。例えば世襲議員は多くの場合、親が築い

た人間関係や支援者を引き継ぐことができます。その結果、選挙では一般の人

に比べて当選できる可能性は高くなるでしょう。相続税によってスタートライ

ンを公平にするというのであれば、例えばこのような目に見えない資産も計算

に入れるようなシステムが必要になるでしょう。逆に言えば、相続税を100%

にしたところでスタートラインを厳密に公平にできるわけでもなく、それで

あれば結局は、相続税をある程度の水準に設定しながら、経済成長に寄与する

動機も与える、という現在の状況がバランスの取れた落ち着きどころと考える

しかありません。

 

 

▼有効な「格差解消策」は、教育や職業訓練です。移民受け入れが難しいの

であれば、教育や職業訓練を通じて、高度な技術を持つ付加価値の高い労働力

を増やすことによって、それらが相対的に希少な状況を緩和しようというもの。

 

 

▼実際のところ、私はこれが最も有効な格差解消策と考えています。教育や

職業訓練によって、新たに高付加価値労働力が生まれれば、長期的には賃金の

上昇圧力が緩和されるばかりでなく、新しいビジネスや税収にもつながります。

格差の解消形態も上を落とすのではなく、下を突き上げる形になるので、経済

全体においてもプラスになります。

 

 

▼これに関連して重要なのは、英語の習得です。ハイテク革命に対応するもの

が高度な技術であれば、グローバル化に対応する一つの手段は英語だからです。

英語を瞬時に理解し、駆使してそのままビジネスに活かしていく、という能力

は、グローバル化が進展する中ではますます重要になってくいくと思います。

そして実際この20年ほどで、英語を使いこなる人とそうでない人の格差はすで

に広がっています。

 

 

▼日本の場合、現状というのは財政赤字が先進国の中で最悪であるということ

であり、そしてほぼ確実に起こるであろうことは、少子高齢化と人口減少が進行

するにもかかわらず、巨額の財政赤字と対峙しなければならない、ということは

ほぼ決まっています。

 

 

▼このような条件のもとでは、取るべき政策は非常に限られています。

すなわち、経済成長を最優先することによって財政赤字問題、高齢化に伴う年金

負担を乗り越えていくしかないのです。安倍政権でなくても、他の政権であって

も、他の選択肢はほとんどありません。

 

 

▼高い経済成長が実現できれば、それに伴う税収増加によって財政赤字を削減

できますし、年金不足も改善していきます。この結果、経済成長というコイン

の裏にある格差は拡大してしまうかもしれませんが、その副作用は甘受しなけれ

ばならない将来が待ち受けているでしょう。

 

 

▼アメリカと日本の高所得者上位1%の所得が国全体の所得に占める割合は、

アメリカが約20%であるのに対し、日本は9.5%にすぎません。つまり、日本は

アメリカに比べて格差が小さい国と見ることができます。

 

 

▼20世紀前半は日本でも、この割合が20%近くに上っている時期がありました。

この時期は今のようなセーフティーネットもありませんでしたから、実質的には

もっと大きな格差だったと見られます。しかし戦後はずっと10%を下回る状態が

続いています。ここにきて、10%に近付きつつありますが、それでも20世紀

前半に比べれば、半分以下の水準です。

すなわち、日本でも、20世紀前半に比べれば格差は小さいということです。

 

 

▼日本の今後の20~30年を考えた場合、かなり高い確率で格差が拡大していく

国になると予想されます。格差は問題といくら叫び続けても、少なくとも、

この先20~30年、政府は何もしてくれないし、そもそもできないのです。

 

 

上記のことは、私たち経営者が日本人として日本国でビジネスをしていく以上、

知っておくべき事実かも知れませんね。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。

今日から3月となりました。税理士業界の感覚で言えば、月が替わったという

より、所得税確定申告期間の折り返し地点であと2週間という感じです。

ただそんなときでも、目先ばかりにとらわれないように長期視点は忘れぬように

したいもの。一方、家庭の方では子供たちが思春期に入ることもあり、親子の距

離感が難しくなってきました…(汗)

そこで、今日の一冊はコチラ。

 

 

『ビジネスパーソンの父が子供たちに伝えたい「21世紀の生き方」』

酒井穣(ディスカバリートウエンティワン)

 

 

それでは、本日の赤ペンチェックをみてみましょう。

 

 

▼ 人の問題をマクロにとらえるための小宮山モデル

元東大総長の小宮山宏氏によれば、人類の問題は以下の3つに集約されるとの

こと。

 

①有限の地球

いま現在も、人類は発展しているように見えるかもしれない。実際に、会計的に

は地球は利益を出しています。つまり各種のコストよりも、企業や社会が生み出

す価値の方が大きいように見えているということ。

しかし実は、このコスト計算には、地球が様々な天然資源を生産するためのコス

トが反映されていない。例えば、漁師が魚を獲るときの人件費はコストとして計

算されていますが、自然が魚を育むコストは計算に入っていない。

仮にこうした、地球が様々な天然資源を生産するためのコストを会計的に反映

させたとすると、人類社会の収支はすでにずっと前から赤字になっているという

指摘がいま、世界的な注目を集めている。

 

原子力安全基盤機構によれば、省エネルギーに優れている日本人並みの生活でも、

エネルギー21億人、食料で50億人までが限界のようです。

 

 

②高齢化する社会

人類はいま現在、多産多死の時代から、少産少死の時代への巨大な人口シフトを

経験しています。このシフトの最中、エアポケット的に地球上の大多数の人が、

ビジネスを含めた生産活動に従事することができる生産年齢(15~64歳)になる

時期があり、これを「人口ボーナス」と呼びます。

人口ボーナスが起こっている時は、多くの人が報酬(給料など)をもらいます。

そして「来月も収入がある」という安心感が、私たちの消費を支えています。

ですから、この「人口ボーナス」が起こっている間は、経済が活性化するわけです。

ですが、この状態はまさに「ボーナス」という言葉に表現されているとおり、一時的

なものにすぎません。

 

 

③爆発する知識

インターネットを流れる情報量は、2001年から2009年までの8年間で、何と71倍に

激増しています。しかし、実際にユーザーに受け入れられて消費された情報量は、

同じ8年間という期間で、わずか2.5倍程度にしか拡大していません。

これからさらにセンサー技術が発達し、センサーが生み出す膨大な情報は、「爆発

する知識」をさらに爆発させていくことになります。私たちには、こうして増え続け

る情報をどのように整理・理解し、どう活用するのかが問われているわけです。

 

 

▼権力の背景となる価値の源泉は、情報から問題を解決できる力に移行している。

そもそも人類は、権力を求めて競争する生き物です。そこには無視できない人類の

負の面があると言わざるを得ません。しかし、権力自体には問題があったとしても、

その源泉になるものが、土地・生産設備や情報の独占から、本質的な問題解決に移行

することは、人類にとって喜ばしいことだと思います。

 

 

▼こういった本質的な問題を解決するにはあたっては、会計的な「コスト削減」という

とらえ方ではなく「消費地球量の削減」や「労働力の有効活用」というとらえ方をしな

ければなりません。

 

 

▼「消費地球量の削減」の場合であれば、化石燃料の消費量を削減するという視点から、

人類の「物理的な移動」を削減するという視点に移行していく必要があるでしょう。

ここに対しては、インターネットがフルに活用されます。

 

 

▼「労働力の有効活用」の場合であれば、お金を持っている高齢者に何かを売って

儲けるといった視点にとらわれすぎないことが重要です。人類の人口分布のボリューム

ゾーンが生産年齢から高齢者に移り、さらに日本であれば人口も減る中で、どう生産性

を高めていくのかという問題の方が本質的です。

 

 

▼生産年齢人口が減ることで国の税収が減り、高齢者が増えることで各種社会福祉のため

の国の出費は増えていきます。この過程では、当然、社会福祉は悪化し、多くの高齢者が

年金だけでは暮らしていけなくなるでしょう。

 

 

▼受験をどう考えるか

受験勉強以外にも、子供が頑張れることは無数にあるとは思います。

しかし、広い意味で知力がものを言う社会において、受験勉強を捨てる場合は、

それ相応の覚悟が必要です。現実として、学校での勉強も含めれば、1日平均

10時間以上の勉強を、自分の意思で、それこそ年単位で続けるということを

こなす子供たちがいるわけです。子供からその経験を奪ってしまうのは、あまり

に危険だと思います。

 

 

▼なるほど、受験にはテクニックが必要です。そしてテクニックは、学問の本質

ではないのかもしれません。しかし、そうしたステレオタイプな意見も、落ちこ

ぼれが東大を目指すという漫画「ドラゴン桜」を読めば、変わると思います。

「ドラゴン桜」が深いところで訴えているのは、勉強とはすなわち生きるという

ことであり、真剣に受験勉強に取り組むことは、人格の形成につながるというこ

とです。

 

 

▼受験勉強をどこまで自発的に頑張れたかは、その先の人生で、その子供が目の

前にある物事にどこまで頑張れるかを決めてしまいます。努力の結果として、志望

校に合格できるとは限りません。それは努力が足りなかったか、受験勉強に向いて

いなかったというだけの話です。

 

 

▼その先の人生では、受験勉強とは違った勉強が求められることになります。

そのとき、受験勉強を頑張った人材は「あのときよりは、ずっと楽だな」とか、

「あのときは、努力の仕方がよくなかったので今回はこうやろう」といった認識

であたれます。こうした「あのとき」の価値は、計り知れないと思うのです。

 

 

厳しい時代に生き残るためのヒント満載の書籍で、学びになりました。

息子に受験勉強を頑張らせる意義もよく理解できました。

今日も社長業を楽しみましょう。