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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。昨日は大阪中之島にて、

三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングでセミナー講師を務めました。

テーマは『会社の明日を守る「お金の危機管理マニュアル」』。

セミナー冒頭にお話したのが、大阪の中小企業の景況感です。

大阪シティ信用金庫(旧大阪市信用金庫)による、大阪府下1350社を対象にした

調査によれば、

 

▼2014年の中小企業の景気見通し

「景気が良くなる」 … 47.5%(前年数値22.2%)

「景気が悪くなる」 … 14.8%(前年数値25.6%)

 

業種別に見ると、サービス業が52.0%とトップ。

このようなデータを見ても、この一年で世間の空気が一変したことがわかります。

今日で1月も終わりますが、2014年はポジティブに走れそうですね。

ただ今回のセミナーは【ポジティブに走り出す前にチェックすべき「お金の設計図」】

ということで、会社と社長個人の両面から解説しました。

守りを固め、一気に攻める。そんな一年にしたいものです。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

ランニング

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

昨日今日と東京に行っておりました。

東京滞在中、78歳のオーナー経営者の事業承継対策のコンサルティングをしました。

事業承継案件は税理士冥利に尽きます。

なぜなら、百戦錬磨の経営者人生の有終の美に携われるだけでなく、

長年堅実経営をしてこられた経営者の生き様にふれることができるからです。

K社長、ありがとうございました!

 

ところで遠征時の個人的な課題があります。体調管理をどう行うかです。

会員になっている神戸のフィットネスクラブには通えないし、

毎朝の愛犬イチローとのウォーキングもできない…

まさか、愛犬を出張先に連れて行くわけにもいかないので。(笑)

 

というわけで、トレーニングウェアとシューズをトランクに入れて、

東京出張時はランニングをしています。

走るのは気持ちいい!

 

日本マグドナルドの原田社長は著書の中で、こう述べておられます。

「走っていると頭の中で考えがまとまるし、冷静になってひとりで考える時間になる。

会社にいると様々なことに追われて、なかなか思考が回転しないのですが、

走っていると一人だけの世界ですから、頭が冴えます。

いいアイデアを思いつくことも多いのです。」

 

ほんとにこの通りですね。

経営者には何と言っても【創造性】が問われます。

創造性を養うには、オフィスから離れ、オフサイトに入る方がよい。

オフサイトの方がふとした瞬間にひらめきが生まれるものですね。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

危機管理

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

企業経営において難しいのは【危機管理コスト】をどこまでかけるか

という判断です。

本業のビジネスを伸ばすためのマーケティングコストや人件費と違い、

危機管理コストは本業と直結していません。

よって、生きガネなのか、死にガネの線引きが難しい。

 

ただリスクマネジメントのセオリーの一つに、

 

▼発生確率は極めて低いけれども、万一発生した場合に打撃度が大きいリスク

に対応しておく

 

というものがあります。

企業経営のおける、このリスクは【経営者の死】でしょう。

人間そんなに簡単に死ぬものではありませんので、これこそ万が一、1万分の1

の確率かもしれません。

 

明日も東京にて経営者の相続や事業承継対策の相談を受ける予定ですが、

 

▼経営者のマイナスの資産 … 銀行借入の代表者個人保証の問題

 

が頭の痛い問題として浮上しがちです。

かつて西郷隆盛は【美田を子孫に残さず】と言いましたが、

プラスの財産を残すことが真の意味で子供の将来のためになるのかと考えれば、

一つ間違えば自立心を損ない、逆効果になることも懸念されます。

子供を幸せにしたければ、生き様を見せながら知恵を残すのが一番でしょう。

 

しかし、負の財産のツケを次世代に残すのは一人の人間のけじめとして

よくありません。晩節を汚します。

ただ宿命的に【社長業=究極のハイリスク請負業】という側面があるため、

一つ間違えば万一の時に「借金問題」で他人様に迷惑をかけてしまうリスクがあります。

 

もし会社に一定水準以上の銀行借入がある場合、経営者自身が若い頃から生命保険に加入し、

社長の死とともに負の資産が自動的に消滅するスキームを設計しておきさえすれば、

何の心配も必要なかった…

そんなケースを税理士としてたくさん見てきました。

 

「後悔先に立たず」と言いますが、社長自身が高齢になったときに心配になり、

イザ保険に加入しようと思ったものの、あまりに高額の保険料の設定になってビックリ…

最悪なのは、健康診断で引っかかって加入不能…

この時になって初めて気づくもの。「若い時から保険に入っておけばよかった.」と…

 

銀座まるかん創設者で、納税額日本一といわれる斎藤一人さんはこう述べておられます。

 

「波乱万丈、どんと来い! そんなふうに思えるようになったら、もう大丈夫。

不思議なことに備えのあるところにトラブルは起きません。

神様は対処の仕方がちゃんとわかっている人のところにトラブルは起こさないものなのです。」

 

皮肉なことに危機管理をきちんとしている経営者には、本当の危機はやってこないもの

かもしれません。(笑)

 

銀行借入の代表者個人保証問題を解決するための生命保険をかけておく「ムダ」を

 

▼本当のムダと考えるか、必要なムダと考えるか?

 

ここにまさに危機管理の真髄があります。

機械の歯車が滑らかに回転するには「あそび」が必要です。

あそびを全くなくすと歯車同士が焼き付いて、機械が大きく壊れてしまうもの。

一見ムダに見えるものでも、全体システムとして取り除くことができない。

それが企業リスクへの生命保険料なのです。

経営者としてこう考えておくことは、必要なムダではないか、

そんな風に考えているのです。

今日も社長業を楽しみましょう。

時間

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

社内はいよいよ臨戦体制モードに入っています。

会計事務所業界は、これから超繁忙期に突入します。

職員もほんとに忙しく、日々頑張ってくれています。

 

ただそんな中、1月11日付の日経新聞にこんな調査結果が掲載されていました。

 

「上司は残業を評価 労働時間長い人ほど意識」

 

内閣府の調査によれば、上司が残業をどう考えていると思うかについて

以下の結果が明らかになりました。

 

▼「頑張っている」と肯定的に評価されていると答えた割合

★1日12時間以上働いている人 … 53%

★12時間未満 … 48%

★10時間未満 … 38%

 

つまり、労働時間が長い人ほど「責任感が強い人」「仕事ができる人」と評価されている

と思う割合が高かったとのこと。

 

逆に「仕事が遅い」と否定的に受け止められていると考える割合は「10時間未満」で37%と

高かったのに対し、12時間以上は26%にとどまったそうです。

 

また別の質問で、残業や休日出勤をせず、時間内に仕事を終えて帰宅することをどう人事評価

しているか尋ねたところ、約1000社のうち74%がプラスにもマイナスにも考慮していないと

答えたとのこと。

 

あなたは上記の調査結果を見て、どう思いますか?

私はこんな発想の上司や会社で働く人たちが哀れに思います…

こんな考え方では、組織としての生産性はいつまでたっても上がっていかない

かもしれません…(汗)

確かに時間をかければ、仕事の【量】はこなせます。

ただ【足し算】の発想では、仕事の量は増える一方です。

特に会計事務所の今の時期はまさにそんな感じです…(苦笑)

 

仕事は大きく2つに区分されます。

 

▼時間をコントロールしづらい … 【時間連動】の仕事

(例)手足を動かすなどをする実務、ルーチンワーク、書類整理、帳簿作成

▼時間をコントロールできる … 【成果連動】の仕事

(例)頭を働かす知的仕事、新プロジェクトのプランニング、企画立案、原稿執筆

 

上記のうち【時間連動】の仕事、いわゆる日常業務のルーチンワークは、

仕組化&システム化を徹底し、高い付加価値を生むところに集中的に資源を投下

し、【成果連動】のい仕事の質を高める。

これなくして、組織の生産性(1人当り粗利益)は向上しませんね。

しかし、会計事務所業界は繁忙期になると「時間連動の仕事」が膨れ上がり、

「成果連動の仕事」に対する意識が希薄になりがち…

いかん、いかん!(自戒)

 

そのためには【引き算】の発想が大切です。

松井証券の松井道夫社長はこう言っておられます。

 

「過去の経営において、足し算の発想でやったことは全部失敗だった。

しかし【引き算】でやったことは全部成功した。

外交セールスをやめる。店舗を閉める。

揚げ句の果てに収益源である手数料も大きく値下げ。

当時は気が変になったんじゃないかと言われたが、

激しく変化する時代の中では、捨てるものの優先順位がつけられるか

どうかが最も重要だ。

もちろん何でも捨てればいいというものではない。

あふれる情報に翻弄され、捨てる決断が出来ずに得られるものばかりを

考えていないか、もう一度考えてみるべきだ。」

 

マネジメントの発明者で経営学者のドラッガー氏はこう言っています。

「時間は最も乏し資源であり、それが管理できなければ他の何事も管理することは

できない。」

 

そして、私たち経営者にズシリと重く響く言葉として、ドラッガーはこうも

言っています。

 

「イノベーションの第一歩は、陳腐化したものを計画的に【捨てる】ことである」

 

年が明け、2014年は社内でイノベーションを起こそうと考えている経営者も

多いと思います。

ただその際のキーワードは【捨てる】。

足し算の発想で、今あるものに付け加えるイメージでは、イノベーションは

生まれない。あくまで引き算の発想で、捨てることによってこそ、新しい

ものは生まれるんですね。深い言葉です…

 

超繁忙期になると軸がぶれそうになりますが…(汗)

無形資産である時間を管理コントロールし、この時期を乗り切りたいと思います。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

勇気

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

先日『「勇気」の科学~一歩踏み出すための集中講義』(大和書房)という本を読みました。

この本は、米ポートランド州立大学の心理学部講師で、ポジティブ心理学を専門とする

ロバート・ビスワス=ディーナー氏による注目の一冊。

 

2014年1月、NHKのEテレ「幸福学白熱教室」に著者が出演する ということで

直前に出された本ですが、内容は『「勇気」の科学』。

誰でも勇敢になれるスキルを書いてありました。

 

(下記引用)

「警察官や消防士などの高リスクの専門職を含め、

勇気指数が最も高かった(恐怖の値が低く、行動意志の値が最も高い)

のは 企業経営者だった。」

 

この研究結果からも、私たち経営者というのは世間一般の中では、

勇気指数が高く、リスクを恐れない 人種ということなのでしょうか?(笑)

ただ忘れてはならないことがあります。

確率による発想に従えば、

起業は馬鹿バカしいほどリスキーといえます。(汗)

なぜなら、起業する人間の【9割】が失敗に終わっているからです。

世間一般のサラリーマンや公務員から見れば、

こんな世界に自ら好んで入ろうとする人間はどこか狂っているとしか

思えないかもしれません。(苦笑)

 

だからこそ、経営者は【目標】と【目的】を混同してはなりません。

目的と目標はしばしば混同されますが、

経営者自身が【何のために】日々の行動をしているのか、曖昧になってくると、

会社は健全な姿で成長していきません。

 

▼自社が社会に対し、「一隅を照らす」存在であること

▼社員が満足してやりがいを感じながら働くこと

▼経営者自身が金銭面で世界一割に合わない商売 に陥ることなく、社長業を楽しめること

 

会社や社長の価値観は個々に違うでしょう。

ただ日本の99.7%を占める、  私たち中小企業にとって業種業界の垣根はあれどこそ、

経営の【目的】は上記3つに概ね集約されると思います。

仮に売上目標や利益目標を達成したとしても、あくまで極論ですが、

 

▼社会倫理や企業モラルに反する行為があったり…

▼社員がストレス&不満いっぱいで病人続出の状況になったり…

▼経営者自身が固定費を賄うための金策に追われ疲労困憊になったり…

したのでは【何のために】事業をしているのか、わかりませんね。

だからこそ、私たち経営者は【目標】だけではダメなのです。

今日も社長業を楽しみましょう。

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

1月17日に日経BP社より『脱ムダ金経営 ~ 中小企業のための社長力アップ講座』

という書籍が発売されました。

これは、日経トップリーダー誌の昨年9月号の特殊記事「脱・無駄金経営」が大変好評

だったそうで、このたびパワーアップし書籍化に至ったとのこと。

当時編集者が私どものオフィスにご来社になられ取材を受け、私のコメントが記載

されました。

 

そして、この書籍でも36ページから40ページにかけて、

私の税金解説が掲載されています。

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もしよろしければお買い求め下さい。

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E7%A4%BE%E9%95%B7%E5%8A%9B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E8%84%B1%E3%83%A0%E3%83%80%E9%87%91%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/4822263916/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1390345155&sr=1-1&keywords=%E8%84%B1%E3%83%A0%E3%83%80%E9%87%91%E7%B5%8C%E5%96%B6

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

1月17日は神戸にとっては特別な日。あの日から19年となりました。

当時尼崎の実家マンション最上階(11F)に住んでいた私は、

激しい揺れの中で飛び起きました。

マンションもろとも崩れ落ちるかも知れないと思えるほどの
恐怖感。その日以降何か月も続いた大混乱…

 

確かに神戸は震災でひどく傷を負いましたが、神戸に関わりを持つ人間

にとっては、KOBEに対する思い入れは強いものがあります。

顧問先のお客様の社長が、

▼なぜ神戸からスタートしたのか

▼社名の由来はどこから来たのか

を今日のブログで更新されておられました。

http://ameblo.jp/humourresort/entry-11751724876.html

 

私にとっては【神戸発】の同志です。ありがとうございます!

 

神戸は2012年、スイスのECAインターナショナルによる、世界400余りの都市における

気候・医療サービス・インフラ・安全性・大気品質などの生活水準を調査し発表した、

【世界で最も住みやすい都市】

で日本の都市で唯一トップ10入り。

また世界全体で5位、アジア内ではシンガポールに次ぐ2位に選ばれています。

これは神戸人の誇りですね。

 

ただ専門家の間では、阪神大震災から我が国は本格的に地震活性期に入った

と言われています。そして、東日本大震災を契機に世間では【危機管理】

の重要性が叫ばれるようになりました。

 

「中小企業と吹き出物は大きくなると潰れる」

とよく言われますが、経営者にとても危機管理は重要です。

特にお金の面では大切でしょう。

私も1月30日に三井住友銀行グループのシンクタンクのSMBCコンサルティングにて、

『会社の明日を守る「お金の危機管理マニュアル」』というテーマでセミナー講師を

務める予定です。

http://www.smbc-consulting.co.jp/company/seminar/kansai/month/201401/seminar_20130461-01.html

 

神戸への思いを秘めながら、防災面はもちろん、経営面でも危機管理について

見つめ直す一日にしたいと思います。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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先日、独立行政法人  中小企業基盤整備機構からグリーンの封筒が届きました。

「小規模企業共済からのお知らせです」

と宛名の下に書いてありました。

 

開封してみると【運用実績】の説明資料が入っており、

小規模企業共済資産の運用にあたっては、小規模企業共済法に基づき、

中長期的な観点から安全かつ効率的な運用を行っているとして、

下記数字が掲載されていました。

 

▼運用益   3543億円

▼運用利回り  4.56%

▼年度末運用資産 8兆278億円

(前年度末比 +2430億円)

 

この数字を見て、問題なさそうで一安心です。

小規模企業共済とは、国による事業主の退職金積立制度です。

 

私の考える【中小企業の危機管理3原則】は以下の通りです。

①   自助 … 社長のお金 = 会社を守る最後の砦

②   互助 … 日頃のビジネス社会での行い、金払いの良さが信用を生む

③   公助 … お上の力を借りる、政府の中小企業支援策にうまく乗る

 

上記3原則のうちの【公助】をお金の面で考えれば、

 

▼埋蔵金(会社版) … 中小企業倒産防止共済

 

に対し、

 

▼埋蔵金(個人版) … 小規模企業共済

 

という位置づけにあります。

どちらも、独立行政法人の中小企業基盤整備機構でにより運営されている

公的制度です。

 

大変税効果も高く、

【社長のお金 = 会社を守る最後の砦】

という点で有効であるため、私どもでも顧問先のお客様に積極的に

推進しております。

 

さあ、これで小規模企業共済の運用状況に問題ないことが確認できましたので、

年始にあたり本業のビジネスを伸ばすことに集中できますね。

社長自身が自分のマネーストーリーに不安感を抱いていれば、

従業員の物心両面からの幸福の追求に真の意味で邁進することは

できません。

今日も社長業を楽しみましょう。

悪い年にならない

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

年始にあたり、私たち中小企業経営者の多くが気になることの一つは、

今年の景気がどうなるかということ。

2014年は企業経営にとって、どんな一年になるか?

 

年末年始の日経新聞や経済誌などの情報を総合すると、

それほど悪い年にはならないと見てもよさそうです。

 

2014年のマイナス要因は何といっても、消費増税前の駆け込み需要の

反動でしょう。

ただ4月の消費増税直後に落ち込んだ後は、政府の経済対策や海外の景気改善

に支えられ、緩やかな回復にも泥との見方でほぼ一致しているようです。

 

1月5日付の日経新聞に主要小売業の52%が

 

▼4月の消費増税後に予想される売上の落ち込みは【半年以内】に解消する

 

と見ているとの記事がありました。

GDP(国内総生産)の約6割を占める個人消費の最前線に立つ小売業の経営者の嗅覚

は説得力あるかも?

また、日経新聞による主要企業の経営者20人の「2014年度のGDP伸び率」

平均は1.0%となっています。

 

以上から、今年の景気は暗いムードは少ないと言えるでしょう。

むしろ少し明るすぎるかも?

 

慎重になり過ぎるだけでは、面白味のない経営になってしまいます。

経営には大胆さも必要です。

注意力を働かせながらも、大胆不敵に事業を進めていく。

こうした経営の舵取りが2014年はやりやすそうです。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

 

__ (7)

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

私たちのオフィスも今日が仕事始め。

新しい年度も本格スタートとなりましたが、2014年度の税制改正大綱が昨年末に

発表になりました。

高額納税者日本一に何度もなった、経営の神様の松下幸之助氏。

1986年、16年ぶりに高額納税者日本一になった幸之助氏は、このように述べられました。

「私が常に感ずるのは、わが国の所得税は極めて高いということ。

国民が一生懸命働いて稼いだお金だから、  それを使う喜び、楽しみがもっとあってよい。

これだけ税金を取れば、徳川時代だったら 一揆が起こっているのではないか。」

 

1986年当時と 現代は時代背景も、税体系も異なります。

ただ上記の幸之助氏の言葉が2014年度税制改正大綱を分析してみると、

より一層マッチする様相となっています。(汗)

 

▼その1 … 【給与所得控除】の圧縮

《現行》

*年収1500万円超 … 「給与所得控除」の上限245万円

(注)「給与所得控除」とは領収証なしで無条件で給与収入から差し引いてくれる非課税枠

 

《改正》

*年収1200万円超 … 上限230万円(2016年度より)

*年収1000万円超 … 上限220万円(2017年度より)

《対策ポイント》

当初の案は、年収2000万円超の役員のみに限定したものでしたが、

上位4%を占める年収1000万円超の給与所得者に対し、

広く負担を求める形態になりました。

所得税法の10区分のうち【給与所得】の名目でのお金の取り方は、

社会保険料に加え、所得税の負担も大きくなるのは必至。(泣)

 

▼その2 … ゴルフ会員権&リゾート会員権の売却損失の増税

《現行》

売却損失 … 給与所得など他の所得と損益通算OK

 

《改正》

売却損失 … 他の所得と損益通算不可(平成26年4月1日以後)

 

《対策ポイント》

個人名義のゴルフ会員権やリゾート会員権で、含み損があるなら来年3月までに損切りすべし。

 

▼その3 … 売上高5000万円以下の保険代理店・不動産業 の消費増税

《現行》

消費税の簡易課税制度のみなし仕入率

*不動産業 … 50%  *金融・保険業 … 60%

 

《改正》

*不動産業 … 40%  *金融・保険業 … 50%

(平成27年4月1日以後に開始する課税期間から適用)

 

《活用ポイント》

売上高5000万円以下の場合にのみ 適用が認められる「簡易課税制度」。

消費税の計算は通常、【売上にかかる預かり消費税】から【仕入支払いにかかる消費税】

を差し引いた残りが納付税額になるメカ二ズム。ただ簡易課税制度は中小企業の事務負担軽減のため、

【売上にかかる預かり消費税】から、売上高に一定の【みなし率】を乗じた額を差し引いた金額 を

納付税額とできます。

ただ財務省の調べにより【保険代理店】と【不動産業】において、

実際の仕入率がみなし仕入率をかなり下回ることが判明。いわゆる【益税】の存在が発覚。

その結果、今回の増税に至ったとのこと。業種限定の狙い撃ちとなりました。(汗)

 

上記増税メニューのより深い対応策について、顧問先のお客様におきましては、

私からの新年のご挨拶を兼ねお送りした「新春CDマガジン」の中で詳しく解説しています。

今日も社長業を楽しみましょう。