» 2013 » 8月のブログ記事

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

昨日は京都でダブルヘッダーで1日2本の講演をしました。

演題は『今から相続の準備をかしこく進める方法』。

 

1本目は城陽市。日本生命・京都南支社主催の相続対策のセミナー講師です。

2本目は京都駅前の京都中心部。これは京都支社と京都南支社の合同開催。

 

▼京都十代、東京三代、大阪一代

 

という言葉があるように、京都はその土地の人間になりきるには十代も要する

といわれます。

 

ですから、神戸から参上したとなると、他のエリア以上に

「なんだ、こいつ京都の人間じゃないのか」と思われそうで、

ちょっと緊張しますね。(笑)

 

ただ今回面白いエリアだなと思ったのが、城陽市。

別名【ゴリゴリの地】。

城陽市は京都市と奈良市の中間点にあるそうで、それぞれ約20km離れている

とのこと。そこで「20km=五里」なので、「五里五里(ゴリゴリ)の地」と

呼ばれているそうです。

 

相続対策の講演で全国行脚している中で常に意識するのが【地域性】。

とはいえ、どの地域であろうと共通する「相続の本質論」は変わりません。

各2時間の講演でしたので、限られた時間の中で相続準備の必要性を腹に落とし込んで

もらうには「論より証拠」が一番。

というわけで、今回は【よくある相続トラブル事例から学ぶ】というコンセプトで

実際の事例を多数交えながらお話しました。

同じ京都府内で同じお話をしても、セミナー終了後の質問内容が城陽市と京都市中心部

での違いを感じ、面白かったです。

京都の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

 

世間で財務分析の指標としてよく用いられる数値があります。

 

▼ROA(総資本利益率)

▼ROE(自己資本利益率)

▼売上高利益率

▼総資本回転率

▼損益分岐点

 

上記は【収益性】を示す指標として主に算出されるものです。

上記は決算書上の数多くの数字を組み合わせて計算するように見えると思います。

 

しかし、なんてことはありません。

収益性の財務分析指標はたくさんありますが、たった一つの数字さえよくなれば「良好」

であると出てきます。その一つの数字とは何か?

 

▼売上総利益(粗利益)

 

ここに財務分析の限界があります。

「経営は粗利獲得業」といまれますが、粗利益が全ての儲けの源です。

別の表現をすれば、

「会社の財務上の問題は、粗利益さえ確保できれば何とでもなる」

のです。

 

安倍政権では今「脱デフレ」の動きを強化していますが、20年以上続いた

デフレ経済の影が中小企業に出ています。

税理士として多くの中小企業の月次試算表を見る中で共通するのは、

 

▼粗利益率20%以下の収益構造は極めて厳しい

 

ということ。

経費カットを断行しても、根本的に利益体質に変えるのは難しい。

粗利益はビジネスのエンジンみたいなもの。

この粗利額が十分に確保できなくなると、隠れていた会社の問題点がどんどん噴出

してきます。まさに満潮の時には見えなかった浜辺が引き潮になった時に初めて

顔を出すかのようです。

 

8月も終わろうとしている今、9月以降の戦いに備え、自社の粗利益の状況を

一度点検してみて下さい。

今日も社長業を楽しみましょう。

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

 

昨日の日曜日は雨天のため、息子の少年野球は練習も試合もなし。

炎天下での野球は親もしんどい…(苦笑) 私にとってはまさに恵みの雨か?

 

というわけで、久しぶりにフィットネスクラブで一汗かきました。

この歳になると、少し運動不足になっただけで知らぬ間にお腹に脂肪が…

油断すると、メタボ体質まっしぐら?

やはり「忙しい」を理由にフィットネスクラブ通いをサボってはいけないと

再認識させられました。

 

このことは会社経営にも当てはまります。

社長が知らない間に膨れ上がっているのが【固定費】。

 

ビジネスを拡大していこうとすると、宿命的にこの壁に直面します。

 

▼人を増やして、規模を大きくしよう。 ⇒ 人件費アップ

▼もっと大きなオフィスが必要だ。   ⇒ テナント家賃アップ

▼多額の保証金を支払うために融資が必要だ。 ⇒ 銀行借入膨張

▼この固定費を賄うには売上がもっと必要だ。 ⇒ 採算性の悪い仕事も受注

▼この売上をこなすにはもっと人が必要だ。    ⇒  人件費アップ(再び)

 

というように、固定費はスパイラル状に増加していくのです。

固定費の総額が増えるので、最低限必要な損益分岐点売上高もさらに上がることになる。

気がついたときには、組織は大きくなったものの、驚くほど損益分岐点売上高が上がり、その結果

として、売上が減った時に一気に赤字体質に陥ってしまうのです。

 

ただ固定費が増えるのは別に悪いことではありません。

その分だけ、売上が増えるのであれば問題ないわけです。

 

注意すべきなのは、売上高の伸び以上に固定費の伸びの方が大きくなること。

なぜこうしたことが往々にして起こりがちになのか?

 

それは【パーキンソンの法則】にあります。

これは、

 

「仕事の量は完成のために与えられた時間の限界まで膨張する」

 

という法則です。

 

会計事務所というのは労働集約性の高い職種ですが、痛切に感じるのは、

 

「人は時間に余裕があると、その時間数に合った業務処理スタイルに変えてしまう」

 

ということ。

 

だからこそ、私どものオフィスでも、今年度から【15分ごとのタイムマネジメント制度】を

本格導入し、少数精鋭で効率の高い経営をするよう心がけ、現在も奮闘しております。

 

生活習慣病は特に痛みがないのに、いつのまにか身体を蝕んでいます。

会社経営でも知らないうちに【固定費】が増え、非効率な組織が出来上がっていたということの

ないよう、気を付けたいところですね。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

 

夏の甲子園の高校野球は、前橋育英高校が優勝しましたね。

監督とキャプテンは親子。

そのキャプテンの選手は小5の時に作文でこう書いたそうです。

「お父さんが監督をしている高校に行って、甲子園に出て優勝するのが目標」

 

念ずれば現ずる。ほんとにすごい話ですね。(拍手)

 

ただ税理士ネタを絡めてお話をすると、勝ち進めばその分だけ、滞在費などの諸経費がかかります。

多くの場合【1口数千円から】なとと卒業生に対し、寄付を募るようです。

今回も準決勝や決勝に勝ち残った高校のOBの方々は母校愛で寄付をされている方も多いでしょう。

 

その場合の税金ネタをお話すると、

もし経営者の方が母校に寄付をする場合は注意すべきなのは、

 

▼支出したのが個人か会社かによって税務上の取り扱いが変わる

 

こと。

 

個人として母校に寄付すれば、所得税の【寄付金控除】の対象OK。

 

ただ会社のお金で寄付をした時は、【社長に対する給与】として取り扱う必要があります。

会社名義で寄付金を支出したことになれば、支出先の学校との関連性においても、単に社長の母校という

だけで事業に関連する取引先ではないため、会社での損金性はないのです。

 

税効果を考えれば、社長は会社ではなく、個人で寄付して頂くのがよいでしょう。

 

なお、経営者がいくら個人で寄付を行ったとしても、支出先が学校ではなく、部活の「後援会」であれば、

寄付金控除の対象にはなりません。

寄付金の案内を見ると、振込先が【後援会宛】になっていないか注意して下さい。

 

夏の甲子園高校野球が終われば、夏の終わりを感じますね。

何かちょっと寂しい気がするのは私だけでしょうか?

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

無題

 

 

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

 

私が毎月愛読している「日経トップリーダー」の中に【社長の実像】という社長200人アンケート

が出ています。

今月号の内容をシェアさせて頂くと、下記のデータが掲載されていました。

 

▼「経営者として力が足りない」と強く感じたことは?

*ある … 76%  *ない… 24%

 

▼それはとんなときですか?

*売上が大きく減少したとき   … 44.1%

*社員が付いてきてくれないとき …    19.1%

 

▼自分に何が不足していると思いましたか?

*経営戦略の構築力  … 27.6%

*リーダーシップ   … 25.0%

*長期的なビジョン  … 17.1%

*決断力       … 11.2%

*実行力       … 11.2%

 

▼今後、時間をかけて勉強したいテーマは?

*経営戦略全般     … 42.5%

*マーケティング …  11.5%

*IT       …  7.0%

 

 

私もいつも自分の経営者としての力不足を感じています。(汗)

上記のデータを見て改めて感じるのは、

 

「一見強く見えるけど、本当は弱い存在」

「パッと見はカッコよくスマートに仕事しているように見えるけど、

裏では苦悩の孤独な日々を送る存在」

 

がまさに中小企業の経営者の実像であるということですね。

社長は孤独といわれる所以です。

 

そうした状況の中、上記アンケートによれば、

 

▼社長の自己投資額は年間34万円

▼最高額は500万円

 

となっています。

経営者にとって、ビジネス書を買い込んだり、外部セミナーに受講したりする費用は

まさに【生きガネ】。

 

私どもでも歯科医院のクライアントが数多くありますが、伸びている医院に共通するのは、

 

▼院長やスタッフの研修費用に膨大なカネをかけている

 

ということ。これは一般企業にも当てはまります。

 

経営者は目の前のことに忙殺されるのではなく、しっかり【考える時間】が必要です。

このアンケートの自由回答欄のコメントでも、

「この5年くらいは防戦一方だった。最近業績が上向いてきたので、目の前のことに忙殺される

のではなく、3年後、5年後を見据えて勉強を始めたい」

という内容もありました。

 

勉強したい分野のダントツNo1は【経営戦略全般】。

日常業務に追われるのではなく、お互いこの分野に時間とコストを集中させていきたいところですね。

34万円どころでは足りないかも?

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

溶けてなくなる

 

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

 

毎日ほんとに暑いですね。

お盆の夏季休暇が終わり、私どもも今日から営業再開しました。

休み明けは何かと忙しくなりがちですが、顧問先のお客様から今日3件の報告を受けました。

内容は、金融機関からの資金調達がうまくいったとのこと。

 

会社のさらなる成長へ向けて、そのマネーを是非とも有効に活用して頂きたいものです。

ただ銀行借入が増えるというのは、当然手放しで喜べるものではありません。

中小企業は手持ちキャッシュが大切になるため、確かに【無借金経営】は美とは言えません。

しかし、銀行借入を以下の【3つ】に色分けして、融資を受けた要因を区分管理しておく必要

があります。

 

▼(青)信号 … 負債から負債へと入れ替わるもの(借換)

<例>

手持ち資金を潤沢にするため、保証協会などの制度融資を活用し、返済期間を長くし、

毎月の返済負担を圧縮したうえで、金利水準も低くする。

 

▼(黄)信号 … 資産の購入時(設備資金)

<例>

身の丈以上(?)の過大投資をしたばかりに、その借入返済でキャッシュフローが極度に悪化。

 

▼(赤)信号 … 赤字補てん(輸血の繰り返し)

<例>

売上低迷により資金繰りがひっ迫し、応急処置的に銀行融資に頼る。

 

 

あなたの会社の銀行借入要因には何色の信号が出ていますか?

上記の中でやはり注意してほしいのは【赤信号】。

 

赤字補てんのための銀行融資を何度も繰り返していると、経営は破たんしてしまいかねません。

確かに経営も人生同様、「山あり谷あり」ですが、赤字補てんは最後のカードです。

あくまで応急措置でなければいけません。

 

今日も業績再建へ向けて尽力されている社長から、資金調達成功の一報を受けた時に

私からかけた言葉が、

 

「その資金が溶けてなくならないように、有効に利用して下さいね」

 

ということ。

毎日猛暑続きで、アイスクリームもすぐに溶けてしまいますが、くれぐれも銀行融資を受けた

キャッシュがすぐ溶けてしまわないようにご注意を!

今日も社長業を楽しみましょう。