こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。
参院選で予想通り、自民党が圧勝し、ねじれが解消されました。
これにより、政治の意思決定&実行のスピードが上がるのは喜ばしいことです。
私たち経営者としては、世間の速い動きに後れを取るわけにはいきません。
【社長業=意思決定業】。
決断のスピードがほんとに大切になる。
プロ野球の横浜DeNA球団を持つ、株式会社DeNAの創業者でいらっしゃる南場智子さんの
著書『不格好経営』(日本経済新聞社)にこんな記述があります。
「決定には勇気がいり、迷うことも多い。
もっと情報を集めて決めようと、やってしまいたくなる。
けれども仮に1週間後に情報が集まっても、結局また迷うのである。
こうしたことが、動きの速いこの業界では致命的になることも多い。」
そして、南場さんは本書の中でこうも述べられています。
「それにしても、マッキンゼーのコンサルタントとして経営者にアドバイスをしていた自分が
これほどすったもんだの苦労をするとは…。」
「私が何に苦労したか。まず物事を【提案】する立場から【決める】立場への転換に苦労した。
コンサルタントとして、A案にするべきです、と言うのは慣れているのに、Aにします、となると
突然とんでもない勇気が必要になる。
コンサルタントの【するべき】も判断だ。
しかし、プレッシャーのなかでの経営者の意思決定は別次元だった。
【するべきです】と【します】がこんなに違うとは。」
経営のかじ取りは理屈だけでは不可能。最後は覚悟と腹決めなんですね。
最近ホントに暑くなりましたので、夏バテしそうですが、
意思決定の“重み”を感じながらも、それに臆することなく、決断スピードのアクセルは
全開モードで行きたいですね。
今日も社長業を楽しみましょう。