こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦

@税理士です。

 

 

東京では、誰もがラブストーリーの主人公になる。

 
そんなキャッチコピーで、25年ぶりに続編として、発売された連載漫画

が昨年話題になりました。
『東京ラブストーリー ~ After 25 years』

 

 

1991年のバブル景気で沸く日本。

当時、若い女性の間で大ヒットした、
トレンディードラマ『東京ラブストーリー』。

 

「永尾完治」こと織田裕二、「赤名リカ」こと鈴木保奈美。

大東京で二人のキャストが演じる、切ないラブストーリー。

当時は携帯電話も普及していない。

庶民の連絡手段が固定電話と公衆電話という時代。

連絡の来ない相手をじっと待つ。

そんなシーンに胸キュンでした。

スマホ全盛の今日の恋愛事情では考えられないですね。(笑)

そして昨年、その続編として舞台は、あれから25年後。

当時の主人公の永尾完治と赤名リカが50歳になって再会。

そんな設定で、週刊ビッグコミックス創刊35周年記念で掲載されました。

25年前に大学生だった私も当時を懐かしみ、
一気に読んでしまいました。(笑)

 

 

そして、この『東京ラブストーリー』の主題歌として、
当時大ヒットしたのが、
『ラブストーリーは突然に』(作詞作曲:小田和正)
です。このヒット以降、小田和正氏もヒットメーカーの仲間入りへ。

 

「何から伝えればいいのか わからないまま時は流れて♪」

 

 

この歌詞で始まる名曲は、
アラフィフ(50歳前後)には思い出深いと思います。

(アラフィフ以外の人はごめんなさい)





実は、私たち経営者の間でも、
『ラブストーリーは突然に』
もとい(笑)、
『マネーストーリーは突然に』
というシーンがあります。

 

 

経営者として、お金に関する重要な判断が求められる。

そんな時、マネーストーリーが

【突然!】

あなたの脳を支配する。

 

 

私(岩佐)が税理士登録して20年。

クライアントとお金の話をしていると、いつも感じることです。
つまり、
【経営者はみんな独自のマネーストーリーを持っている】
ということ。

 

 

あなたの子供の頃や若き日の記憶、原体験。

それが一人ひとりのマネーストーリーを形づくっています。
私たち中小企業経営者は一体どうか?
例えば、中小企業の事業承継で、先代が多額の借金を残した。
そんなとき、借金を引き継いだ後継者に
こんなマネーストーリーが生まれます。

 

 

「借金は悪だ。自分の代では無借金経営にこだわりたい。」

 

 

借金で資金繰りに苦しんでいた親父の背中がトラウマになっている。

借金に対し、強いアレルギーがある。

よって、銀行から借入することを頑なに拒否する。

 
また、こんなマネーストーリーが生まれるケースもあります。

 

 

「俺は親父の借金を背負わされて、本当に苦労した。

だから、絶対に自分の子供には同じ思いをさせたくない。」

 

 

このようなマネーストーリーを持つ経営者は
間違いなく、堅実にビジネスを展開されています。
会社を将来潰す心配もないでしょう。

しかし…

こうしたマネーストーリーを持つ経営者が注意すべきこと。

それは、借金を怖がっていては、いずれビジネスの成長は止まり、
ジリ貧になっていくということ。

銀行から借入をしなければ、
資金繰りに苦しむことは確かにないかもしれません。

しかし、それに安住してしまっては…
自分の収入の桁は上がらないし、
事業のスケールもいつまでたっても大きくなりません。

ビジネスを最短最速で成長させていくには、
銀行借入で成長スピードを加速させる。

銀行借入のリスクを敢えて背負う。
それを乗り越えてこそ、
真の経営者として肝がすわり、本物の事業家になれる。

これも経営の真実です。

 
先代から負の資産を引き継いでも、その運命を真正面から受け止める。

そして、自分の代で会社を一気に成長軌道へ。

そんな後継者は、銀行借入に対し、被害妄想ではなく、
健全なマネーストーリーを持っています。






▼銀行借入は会社成長において必要悪な存在
と認識している。

 

 

▼ただやみくもに借金することは避け、
銀行借入の健全ラインを常に意識している。

 

 

▼銀行借入は年商の3割以下の範囲内。
デッドラインは年商の半分。

 

 

▼形式上は無借金経営でなくても、【実質】無借金
を目指している。

 

▼手持ちキャッシュと簿外資産(生保の解約返戻金)
の合計が常に銀行借入残を上回る状況を作っている。

 

 

▼経営者に万一のことがあった場合、残された家族や従業員
が困らないシステムを作っている。
具体的には、銀行借入の2倍以上の死亡保障が付いた
経営者保険に加入している。






こうしたマネーストーリーを持つ後継者は経営者として、
【100%理性的なお金の判断】
ができています。
昨年25年ぶりに続編として描かれた、

『東京ラブストーリー ~ After 25 years』

では、永尾完治の娘と赤名リカの息子が結婚。
25年前に別離したカップルは次世代で結ばれる。

そんなシーンが描かれています。

先代のマネーストーリーを次世代で正しく書き換える。

『東京ラブストーリー』同様、そうありたいものですね。

 

 

人間の脳は、三層構造でできているのを知っていますか?
私たちは普通、人間の脳を一つの【塊】だと考えています。
しかし、以下の3つの構造になっています。

 

▼ハ虫類脳

▼ホ乳類脳

▼大脳新皮質

 

 

一番内側の部分が【ハ虫類脳】。

原始的な脳の構造で、脊椎動物すべてに共通。

その働きは極めて、
【本能的】、【自律的】、【素早い】
といわれます。

 

▼マネーストーリーは突然に
という状態はまさに【ハ虫類脳】

に経営者が支配されている時なのです。

子供の時の原体験に形作られたマネーストーリー
で感性的に動く。

これは経営者として、絶対に避けるべし。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

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