こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

ただ今、年次有給休暇の消化のため、
交代制でスタッフが夏季休暇を取得中です。

スタッフの大半が9連休を取得しております。

顧問先の皆様におきましてはご迷惑をおかけしておりますが、

お盆期間中もオフィスは通常営業ですので、
どうぞよろしくお願いします。

 

私(岩佐)のお盆休みは恒例の墓参り。

岡山に帰省しております。

創業の原点ならぬ家族の原点といえば、
先祖の墓参りかもしれません。

岡山で奥津温泉にも行き、しっかり身を清めました。

 

 

先週は毎年定例のPET検診へ。

頭の先から足の先まで、
もとい、太ももまで身体検査。

その日は講演の依頼もありましたが、
丁重にお断りし、健康チェックを優先。

やはり「身体が資本」ですね。

お盆明けから再び走れるように、コンディションを

整えております。

皆様におきましても有意義なお盆をお過ごし下さい。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日、神戸の顧問先様の経営計画発表会に来賓として、

参加しました。

私どもと顧問税理士契約を頂戴後3年連続での参加となります。

 

そして、最後に以下の通り講評を述べさせて頂きました。

……………………………………………………………………………………………

皆さん、こんにちは!

●●社長を初め、✖✖社の社員の皆さま、またご参列の

取引金融機関の皆様におきましては、いつも大変お世話になり、

厚く御礼申し上げます。

 

さて、✖✖社におきましては、2008年の創業以来、この4月で

丸10年という大きな節目をお迎えになられ、敬服の限りで

ございます。

 

私も仕事柄、多くの企業様の財務内容を見ておりますが、

経営も人生同様、山あり谷ありでありまして、

売上を上げ続けることはなかなか難しいものがあります。

しかし、✖✖社におきましては、10期連続増収、売上を

毎年右肩上がりで伸ばし続けていらっしゃいます。

これはまさに「言うは易し、行うは難し」です。

 

なぜ、✖✖社は毎期安定して売上を上げ続けることができる

のか? その疑問が今日改めて理解できました。

それは、前期のプラス要因及びマイナス要因など、しっかり

分析がなされており、Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Action の組織

風土がきちんとできていらっしゃることです。

これもひとえに●●社長の経営手腕の賜物であり、素晴らしい

の一語に尽きます。

 

 

また、顧客別売上予算には毎期感銘しております。

例えば、A社は従来からの重要取引先として、更に伸ばす。

一方、前期で予算を大きく下回ったB社は予算を下げ、

同じくC社はほぼ前年並みをキープ。

このように大変メリハリの利いた販売予算を設計されて

います。

 

 

800億円の赤字だったコマツを世界シェアNo1の建機メーカー

に育て上げ、名経営者として名高い坂根正弘氏。

坂根氏の掲げた『ダントツ商品・ダントツ経営・ダントツ

ソリューション』は有名です。

坂根氏は「ダントツの強みを磨くには、最初に何を犠牲にする

か、あらかじめ決めておくべし」と言われています。

そのトップの決断が「これだけは絶対に他社に負けない」と

いう強みを磨くのだということです。

恐らくA社におきましては、✖✖社の他社に絶対負けない

ダントツの強みが活かされていらっしゃると思います。

ただ一方で、●●社長もおっしゃったように、特定少数の

上得意客に依存した収益モデルは本来理想ではなく、

売上のウエイトも将来的にはもっと下げていきたいとのこと

ですので、他の営業部や海外事業部の今後のご尽力に期待

したいと思います。

 

 

また、創業以来の管理方針『3ない』つまり、在庫ない・

手形ない・先に払わないという守りの戦略は、取引金融機関

におきましても、大変高い評価を頂いておりまして、

これが今日の✖✖社の健全な財務体質の礎になっています。

 

 

本日の計画数字は決して“絵に描いた餅”ではなく、

必ず達成可能な数字であるとお見受けしました。

2020年の経営ビジョン実現へ向けて、第11期に実りある

成果を達成され、✖✖社の益々のご発展の道を歩まれること

を祈念しまして、私の挨拶のしめくくりとさせて頂きます。

……………………………………………………………………………………………

 

 

今月はお盆明けにもう1件、顧問先様の経営計画発表会に

来賓として参加する予定があります。

成長意欲の高い、素晴らしいクライアントとご縁を持てて、

顧問税理士冥利に尽きます。

このたびはありがとうございました。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

オーナー経営の優等生として、有名な企業があります。

その名は『キッコーマン』。醤油最大手の企業です。

 

 

発祥は1661年。

茂木七左衛門家が味噌づくりを始める。

そして分家の茂木七郎右衛門家が醤油を作り始めた。

その後、1873年に亀甲萬印が
オーストリア万博で名誉賞を受賞。

1838年には幕府御用醤油造の命が下る。

素晴らしい長寿企業です。

 

キッコーマン名誉会長の茂木友三郎氏は『週刊ダイヤモンド』
のインタビューの中でこう語りました。

……………………………………………………

創業家が経営権を持つメリットは何か?

それは創業家であれば、
使命感が強くあるでしょうね。

それと長期的な視野で経営をやれると
いうこともあると思います。

4年くらいで社長が代わる会社もあります。

ただそれでは短い。

8家の醸造家が合併して創業した当時から、
代々伝わる不文律があります。

まず8家はそれぞれ1世代に1人しか
会社に入れない。

役員になっても適任でなければ、
社長になれません。

各家は自分の家を継ぐ人間を
しっかり教育して、

優秀な人材を会社に入れようとするので、
切磋琢磨しています。

8家の子どもたちには、
使命感をしっかり教え込むことでしょう。

……………………………………………………

 

 

さすが!

オーナー経営の成功モデルと称される
経営者のお言葉には重みがあります。

敬服の限りです。

 

 

ただ最近、残念なニュースを目にしました。

 

 

『大塚家具 身売りか!?』

 

 

大塚家具の上半期の経営成績が深刻だとか。

15年末に109億円あった現預金が
18年3月末では10億円まで減少。

3期連続の赤字。

取引銀行が買収企業として推薦した
ヨドバシカメラの経営幹部はこうコメント。

 

「大塚家具は買うだけの魅力がない」

 

これにより買収先候補としては、
貸会議室大手のTKP社に絞られたとか。

創業者の父勝久氏は、桐ダンスの工房だった家業を
売上高730億円企業に育て上げた。

一方、娘の久美子氏も一橋大学卒業後、
現みずほ銀行に初の女性総合職として入行。
エリートでいらっしゃった。

 

ただ両者の経営観には、
大きなギャップがあったと言います。

父勝久氏によれば、久美子氏が大塚家具入社後も、
自分の考えは、

「言うまでもないこと」

「見ていれば分かるだろう」

と期待していたとか。

そこに過信が生まれたと述懐されています。

やはり社員にも後継者にも、
理念の共有とか躾が重要である。

 

キッコーマンの成功事例と、
大塚家具の失敗事例からの教訓です。

 

『創業の原点』を見失いかけた大塚家具はいかに??

 

経営も人生同様、山あり谷あり。

色んな問題が起こります。

松井秀喜氏にはこんな名言があります。

……………………………………………………

どんな道でも進んでいけば、
嫌なことはいっぱいあります。

それでも逃げないことだと思います。

ジャンプする前には、身体を縮めます。

そうした準備行動をしなければ、
決して高く飛び上がることはできません。

「今は身体を縮めて、
ジャンプの準備をしているんだ」

と自分に言い聞かせ、

我慢の生活をできるだけ
明るい気持ちで過ごすことです。

……………………………………………………

 

 

本当に勇気の出るお言葉です。

どんな問題に直面しようとも、

 

「絶対に法人を潰せない」

そんな使命感を持って、経営者は事業に邁進すべし。

自戒の念として、肝に銘じたいと思います。
今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

夏の風物詩といえば、甲子園高校野球。

全国高校野球100回記念選手権大会が開幕しました。

目玉は『甲子園レジェンド始球式』。

かつて甲子園を沸かせた元球児が連日マウンドに

上がります。

 

 

▼松井秀喜(星稜)

▼石井毅(箕島)

▼定岡正二(鹿児島実)

▼牛島和彦(浪商)

▼平松政次(岡山東商)

▼谷繁元信(江の川)

▼水野雄二(池田)

▼本間篤史(駒大苫小牧)

▼坂本佳一(東邦)

▼中西清起(高知商)

▼安仁屋宗八(沖縄)

▼板東英二(徳島商)

▼金村義明(報徳学園)

▼中西太(高松一)

▼桑田真澄(PL学園)

▼佐々木主浩(東北)

▼太田幸司(三沢)

▼井上明(松山商)

 

蒼々たる顔ぶれです。

この中でも秀逸の存在は、松井秀喜氏でしょう。

読売巨人軍を経て、NYヤンキースなどで活躍。

2013年には、国民栄誉賞を受賞。

先日の日本経営合理化協会主催の全国経営者セミナー

にもご登壇。
http://www.tfp-j.com/pdf/20180720.pdf

 

 

コマツをV字回復させた名経営者の坂根正弘氏との対談。

松井氏は初日、私(岩佐)は3日目の登壇でしたので、
お目にかかることができず、残念!

https://www.jmcatop.jp/seminar/latest.html

 

 

ただ松井氏が座ったという椅子に
講師控室では座らせて頂きました。

しばらくお尻は洗いたくなかったです。

夏なのに、不衛生でごめんなさい!

(笑)

 

 

松井氏の甲子園伝説と言えば『5連続敬遠』ですね。

1992年夏の明徳義塾戦。

高校野球史上に今なお事件として、
語り継がれています。

アルプス席から次々と投げ込まれるメガホン。

「帰れ」コールがスタンド中をこだまし、

「グラウンドに物を投げ込まないで下さい。」

との場内アナウンスをかき消す。

試合終了後の明徳の校歌斉唱時。

騒然としたスタンドの声で校歌が全く聞こえない。

明徳ナインが宿舎に戻れば、
2日で1000本の抗議の電話が止まらない。

「ダンプ突っ込ますぞ!」

「殺すぞ!」

「爆破するぞ!」

そんな脅迫めいた電話もあったと言います。

明徳は次の広島工業戦で大敗。

試合後、明徳ナインはこう言ったとか。

「甲子園に来ない方がよかった。

つらいことしか思い出になりませんでした。」

ストライクゾーンで松井選手と正々堂々と

勝負しに行かなかった。

フェアプレー精神に一石を投じた。

そんな前代未聞の出来事でした。

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税務の世界も高校野球と同じです。

「ストライクゾーンで勝負しに行かねば、
真の資産防衛は図れない」

このことを肝に銘じるべし。

例えば、平成28年11月の佐賀地裁判決を紹介しましょう。
医師が同族法人(MS法人)に支払った
高額な不動産賃借料に対し、

 

▼所得税法157条の1項
(行為計算否認規定)

 

が適用された事例です。

原告である医師は診療所の開設に際し、
以下の状況にありました。

 

▼診療所として、MS法人が所有する
土地建物を賃借

▼医師がMS法人に支払った賃料

*平成20年度 1240万円

*平成21年度 1260万円

*平成22年度 1260万円

▼MS法人は赤字であり、債務超過にあった

税務当局は上記の賃料が「著しく高額」として否認。

裁決として以下の結論に至りました。

▼本件の賃料の適正金額

*平成20年分 231万2532円

(1008万7468円否認)

*平成21年分 231万7632円

(1028万2368円否認)

*平成22年度 231万7632円

(1028万2368円否認)

上記の根拠として、裁決では以下のように認定されました。

 

▼医師がMS法人に支払った賃料が、
著しく高額であることは明らかである。

 

▼医師の行為は通常の経済人の行為として、
極めて不合理である。

 

▼医師がMS法人の株主であるという
特殊な関係にあったからこそ、

なしえた同族法人の行為であると
いわざるを得ない。

 

▼そのような行為を許した場合には、
医師の所得税の負担を不当に減少させる
結果となることは明らかである。

 

▼よって、医師は適正賃料の範囲でしか、
必要経費に算入することは認められない。

 

『個人増税 vs 法人減税』の流れに乗る。

よって、医師個人からMS法人に対し、
賃料をたくさん払う。

これにより、

 

▼医師個人の所得税は大きく圧縮OK

▼医師ファミリー全体で大きな税効果が得られる

 

というメリットが得られます。

税務戦略としては有効性の高い判断であったと言えます。

さすが! 医師先生は頭脳明晰です。

しかし、松井選手に対する明徳の投手と同じ??

ストライクゾーンからあまりに
大きく外れた球を投げている??

私(岩佐)は税理士として、
本件をこのようにに分析するのです。

 

公認野球規則では、
ストライクゾーンをこう定義しています。

 

 

「打者の肩の上部と、
ユニフォームのズボンとの中間点に
引いた水平のラインを上限とし、

ひざ頭の下部のラインを下限とする
本塁上の空間をいう。」

「この空間は本塁の形を底面とした
五角柱と考えればよく、

球審はこの空間を通過したと
判定した投球をストライクを、

通過していないと判定した場合は
ボールを宣告する。」

 

本件診療所の類似物件について、
福岡国税局長は下記を選定基準として、
示しています。

▼半径500メートル以内については、
場所的類似性が高く、
地域要因が類似している。

▼構造・用途が類似している。

▼規模や建築費・築年数が類似している。

上記の選定基準において【客観的合理性】

が認めれれば、税務上ストライクゾーンにある。

そう判定されるのです。

 

 

 

『甲子園が割れた日

~松井秀喜5連続敬遠の真実』

 

中村計氏著(新潮文庫)には、こんな記載があります。

……………………………………………………

明徳義塾監督の馬淵は、
敬遠を実行する上で、試合前夜、
選手に3つの偽装を課していた。

一.捕手は座ったまま、
外に外させること

(捕手の証言)

「立つなと。横にそらせ、と」

一.外野はフェンスぎりぎりまで
下がること

(外野手の証言)

「松井が打席に入ったら下がれ、って。
要するに演技でしょう?」

一.投手は不調を装うこと

(投手の証言)

「入らんフリをしろって。
おかしいなあ~って、やれって」

あからさまな敬遠ではなく、
勝負に行っているが、

偶然外れている、

そんな風を装うためだった。

主将はその意図をこう理解していた。

「スタンドが騒ぎ出すのを
抑えたかったんでしょうね。」

だが、馬淵にこれらの偽装を確認すると、
捕手を座らせたこと以外に関しては、
「俺はあんなことをせいとは
言わんかった」

と否定する。

選手のほとんどは間違いなく、
そういう指示はあったと
証言しているのだが…

十中八九、馬淵がそう命じたことは
間違いない。

それなのに馬淵は、
そのことを完全に忘れてしまっている。

おそらく、こういうことだ。

馬淵は常々話している。

「あの試合は自分の誇り」だと。

誇りとして留めておくには、

「潔さ」

が不可欠だった。

ただ潔さと、
こそこそとしたイメージを想起させる
偽装行為は反対色だ。

それゆえ過去に置き去りにされ、
今では完全に消え去ってしまった
のではないだろうか。

……………………………………………………

 

 

明徳の馬淵監督も勝利のために、
松井選手を歩かせたとは言え…

ストライクゾーンで勝負しに行っている。

本音はそんなふうに演出したかった
のかもしれません。

あからさまな敬遠はやはり、やりたくなかった。

これがあの事件の真実だったのです。

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:
:

税務の世界も同じです。

ストライクゾーンがどこなのか??

それをしっかり見極めましょう。

目先の節税のために、
ストライクゾーンから大きく外れた球を投げても、

その後の代償は大きいものがあります。

税務の世界は、
単なるマネーゲームではありません。

数字遊びではないのです。

 

 

同族関係者間での家賃や譲渡価額等の決定。

この論点が資産防衛のキモです。

それだけに専門性の高い判断が必要です。

法令・通達だけを知っているだけではダメ。

判例や裁決事例を十分に検討する。

これが必要不可欠です。

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

今週は水曜日から3日間、東京出張です。

いつものようにランニングシューズを持ち込み、

早朝は張り切って、皇居ランと行きたかったところですが…

只今、腰の状態がよくありません。

先月の東京、三重、博多、高知と移動がハードだったようで、

連日、整骨院に通い詰め。(汗)

というわけで、今回は皇居ランならぬ、皇居ウォーキング

となりました。

軽やかな足取りでランニングされているランナーに追い抜かれ、

その背中を羨ましく眺めながら…(汗)

腰の状態を改善し、今度の東京出張時には正真正銘の

『皇居ラン』ができるように頑張ります。

暑さ厳しくなってまいりましたが、

今日も社長業を楽しみましょう!

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

今日から8月になりましたね。

最終的に出光と昭和シェルの経営統合は、
当初の構想の合併ではなく、『親子関係』となりました。

つまり出光は昭和シェルを『株式交換』

で完全子会社化することにしました。

株式交換は株式譲渡同様、買収した側とされた側で、

親会社と子会社という上下関係が生まれます。

複数法人を所有されていて、株主構成が複雑になっている

場合でも、『株式交換』の手法を使う。

それにより、持株会社化できるケースもあります。

 

 

▼株式交換

▼吸収合併

▼分社型分割

▼分割型分割

 

 

といった手法は組織再編税制とも言われます。

将来の事業承継を見据え、ホールディングス構想を

お持ちの場合、出光のケースを是非参考にして下さい。

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出光と昭和シェルの経営統合の結果、
来年4月の新社名は『出光興産』となることに決定。

私どもでは現在、オーナー経営者の資産管理会社の
設立運営の案件が急増中。

その際に資産管理会社の社名として人気が高いのは、

『●●興産』です。

この背景には、出光興産創業者の『出光佐三』

の影響力があるかもしれません。

一昨年映画化された百田尚樹氏の作品の

『海賊と呼ばれた男』の主人公のモデルとも言われます。

 

 

実は出光興産の創業家の資産管理会社も、

『日章興産』という社名です。

『日章』とは創業家の原点です。

そうです。あの昭和28年の『日章丸事件』。

当時の日本は戦後、英国や米国の占領下で、
独自のルートで石油を自由に輸入できず、

経済発展の足かせになっていました。

また、イランも英国の影響下にありました。

そこで、出光佐三氏は、
イラン国民の貧窮と日本の経済発展を憂慮し、
敢然と立ち上がります。

極秘裏にタンカー船(日章丸)を
イランに派遣。
国際法上の抜け穴を利用する形で、
イギリス海軍から隠れる形でイランに到着。

石油を積んだ日章丸はイランを出発し、
イギリスの海上封鎖を突破。

ついに、川崎港に到着します。

しかしこの行動が『イギリスに喧嘩を売った事件』

として日本で大きく報道されます。

イギリスの石油大手は積荷の所有権を主張。

出光を東京地裁に提訴し、
日本国政府に圧力をかけてきました。

しかし、出光佐三氏は東京地裁裁判長に
こう主張します。

………………………………………………

この問題は、
国際紛争を起こしておりますが、

私としては日本国民の一人として、
俯仰天地に愧じない行動をもって
終始することをお誓いいたします。

………………………………………………

上記フレーズの中にある『俯仰天地に愧じない』

とは一体どんな意味か??

「天の神に対しても、地の神に対しても、

何ら恥ずべきところがない。」

こんな意味の言葉です。

この裁判では当時まだ中小企業だった
出光の勝訴が決定。

日本国民を大いに勇気づけたと言われます。

その後この日章丸事件が石油の自由貿易の起点に。

井上陽水の『少年時代』も凄いけど、
出光興産の『中小時代』も凄かった。

(笑)

当時の出光興産はまさに“小さな巨人”だったのです。

出光佐三氏はかつて、こうも語ったそうです。

………………………………………………

僕は「努めて難関を歩け」

ということを言ってきた。

イージーゴーイングをやって、

ここに来た人は、
ここまで難関を歩いてきた人と
一緒であるが、

この先にまだ難関がある。

その時には、もう登れない。

………………………………………………

資産防衛に無策なのは、ある意味イージーゴーイングです。

脳ミソに知恵を絞ることなく、戦略性を持つことなく、

自然体の受け身で税コストと付き合う。

こんな平坦な道を歩くのは、
経営者はある意味ラクでしょう。

顧問税理士もルーチン業務に終始すればよいだけなので、

我々もイージーゴーイングです。

しかし、これで真の資産防衛ができる??

そんなうまい話は世の中ありません。

ファミリーや組織を守るため、
努めて難関を歩いていくべし。

オーナー経営者には、そんな使命があります。

 

出光佐三氏母校の神戸大学には、
『出光佐三記念六甲台講堂』があるそうです。

このように現代においても、同氏の理念を

象徴した建造物が残っています。

出光佐三の創業理念よ、永遠に。

そんな思いを抱きながら…

出光のガソリンスタンドに
愛車の給油に行きたいと思います。

岩佐の愛車って、ベンツ? BMW?

私(岩佐)には外車に乗る甲斐性は
ありませんので、ご安心を。(笑)

今日も社長業を楽しみましょう。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。

もうすぐ8月になりましたね。

夏の名曲と言えば『少年時代』です。1990年に発表。

井上陽水氏の最大のヒット曲。

そんなふうに称されています。

この中でこんな歌詞があります。

 

 

「夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう

8月は夢花火 私の心は夏模様♪」

 

 

この曲は多くの歌手がカバーしています。

▼美川憲一

▼岩崎宏美

▼宇多田ヒカル

▼夏川りみ

▼柴咲コウ

▼忌野清志郎

▼デーモン

▼秦基博

▼佐藤竹善

▼中西保志

▼島谷ひとみ

などなど。

これだけ多くの歌手に唄われるとは…Great!!

「8月は夢花火 私の心は夏模様♪」

と口ずさみながら、
8月を乗り切りたいところですが…

ちょっと待った!!

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まもなく8月が始まるに際し、
7月をおさらいしておきましょう。

経営者として絶対に押さえておきたい
7月の経済トピックとは??

 

 

▼出光興産・昭和シェル合併

 

 

このニュースがなぜ、大事なの??

どうせ大手企業の話でしょ。

自分達には何の関係もないのでは??

そう思うなかれ。(笑)

経営者にとって色んな学びが得られます。

 

去る7月10日、
出光興産と昭和シェル石油の経営統合発表。

これは何と!

基本合意から3年の歳月を経ていました。

なぜ、正式決定までそんなに時間を要したのか??

背景に、創業家の反対があったからです。

7月は、出光と昭和シェルの経営統合の他、
注目すべき経済ニュースがありました。

それは、

▼アイリスオーヤマの社長交代

 

です。同社の2017年12月期の経営成績は、

▼売上高  1420億円

▼経常利益  136億円

▼実質無借金経営

と強固な財務体質を誇っています。

前社長は名経営者として名高い大山健太郎氏。

7月1日付で今回、長男の晃弘氏へ社長交代しました。

大山健太郎氏は今回の社長交代について、
こう語っています。

……………………………………………………

長男は入社して15年、
海外の責任者としてやってきた。

これから伸びる事業として、
次期社長に適任だ。

ただ正直に言うと、
20年前から息子を社長にしようと
考えていた。

オーナーは判断を下すスピードも速い。

大事なのは、
創業の理念が引き継がれること。

そのためには同族経営がいい。

……………………………………………………

アイリスオーヤマは敢えて、上場の道を歩んでいません。

不特定多数の一般投資家(株主)の
目を気にする必要は一切なし。

それゆえに、経営判断をスピーディーに行える。

仙台を本拠に見事な同族経営を展開されています。

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:

アイリスオーヤマとは対照的に、
出光の今回の経営統合の正式決定には、
3年もの月日が流れてしまいました。
スピーディーな経営判断だったとは、
とても言えません。

上場企業でありながらも影響力を持ち続ける。

そんな創業家の強い反対があったのです。

創業家が反対した理由は2つありました。

1つ目は、企業体質の問題。

大家族主義を社是に掲げてきた出光と、
7つの労組がある昭和シェル。

両社は水と油の体質で合併に多大な労力を要すること。

2つ目は、1953年の日章丸事件以来、
イランと親密関係を持つ出光が、

サウジアラビア国営資本の資本が入る
昭和シェルと合併することは、

両国の対立が深まる中、不適当であると考えること。

つまり反対理由はズバリ【創業理念と反する】

ということでした。

また、創業家はなぜ、法的に合併をストップできたのか?

それは【33%超の拒否権】の議決権を有していたからです。

合併の決議には【特別決議=3分の2以上の合意】

が必要です。

よって、33%超の議決権を有する創業家が反対すれば、

合併は正式決定できません。

これは経営者にとってブラックボックスになりがちな、

【株式保有割合=経営支配権】

の学びになります。

次の【3つの数字】は覚えておきましょう。

★3分の1(33%超)

★過半数(51%以上)

★3分の2以上(67%以上)

この3つはそれぞれ何を意味するのか?

以下を要チェックです。

 

 

▼3分の1(33%超)

⇒ 【拒否権】を発動OK

 

 

▼過半数(51%以上)

⇒ 【普通決議】の可決OK

(例)

*取締役・監査役の選任

*取締役の解任

*取締役・監査役の報酬の決定

*株主配当の決定(金銭による)

*決算書類の承認

 

 

▼3分の2以上(67%以上)

⇒ 【特別決議】の可決OK

(例)

*合併

*増資&減資

*会社分割

*株式交換・株式移転

*定款の変更

中小企業において一般的に株主分散はよくないと言われます。

株主分散により経営の重要な意思決定ができなくなり、
トラブルの元凶になるからです。

 

【田分け者 = たわけ者】

 

とも言われる所以です。

 

「後継者にある程度、
経営を任せても良いけど、

万一間違った方向に進んだ場合の
リスクヘッジはしておきたい。」

 

そんなケースの場合は【3分の1(33%超)】

を最低確保しておくべきです。

「こいつを後継者に完全に決めた。

全幅の信頼を置いている。

トラブルにならないように、
多くの株をできるだけ
持たせておきたい。」

 

そう考えるならば、最低でも【過半数(51%以上)】

を持たせなければなりません。

そして理想は【3分の2以上(67%以上)】

にすべきでしょう。

税金対策だけを考えれば、
過半数や3分の2以上どころか、

【100%(全株)】

を後継者に渡すのがベストになります。

ただこの考え方は【部分最適】にすぎません。

【全体最適】で最終判断して下さい。

 

 

また、

 

「創業者利益は確保していきたい。

自分の息子や娘は後を継がない。

次期社長は非同族だし、
次世代への負担は最小限にしたい。」
と考えるならば、【持株会社(ホールディングス)】

の形態がベストです。

こうすれば、『個人増税 vs 法人減税』

の今日の税制トレンドに乗れます。

次期社長はあくまで “雇われ社長”になりますから、

創業家の思いひとつで簡単に社長を解任に

することができます。

 

 

例えば、山本海苔店。1849年創業の長寿企業です。

『日本の海苔 海苔は山本』のキャッチは有名ですね。

東京日本橋の地で創業以来、今日まで運営されています。

日本橋は「火事と喧嘩は江戸の華」と言われる所です。

そんな地で、数度の火事や戦災により店舗を焼失。

そうした危機から這い上がり、『宮内省御用達』

となり、味附海苔も大ヒット。

そんな山本海苔店の不文律は何か??

 

 

『山本3家から、
1人ずつしか入社できない』

 

 

人数の制限は親族間の対立を防ぐうえで
重要であると考えていたからです。

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出光の場合、上場した以上、不特定多数の一般投資家

という株主の存在がありました。

よって、株主分散は宿命です。

しかし、創業家の影響力を残しておきたい。

そのために拒否権を発動できる3分の1超の株式

を保有していたのです。

結局、今回の出光の合併劇では、
どんな結末を迎えたのか??

創業家と対立する経営陣が財務基盤の強化を理由に

増資へ。

その結果、創業家の持株比率が一時期約26%に低下。

その後、創業家も株式を買い増しますが、
拒否権33%超までには遠く及ばず。

最後は創業家も賛成に回り、経営統合がようやく

決定しました。

後世で無用なトラブルを起こさない。

そのために、あなたの法人の経営方針に
マッチした株主構成にして下さい。

今月の出光の経営統合のニュースは事業承継のレッスン

になります。

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ代表の

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

昨日は三重県へ遠征し、百五銀行グループ主催のセミナー講師を

務めました。テーマは以下の通りです。

 

 

『強い会社の緊急財務対策セミナー

~ 稼ぐだけで経営基盤を増強できますか? ~』

 

 

今回はセミナー時間が10時から16:30までの終日でしたので、

今年度のTFPグループのご支援ノウハウの全体概要をすべて

お話しできました。

第1講座では、『人出不足時代の経営基盤増強法』として、

TFPグループの社労士部隊が現在推進中の今年度お勧め助成金

ベスト12を紹介。

第2講座では『どこに手を打てば、強い財務基盤ができるか?』

として、未来会計図表などを使いながら解説しました。

第3講座では『お金を残す社長の資産防衛術』を解説しました。

 

終日にわたり魂こめてお話したので、私としては完全燃焼

できました。帰路はさすがに疲れました。(笑)

35名のご参加を頂戴し、主催者にも集客は成功したと

喜んで頂きました。

三重の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

本日、先週の金曜日に開催された『全国経営者セミナー』登壇に

関し、日本経営合理化協会よりお礼状を頂戴しました。

牟田理事長直々より頂戴し、恐縮に存じます。

今週に入り、当日ご参加頂いた方々より全国各地からお問合せを

数多く頂いており、御礼申し上げます。

日本経営合理化協会の会員企業様は老舗の高収益企業の経営者が

多く、敬服の限りです。

本当にありがとうございました!

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先週金曜日の日本経営合理化協会主催の『第136回夏季 全国

経営者セミナー』での報告の続編です。

https://www.jmcatop.jp/seminar/latest.html

 

この大会は7月18日~20日の3日間開催されました。

松井秀喜氏(元読売巨人軍&ヤンキース主砲)と坂根正弘氏

(コマツ相談役)のビッグ対談が初日に行われました。

私(岩佐)の出番は、3日目の午後でした。

この時間帯は以下の4つの分科会となっており、ご参加の経営者が

自由に好きなテーマに参加できる形態になっていました。

 

▼オーナー経営者の資産防衛

▼本田宗一郎氏伝説

▼採用ブランディング

▼訪日外国人ビジネス

 

事前アンケートでも当日の参加においても、一番人気だった

のが、光栄にも私(岩佐)が担当した『オーナー経営者の資産

防衛』のテーマでした。

続々と私(岩佐)の講演会場に多くの経営者の方々に詰めかけて

頂きました。

 

会場入口のCD教材『お金を残す社長の資産防衛の新常識』(日本

経営合理化協会より5月24日発刊)の視認効果は抜群だったようで、

事務局の皆様に感謝!

 

講演終了後も多くの方々が私(岩佐)との名刺交換にお越し頂き、

簡単なご質問に対応させて頂きました。

 

そして、講師控室に戻り、私(岩佐)の講演の司会進行を

務めて頂きましたスタッフの方に講師用の撮影ブース(?)

で写真を撮って頂きました。

(笑)

 

私(岩佐)も税理士登録20年超で累計1000回近いセミナー講演

を務めてきましたが、これほど品格あふれる最高の舞台は過去に

ありませんでした。

帰り際に日本経営合理化協会理事長の牟田太陽氏ともご挨拶が

できました。

理事長にご就任前に上梓された『後継者という生き方』は、

間違いなく名著です。二代目必読書でしょう。

当日会場にお越し頂きました経営者の皆様に改めて

御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。